貴妃酔酒

 私はあまり好きになれない場面なのですが、 京劇では人気のある場面だそうで、 檀ちゃんもお気に入りと言うことで『貴妃酔酒』を描いてみました。

 今までの絵に比べると顔の部分が小さく、 目を描く苦労がなくなった反面、檀ちゃんらしく見えるか心配でした。 鼻の下がちょっと長くなってしまった気がするのですが、 色鉛筆の絵は修正が効きません。
 衣装は陰影をつけて立体感を出す必要がありますが、 これは見本の写真を忠実に再現することになりますが、 手間がかかるのでかなり手を抜いてしまいました。
 髪飾りを描くのも非常に根気の要る作業ですが、 それ以上に困ったのは髪型です。 一体この頭はどうなっているのでしょう。 スキャナで取り込んだこの画像では良く分かりませんが、 鉛筆を走らせる方向を変えるだけで髪の感じは大分違ってきます。 原画を良く見るとおかしな髪型になっているかもしれません。
 酒盃は金粉を塗りこめてあるのでしょうけれど、 金色の色鉛筆を使っただけでは金の感じが出せません。 アムネリスでは金の衣装を描いてて行き詰ってしまったのですが、 この『貴妃酔酒』では盃だけなので、何とか誤魔化せたものと思っています。

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