糺の森
中国公演、そして全国ツアー「蝶・恋」の中で霧音と雪若が「胡蝶の舞」の
稽古をした「糺の森」。関西方面の方はご存知かと思いますが、「糺の森」は
京都市の下鴨神社に実在します。
下鴨神社には昔から七不思議が伝えられているそうですが、ちょっと気に
なったのは「何でも柊」です。何だかドラエモンの道具のような気もしますが、
この木の側に植えられた木は、どんな木でも葉がギサギサになってしまうのだ
そうです。
大劇場観劇の際、時間に余裕があったら一度訪れてみては如何でしょうか。
私もまだ行ったことがないので、この夏の「アムネリス」観劇を利用して訪れて
みようかと思っています。
(写真:月刊「茶の間」から)
「糺の森」現状
7月19日、星組観劇の前に訪れてみました。しかし「がっかりした」と言うのが
正直な感想です。
「史跡・糺の森」という立派な看板はありますが、自然の面影は殆ど感じられませんでした。
最初に驚いたのは、下鴨神社に続く広大な参道です。優に2車線取れる幅を持ち、
これだけでもう「胡蝶の舞」の荘厳な雰囲気は霧散してしまいました。
「糺の森」は細長い敷地なので、両側には民家が連なり、車の騒音も頻繁に聞こえてきます。
市街地にも比較的近いので、自然の状態を保つのは難しいのかもしれません。
昔の小川の跡が発掘され、現在整備中のようですが、遊歩道の計画は見られないようです。
もう一つ気になったのは、カラスがやたらに多く、野鳥の声が全く聞かれなかったこと。
大木はそれなりにありますが、鳥の住み着かない森は森とは言えないかもしれませんね。
朝か夕に訪れれば多少違うのかもしれませんが。
七不思議は幾つか残っていましたが、「何でも柊」はありませんでした。
わざわざ「糺の森」だけが目的で訪れるほどのものではないと思いますので、
時間に余裕があった時に立ち寄ってみたら良いかと思います。
なお上の写真で手前に見える森は公園で、「糺の森」はこの奥になります。
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