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 最後のお茶会(7月16日ホテルニューオータニ「おり鶴・麗の間」)

 檀ちゃん最後のお茶会会場はホテルニューオータニ、 東宝劇場からは遠く離れていると言うほどではありませんが、 今までのように劇場近辺と言うわけにもいかない距離です。 スタッフは否定していましたが、 やはり最後のお茶会なので「麗」の間を探して辿り着いたのではないかと思われます。
 当日は同ホテルで別の用事を済ませ、 時間が余ったので庭園を散策してみました。 二ューオータニは江戸城の外堀に面しており、 土塁の跡等を利用したのかと思いますが、小さな丘を利用して池から流れ落ちる滝を作ったり、 丘の上には茶店風の食事処が上手く配置されています。 庭園の裏側は外堀に繋がっていますが、その林に面した所には数匹の猫がいました。 皆虎毛なので兄弟かと思われますが、庭園に1匹だけいた雄猫は大きさと態度から判断して、 一群の猫を支配しているボス猫か親猫であると思われます。
 
 予定より少し遅れて入って来た檀ちゃんは薄い生地のワンピースで、 色は濃いベージュと言うのでしょうか、■■こんな感じ■■の色でした。 名前は何と言うのでしょうか、舞台衣装で良く用いられる、 光を反射させる小さな円盤が付いていましたが、色もドレスと同じできらきらと光ることはありませんでした。 髪は肩に大分かかるくらいの長さでしたが、全部地毛だったのかな・・・
 乾杯の後檀ちゃんが質問に答えると言うパターンはいつもと同じですが、 今回は早々と記念撮影に移りました。 撮影は隣接した部屋で行われ、大劇場でのお茶会と同様指定席にして撮影に要する時間を短縮していました。 一卓当りの人数を増やして卓数を減らしたのも、時間短縮には役立ったようです。
 前回の宝塚でのお茶会でもゲーム大会はありませんでしたが、 今回もゲームは飛ばして檀ちゃんからのプレゼント品の抽選会です。 今までは当選者にはその場で檀ちゃんが手渡していましたが、 今回はやはり時間節約のためと言うことで、お茶会終了後に渡すようにしていました。 私のいたテーブルは当選者無しでしたが、 何人もの当選者がいたテーブルもありました。 全体を見ても当選者の出るテーブルが偏っていた感は否めませんが、 あえて深くは追求しないことに致しましょう。
 色々と工夫を凝らして時間節約を図った成果もあり、 お茶会の殆どの時間は檀ちゃんの話に終始した感じです。 時間にすれば檀ちゃんだけで優に1時間以上しゃべっていましたから、 のどは大丈夫なのかと心配にもなりました。 後半は立ったままでずっとしゃべっていましたが、 双眼鏡で見た表情は大劇場の時よりも冷静になっている感じであり、 退団が間近に迫ったことにより、 かえって精神的に安定してきたのかもしれません。
 
 檀ちゃんのおしゃべりの時間は今までに無く長いものでしたが、 中にはスカイステージの特集番組で流されるものと共通しているものもあります。 色々なことを話したのでとても全部は覚えていませんが、 印象に残っているものを幾つか紹介しておきます。
 先ずはさよなら写真集に関してですが、これを見た妹さんの感想は、 「あっ、いつものお姉ちゃんだ」だったそうです。 衣装は舞台や撮影で使ったものであっても、 髪型が普段通りなので表情も私的な顔であったのかもしれません。 なお表紙から8頁目の写真(テーブルの下に潜った写真)を見たリュウ太は、 「ニャニャニャ〜ウニャウ〜ン」と言ったとか言わないとか・・・ と言うのは冗談なので読み流して下さいませ。
 檀ちゃんはファン時代が無いまま音楽学校に入りましたが、 入学してからは雪組の杜けあきさんのファンだったそうです。 そして初舞台が雪組の「この恋は雲の涯まで」だったので、 檀ちゃんは喜んで付き人(宝塚でもこう言うのかな?)のように早替りを手伝ったそうです。 ベテランの杜さんでも日本物の早替りは大変だったようで、 檀ちゃんは専ら足回りを中心に手伝っていたそうです。
 「王家〜」の場合には逆に檀ちゃんが下級生に早替りを手伝ってもらう立場になりましたが、 第8場蓮の花の場面から第10場のフィナーレに移る時は大変だったようです。 この時の衣装は自立出来るくらいしっかりとした構造になっているので、 普通に歩くのも大変なくらいですから段差があるともっと困難になります。 他の衣装なら上がっていたセリが下りきる前に走り出すことが出来ますが、 この衣装の場合には完全に舞台面と面一になるまで待たなければならなかったそうです。 時間的にも急がされた衣装ですが、金色の小片で足が傷だらけにもなったそうです。 見た目には豪華な衣装でしたが、裏ではそんな苦労もあったんですね。
 月組時代のお披露目公演、春の全国ツアー「うたかたの恋」千秋楽においては、 真琴さんのアドリブによって台本通りの「見つかってしまいましたわ」が出来なくなり、 隠れていたテーブルを持ち上げて歩き出したそうです。 会場は爆笑だったようですが、私はこの公演は見ていないので詳しい状況は知りません。
 他に公演の話で興味深かったのは、舞台上でコンタクトレンズが外れて苦労したと言う話でした。 激しい運動で外れることもありますが、舞台では涙を流す場面の方が外れ易いようですね。 「王家〜」のファラオが殺された場面でもコンタクトが外れてしまったそうで、 焦りながらもかろうじて立ち上がるまでに間に合わせ、 何も無かったような顔つきで振り向きざまに
 ええい、静まれ静まれ〜い、この紋所が・・・
ん???何か違ったかな・・・?
 
 まっ、何はともあれ元気そうなので安心しました。 暑い季節なので肉体的には疲れるかもしれませんが、 精神的には大劇場の時よりも安定しているように感じられました。

 卒業を
  控え舞台に 悔い無しか
   温和に語る 声も爽やか

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