可愛いな〜! 2月19日 出会ってまだ数十時間にしかならないのに、ティンクルは全身で私に甘えてくる。限度を知らないので叱ってクールダウンさせるが、内心嬉しくてたまらない。外に出たら、仕事きっちり。指導員が後から付いてきてるのに、振り向くことをせず、一身に私を見上げ、言葉を聞こうとしている。 ノエルと出会って間もない頃、彼女は、私と歩くのをいやがって座り込み、ときどき訓練をボイコットした。私自身ハーネスの扱い一つろくにできなくて、歩きもたどたどしく、ノエルにしてみれば、大好きな指導員から無理やりこんな変なやつと歩かされ、さぞ面白くなかったのだろう。そんなノエルでも、卒業する頃には、すっかり私にべったりになってしまっていたのだ。さて、この子はどんな風になるのかな? 仕事が良くできたとき、グッドグッドとを褒めてあげたら、ペターッて嬉耳になって、サヤサヤサヤって尻尾振る。もーお、可愛過ぎ!! ここに来て始めて、ティンクルのブラッシングをした。 ブラシをかける場所は犬舎の中央部。部屋の壁沿いにグルリと、2段重ねのケージが並んでて、何十頭ものアイメイトのたまごたちが、ブラシをかけてもらう先輩を羨ましそうに見つめてる。 その中に、かなり大きな声を出して、くーんくーんとか、ぴーぴーとか鳴き出す子がいる。そういうのはだいたい、育ててくださったお宅からここに帰ってきて間もない子たちのようで、何だか悲しそうな響きの声でずっと鳴き続けている。本当に悲しいんだろうな。可愛がられて1年暮らしたのに、なんでこんなちっちゃなところに入れられちゃったのかなぁ?パパは?ママは?お兄ちゃんやお姉ちゃんは?おうちに帰りたいよ〜ーってね。 頑張れ新入ワン子たち!君たちにもすてきな未来が待ってるよ。君はまだ知らない誰かを幸せにするよ。 ノエルも、この子も、こんな風にして私のところに来てくれたんだよね?! 病院に行ったので、ティンクルを指導員に預けて出かけた(訓練犬はつれていけないから)。 離れていた時間は約6時間。帰ってきてリードを受け取ると、うれしそうに側に来た。ハウスの中で体をくねくねして、尻尾をパタパタさせてる。こんなに帰りを待っててくれるとは、本当に嬉しいよ! 次へ 「こんにちは、ティンクル」のトップへ トップページへ |