駄話・18年02月分

18`02/19(月) -21:53-

先日、
WinDUNGEON LORDS 日本語版」をクリアしました。

パッと見はオープンワールド系アクションRPG

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簡単な内容説明

現在のオープンワールド系アクションRPGの先駆け的作品。

偉大な魔術師ガルドリンが、野心的な魔術師ボルガの手によって、
悪魔の王国に封印されてしまう。
ガルドリンの後ろ盾を失ったデヴィンモア王は、侵略者
バローリムとの和平の為、エロウィン姫を差し出す決意をする。
しかし、心に決めた人のいるエロウィン姫は、
その日の内に城を出てしまい、デヴィンモア王は窮地に陥る。

そんな情勢の中、1人の若者がデヴィンモア王の居城がある、
ファー
ローブへとやって来る。
それが、この事態を大きく動かし、
大いなる悪もまた蠢き始めるのであった……

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と言う事で、私の大好きな、キャラメイクが出来てキャラ育成が楽しいアクションRPGです。
オープンワールド系アクションRPGの面白いゲームを探している時に見付けて、少し古いのでヤフオク!でそこそこの値で購入。
最初、
Win.10ではちゃんと起動してセーブも出来るけど、ロードに失敗するので悪戦苦闘しました。
まぁ、互換モードで起動したら、普通に遊べたんですが(^^;

さて、内容の方ですが、
オープンワールド系アクションRPGがやりたくて選びましたが、実際にはまだオープンワールド系になっていない段階です。
その狭さ、自由度の低さ、各種項目の未完成度から、
箱庭系ハック&スラッシュと呼ぶのが妥当かな、と。
ただ、それまでの主流であった
バードビュー、所謂DIABLOタイプの画面ではなく、現在のオープンワールド系アクションRPGの主流であるTPS、キャラの背面から見た様な画面であり、オープンワールド系の先駆者的存在なのかな、と思います。

では、何が大きく
オープンワールド系とは違うかと言うと、まずはMapの狭さ。
中心であるファーローブから、西と南へ広がっていて、それぞれの地域はファーローブを介さないと行き来出来ません。
それでいて、途中ファーローブへの出入りが禁じられたりして、シナリオ進行的に自由度がありません。

そして、メインクエスト以外にもサブクエストがあるものの、あくまでも各ギルド用のサブクエストであって、基本的にはメインクエストしかないとも言えます。
加えて、クエストロはあるものの、ある程度進行するとクエスト途中でも記載がなくなったり、クエスト目標を示してはくれなかったり、ワープは特定の施設間で行われるだけでファストトラベル的なものもありません。
そう言ったあれやこれやが、見た目
オープンワールド系アクションRPGでありながら、そうとは言えない内容になっています。

それから、ほぼメインクエストしかないからほぼ一本道シナリオなんですが、そのシナリオも面白くはないですね(^^;
内容もさる事ながら、洋ゲーらしく演出が淡白。
日本のゲームだと、複数のキャラを介して会話でストーリィが展開したりしますが、特定のキャラにだらだらと必要な事を一気に喋らせてストーリィが進行します(^^;
まぁ、
ハクスラとして考えれば、それで良いのかも知れませんが、ストーリィが面白い方がさらにゲーム自体が面白くなると思うんですがねぇ。

アクションRPGとしては中々良く出来ていて、レベルアップ用の経験値と、各種能力値やスキルを成長させる成長値が別々に分かれているのが独特ですが、実際に遊ぶ分には複雑な事もなく、至って普通の、しかし面白い成長システムとなっています。
まぁ、こちらも完成度となるといまいちで、魔法の使用がMP制ではなく回数のストック制なんですが、リチャージに掛かる時間がかなり長いので、魔法を連発するのは難しい。
MP回復みたいな要素があれば良かったんですが、精々高Lv.スキルにチャージ時間短縮があるだけで、それを取得しても連発出来るほど早くはなりません。
だから、1キャラ目は専業魔法使いを目指していたんですが、早々に魔法戦士への鞍替えが必要になりました(^^;

他には、アーマー値が上がってもダメージが0になるタイプではないので、アーマー値の実効性が薄いから重装戦士も弱いし、回避であるパリー値を上げる方が有効だけど絶対じゃないし一番上がらない能力値なので、回避優先の盗賊系なんてのも難しい。
それと、ダメージボーナスが近接攻撃にしか適用されないから飛び道具が弱く、終盤の飛行系の敵がウザすぎる。
と言った具合で、色々なパターンの成長は可能だが、強くなろうとすると方向性は似通ってしまうんですよね。
個人的には、二刀流、サブとして一応飛び道具と出来れば攻撃魔法、回避重視と言うのが、最強への近道だろうな、と。
まぁ、そこまで徹底して強くならなくてもクリア出来るし、Lv.20前後でクリアしちゃうから、そんなに突き詰めて成長させる事も出来ないんですけどね。

あと、古い洋ゲーらしい理不尽なところも少々(^^;
メインクエストを進める為に、シーフ(と言うか侍、忍者)ギルドのサブクエストをクリアしなければいけなかったり、ダンジョンの仕掛けも1箇所、どうしても判らないから仕方なく攻略情報を参照したけど、答えを知っても納得出来なかったり(-ω-)
全体的に、不親切で説明不足な、古典的なゲームでもありました(^Д^;

てな感じで、残念ながら手放しで褒められるほど良く出来てはいなかったんですが、結局4キャラ作って4周遊んじゃいました(^∀^;
それだけ、キャラ育成自体は楽しいゲームでした。
まぁ、サブクエスト豊富な
オープンワールド系ではない分、1周に掛かる時間も短かったから、同じ4キャラ分遊んだとは言え「Kingdoms of Amalur:Reckoning)」ほど面白くはないけどね(^^;
それでも、粗削りながら独特の魅力はあって、自分みたいに専業魔法使いがやりたい、なんて方向性にこだわりがなければ、充分遊べる作品です。

あと、自分が購入したのは
パッケージの日本語版で、ゲームのバージョンは1.4v.
このゲーム、続編こそ出ていませんが、その後もバージョンアップを繰り返していて、現在
Steam Editionが最新かな?
自分が遊んだ1.4vでは、手に入らない魔法や入れない場所などもあったので、最新版ではかなりの改善が成されているかも知れません。
まぁ、
Steamは高額レンタルみたいなもんだし、有志による日本語化は出来る様ですが公式な日本語版はないので、自分が遊ぶ事はないでしょうが、もし興味を持ってそれらに抵抗を覚えない向きには、Steam Editionが宜しいかと。
これだけバージョンアップを繰り返しながら存続しているだけの、価値はあると思いますよ。


個人的評価
★★★☆☆(3/5)





18`02/07(水) -22:07-

先日、
Xbox 360サイコブレイク」をクリアしました。

シネスコサイズが狭すぎる(-'-)

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簡単な内容説明

バイオハザードのクリエイター三上真司が送る、新作ホラーゲーム。

刑事のセバスチャンは、2人の同僚と大量殺人の現場へと赴く。
監視カメラの映像を確認すると、そこには急に現れた謎の人物が、
次々と警官を殺害する場面が。
そして、気付くと背後にその男が……

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と言う事で、当時「どうせDLCでネット必須になって行くんだからPC版を買おう」と思っていたら、いつの間にかプラットフォームからPCが消えて、発売後の評価も芳しくなかった事から、結局遊ばず仕舞いだった本作をようやく遊びました。
箱○はネット未接続なので、当然今回も本編だけ。
まぁ、あんまり面白いゲームではなかったので、ネット接続してあっても追加シナリオを遊んだかは疑問ですが(^Д^;

内容の方ですが、
ビハインドビューガンシューティンで、バイオ同様サバイバルホラーな感じですが、個人的に雰囲気は「サイレントヒル2」っぽいと思いました。
ゲーム性としては、
ビハインドビューガンシューと言う事で、バイオ4っぽい感じです。
チャプター制で、ステージが頻繁に切り替わるので繋がりは希薄。
その意味では、
バイオ5以降に近いか。
設定として、舞台は現実世界ではないので、妄想から生まれた様なグロめの容姿の、様々なクリーチャーが敵として登場します。

さて、最初にあんまり面白くなかったと書きましたが、基本的には良く出来ています。
そこは、
バイオを作り続けて来たノウハウがありますからね。
押さえるべき所は押さえてあります。
決定的に自分の好みに合わなかった点が2つあるので、微妙な評価なんです。

まず、1点目。
それは、
ビハインドビュー画面です。
いえね、それ自体は、
バイオ4以降むしろ好きな要素です。
ただ、本作のそれは他に類を見ない仕様で、上下に黒い枠、所謂シネスコサイズのままゲームをプレイするのです(-ω-)
その所為で、見える範囲の狭い事、狭い事。
その上、
ビハインドビューのキャラとカメラの相対位も固定されておらず、場面次第ではキャラの背中でより見づらくなると言う(^Д^;
最初は慣れなかったし、慣れても最後まで納得行きませんでしたね。
ムービー中がシネスコって言うのは普通ですが、ゲーム自体をシネスコでって言うのは、いくら何でもやりすぎ。
動画の場合、必要なカメラワークをクリエイター側が指定出来るけど、ゲームではプレイヤーが操作するんだからな。
そんなに映画が好きなら、ゲームじゃなくて映画でも作れや。
ゲームである以上、ちゃんと遊ぶ人間の事を考えろ。

そして、致命傷である2点目。
それは、無茶な難易度です。
このゲーム、最初に選べる難易度が、他のゲームで言うところのNORMALであるSURVIVALと、他のゲームで言うところのEASYであるCASUALの2つ。
自分は、クリエイターサイドが考える適正難易度たるNORMALで遊ぶのが基本で、余程ハマッてさらにやり応えが欲しいと思った時のみ、高い難易度に挑戦します。
難易度を下げて遊ぶ事は、滅多にありません。
ですから、今回も普通にSURVIVALで始めましたが……多分他のゲームで言うところのVERY HARDだろ、これorz

とにかく、即死が多すぎる。
初見殺しはともかく、ボス系だけでなく雑魚も即死攻撃持っている奴ばかりだし、そもそもHP低すぎて普通の攻撃受けただけで死に掛けるし、だからと言って強力な武器がある訳ではなく弾薬も少ない。
それだけ死にやすい設定でありながら、緊急回避やバックステップの様なアクションもなし。
敵が強いだけならまだしも、PCが弱すぎる所為で、ネタが判っても何度も死ぬので、初めてQTEの方が操作が明確な分マシ、と思いました(-ω-)

いえね、難易度が高いのが駄目な訳じゃないんです。
ダークソウルU)」だって、難易度の高さ自体はゲームの楽しさになっていました。
では、本作の何が駄目なのか。
それは、敵は強いがPCは弱い事です。
どんなに敵が強くても、PCに対抗策、能力値であったり、武器であったり、プレイヤーのテクニックだったり、それらを駆使して乗り越えられれば、それはやり応えとなります。
本作では、PCの能力値も、武器も、アクション性も不足しています。
特に、
FPSではなくビハインドビューなのだから、回避系アクションは何かしら用意すべきでした。

その証拠に、スキルが上がり武器も弾薬も揃った2周目は、それなりに楽しかったです(^^;
相変わらず即死攻撃の多さには辟易し、まだQTEの方がマシ、と嫌気も差しましたが、スキルを成長させて行くのはやっぱり楽しい。
相変わらず画面が狭くて探索しづらかったが、1周目では倒せなかった敵を倒せるのは嬉しい。
本当、2周目が1周目だったら、普通に面白いゲームだったのに(^Д^;

あとは、ただでさえ難易度設定が異常なのに、難易度を跨いで引き継ぎする事が出来ないので(難易度を下げる事は可能)、さらに高い難易度へはゼロから再挑戦しなければならないと言う……誰がやるかっヽ(`Д´)ノ
もうね、シネスコのままプレイさせる事と言い、無茶な難易度設定と言い、これ絶対自分で遊んでいないよね、
三上真司(-'-)
どうしてこう、実績を積んで世間に認められて大御所になった人間って、初心を忘れちゃうんだろう。
遊ぶ人間の事を考えてさえいれば、こんなにバランスの悪い仕上がりになんてならないだろうに。
やっぱり、周りに「NO」と言える人間がいなくなっちゃうんだろうな。
もう、
三上真司には面白いゲームは作れないんだろう(「ヴァンキッシュ()」もあんまり面白くなかったし(-ω-))。
堀井雄二の様に、いつまでもユーザー視点を持ち続けられる人ってのは、中々いないもんですねぇ。

あ、それから、個人的にシナリオも嫌いですね。
最後に、同僚の1人
キッドマンが登場するシーンが挟まるんですが、その所為で本当に事件が解決したのか曖昧になって、もやっとした気分にさせられます(-ω-)
一応、追加シナリオで
キッドマン視点の物語が語られるそうですが、本編だけで完結していないって事なのかな?
けどな、本編自体が面白くなければ、わざわざ追加シナリオなんてやる気にならんぞ。
ま、俺は遊びたくても遊べんが(^^;

と言う訳で、評判が芳しくなかったのは、あの
バイオ三上真司作品としては凡庸、とかそう言う意味かと思っていましたが、実際にはあんまり褒められた内容ではない所為でした(^Д^;
まぁ、それでも、狂ったバランス(そう言えば、「ヴァンキュシュ」もそうだったな(^^;)がネックなので、もしかしたらCASUALで遊べばそこまで非道くはないのかも?
とは言え、同種の雰囲気を味わいたいなら「
サイレントヒル2」を、同種のゲーム性を楽しみたいならバイオ4を遊ぶべき(^^;
この手のゲームをあんまりプレイしていないが興味はある、と言う人は、本作よりもっと面白いゲームをやった方が良い。
逆に、この手のゲームをたくさん遊んでいるユーザーが、その1本として手を出してみるのはOkかな。
事前に、難易度バランスの悪い死にゲー、と知った上で挑戦するなら、ベースは悪くないから充分楽しめるかも知れません。
その場合、もちろん自己責任で。
俺は、もう二度と遊びません(^Д^;



個人的評価
★★★☆☆(3/5)


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