お山巡りのみち

  栃木県  第24番

距 離  3,4km

起 点  足尾町庚申山荘

終 点  足尾町猿田彦神社跡

出発日  平成22年7月19日

所要時間 約3時間
 
 このコースは、第23番から引き続いて歩きました。改めてこのコースを歩くためには、また、23番の初めから歩かなければならないからです。23番から帰るためには交通がないために、また同じ道を引き返さなければなりません。無理をしないため、疲れたときは、途中で引き返すことも考えていました。このときはどうやら大丈夫そうだったため、思い切って行くこととしました。しかし、予告された通り、厳しい道のりでした。鎖場があったのは、目印になりかえって好都合でした。問題は表示がほとんど見当たらず、不安を感じながら歩いたことでした。そして、もう一つは大変コースが荒れていたことでした。ほとんど歩く人は見当たらないような雰囲気のコースで、歩く場所もせまく、不安定でした。
 そして、かつて経験したことのないような危険な目にあってしまいました。というのは、地面が削れていた部分が下から生えている雑草に埋もれてわからず、そこに足を取られてしまったのです。一瞬しまったと思いながら転倒し落下しないよう必死に傾斜地にしがみつき、やっとの思いで起きあがったのでした。下を見ると、たとえ落ちても、何十メートルも落ちてしまうようながけではありませんでしたが、転倒して骨折などという目にあう可能性はありました。そのときは、次に通るかもしれない人のことを考え、雑草を取り除くことぐらいしか出来ませんでしたが、何とも腑に落ちない経験でした。栃木県では今年、コースを増やしたと聞いています。しかし、以前からのコースももう一度点検していただくよう切にお願いしたいと思います。

   
   
   
   
   
   

表示がバラバラ、こんな場所もいただけません。
   
   
   
   
   
   
 
      庚申山頂上の標識(写真右)
 庚申山は、「関東ふれあいのみち」を通じて最も標高の
高い地点(1901m)です。まさに、「関東ふれあいのみち」
のクライマックスと呼べるコースと言えます。
 まん前に見える皇海山は、カメラを向ける度に雲が取れて
いきました。
 庚申山は、江戸時代から人々が崇めながら登った山であ
ったとのこと。その人々と思いを共有したような気分でした。
労力も多かった分、大変印象深い思い出の地となりました。