叶千佳さんの突然の退団発表には驚かされましたが、
宝塚の生徒さんの場合、
最後の日にフェアウェルパーティーと言うのをやる方が多いのだそうですね。
2週間前に行われたお茶会に参加してその情報を知り、
一般の人間でも参加叶、じゃなくて可能と聞きました。
しかしフェアウェルパーティー?はて何じゃろな?
フェアリーメイルパスなら聞いたことがあるけれど・・・
と言うのが私の知識の実情でした。
ちなみにフェアリーメイルパスと言うのは、
アメリカンフットボールで時間切れ寸前の最後の攻撃で、
一発逆転を狙って投げるロングパスのことです。
日本流に言えば「神様お願い」パスと言ったところでしょうか。
家に帰ってからフェアウェルの意味を辞書で調べ、
ふむふむなるほどと思いました。
何しろ初めてのことなのでどんなことをするのか分かりませんでしたが、
檀ちゃんの時の予行演習(?)と思って参加することに決めました。
会費がお茶会より高いのでちょっと迷いましたが、
初めて参加したお茶会の抽選会で「ル・サンク」を貰っちゃったので・・・
そう、私は結構古い人間なので義理堅いのです。
名前も知らないくらいだから、
当然このようなパーティーへの参加は初めてです。
お茶会のようにご本人の登場で始まると言うのではなく、
出席者は三々五々集まってきて、
立食形式の会場で談話しながら千佳ちゃんの登場を待つと言う状況でした。
とは言っても私は知っている人はいないので、
ひたすら食べることに専念していましたが・・・
会場は奥に主賓のための壇があり、
手前に並べられたテーブルは全て自由席です。
早く来た人は千佳ちゃんに近いテーブルを占めると思いきや、
皆さん入口に近いテーブルから埋めて行きます。
どうもこの傾向は日本人の特性のような気がしますが、
後から来る人に良い席を残しておこうと言うのではなく、
ただ無難な席に着いておこうと言うだけのことかと思われます。
手持ち無沙汰なので私も何人かの人に話しかけてはみましたが、
会話が進まないので一番前中央のテーブルに陣取り、
会費の元を取ろうと(?)食べながら千佳ちゃんの登場を待つことにしました。
当日の司会は元月組の真山葉瑠さんでしたが、
先輩に司会をさせるなんてとんでもない奴だ、
と憤慨していましたが、勿論本心ではないでしょう。
真山さんは阪急交通の貸切公演でも司会をやっていましたし、
結構慣れているような印象を受けました。
やはり後輩が司会をする方が大変かと思います。
やがて登場した千佳ちゃんは袴姿で、
東宝劇場で見送りを受けた後、会場に直行したものと思われます。
しかしCSのニュースで見た千秋楽の映像とは、
髪飾りが違っていたように感じました。
千佳ちゃんが壇上に上がるとお決まりの乾杯、
そして千佳ちゃんの簡単な挨拶の後は自由歓談と言った感じです。
写真撮影は殆ど自由で、
千佳ちゃんは前のテーブルから話をしながら写真撮影に応じていますが、
組の仲間がやってくると壇上に戻り、
話を聞いて記念撮影を行います。
組子は同期生がまとまってやって来ますが、
人数の少ない期では複数の期でやってきます。
汐美さんと麻園さんは他の場所でやっているようで、
こちらの会場には来られない方もおりました。
檀ちゃんは終わり頃になって紫蘭ますみさんと2人で登場です。
楽日のチケットは昼の部も取れなかったので、
劇場前での出は見られませんでしたが、
お茶会で出席者からプレゼントされたコートを着ていました。
星組の生徒さんはテーブルの間を通って壇上に向かいますが、
ちょうど私の真横を通っていくので間近で見ることが出来ました。
偶然とは言え絶好の位置を占めたと密かに喜んでいたのですが、
檀ちゃんが入ってきた時は前の生徒さんが帰っていく最中で、
残念ながら檀ちゃんは衝突を避けるために1つ隣りの通路を通って行きました。
もう少し来るのが遅ければ帰っていく生徒と入れ替わりになったので、
他の人達と同じ様に私の側を通っていたはずなのですが・・・
最後は千佳ちゃんの親族が紹介され、
伯父に当たる方の挨拶で締めとなりました。
既に退団されてはいますが、
伯母に当たる方が宝塚の生徒さんだったそうです。
名前はちょっと思い出せないのですが、
『すみれ花歳月を重ねて〜宝塚歌劇90年史』には載っていることと思います。
このパーティーでは手紙の類は渡せないと聞いていたので、
お茶会で頂いた『ル・サンク』のお礼も兼ねて描いた右の絵と共に受付に預けておきました。
ショーの中では花売り娘の黄色いドレスも似合っていましたが、
フニクリフニクラの船上の場面では是非セーラー服姿の千佳嬢を見たかったもので・・・
マリー・ローランサン、いやいや千佳画伯には遠く及ばず、
今一つ不満の残る出来栄えとなってしまいましたが、
気に入って下されば幸いなのですが・・・
なお納豆はどこに描いたら良いか分からないので、
代わりにプリンを乗せておきました。
注)納豆の話は私も良く知らないのですが、
前のお茶会で千佳画伯は納豆の絵が得意と聞きましたもので・・・
因みに千佳ちゃんのお茶会は小ぢんまりとしたもので、
赤いサンタクロースの服装をした千佳ちゃんが各テーブルに行き、
1分間ほどでしたが会話をする時間もありました。
お茶会でも最後のパーティーでも、
「叶千佳」は本当に良く笑うお嬢さんです。