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王家〜東京楽日

 11月3日、「王家に捧ぐ歌」千秋楽公演に行って来ました。 新劇場になってから千秋楽のチケットは入手できなくなったので、当日券も昼の部となります。 7時40分頃劇場に着きましたが、流石にかなりの人数が並んでいます。 ざっと数えて座席券は無理だと判断しましたが、立ち見なら余裕を持って購入できる状況です。 早起きして(と言うより徹夜になってしまいましたが)良かったと思いましたが、 その後来た人は余りいないようで、9時頃来ても買えた人がいたようです。 しかし折角来ても観られないのでは何にもなりませんから、 確実を期す為にはやはり早く来る必要があります。 販売窓口に近付いた頃、窓口のお姉さんとなにやら交渉している外人さんがいました。 どうやら観劇したかったらしいのですが、係員に売り切れを告げられてがっかりしていました。 外国では当日券がもっと取り易いのかも知れませんね。 なお次回の雪組公演、A席B席はかなり余裕がありました。

 公演自体はいつも通りでしたが、唯一人しつこい女官が出現! 2幕2場でアムネリスに追い払われる女官たちですが、ラダメスの側を離れようとしない女官が1名。 他の女官たちに無理矢理手を引っ張られ、名残惜しげに投げキッスをしながら去って行きました。
 2階席の高い位置からはオケボックスの中が良く見えますが、乗りに乗っているお姉さんを発見! キーボードのお姉さんは伴奏担当なのか、かなり余裕があるように見受けられました。 銀橋を誰かが渡る度に、演奏しながら通る生徒さんを見上げていました。 圧巻はこれも2幕2場で、拳を振り上げながら歌って演奏もしていました。 他の楽器ではこんなまねは出来ませんから、キーボードの特権かもしれません。 銀橋に関して言えば、オケボックスの中はSSS席みたいなものですね。

 観劇後は近くの日比谷図書館へ行き、イラストの仕上げをやることとなりました。 金ピカ衣装のファラオの肖像画が進まないので、急遽アムネリス将軍に変更と相成りました。 徹夜で描いてはみたのですが、やはり1日では未完成、最後の仕上げが残ってしまいました。 不満足ながらも出の時間までに何とか形を整え、檀ちゃんに渡すことが出来ました。 陰影を付ける等の作業が出来なかったので、平面的な絵になってしまいましたが、 パソコン用に修正し、近日中に木陰ギャラリーに載せられると思います。

 今回は退団者がいたためか、夜の部の終了はかなり遅めでした。 それでも休日だったので、かなりの人が出待ちの人垣を作っていました。 最初に出てくるのは2名の退団者ですが、一斉に「可愛〜い」と言う声が・・・ それにしても隣にいた高校生と思しき2人連れ、今は年長者にも「可愛〜い」と言う時代なんですね。
 退団者の後は、これはびっくり檀ちゃんが最初に出てきました。いつもは遅いのに! 隣りの2人連れも含め、またもや一斉に「可愛〜い」の声が・・・でも何だか早足だったなあ。 次が湖月さんだったでしょうか。シャンテ側の人垣の前を大股で通り過ぎて行きました。 長いコートが風をはらんでいましたから、正しく「颯爽」と言う表現がぴったりの歩き方でした。 楽団の方々も集団で出てきましたが、盛んに声援を受けていました。 演奏量も多いので東京公演では心配していましたが、皆さん本当に良くやってくれたと思います。 乗ってるキーボードのお姉さんはと言えば・・・やっぱりルンルン気分で去って行きました。 箙さんや汐美さんも楽しませてくれましたが、サービス満点だったのはやはりアイーダ。 ピンクの上下で派手な洋服も目立ちましたが、時々雨が落ちてくる状況の下、街路樹に手を掛けて・・・ そう、「雨に唄えば」のあのポーズですね。 向かい側のファンクラブの集団は勿論、一般の人からも歓声が上がっていました。
 多少雨に降られたとはいえ、風も無く暖かな夜でした。

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