減反政策で至る所に休耕田があるものの、
群馬県では大きな災害も無く稲が実っている。
時々すずめの群れを見かけるが精々2〜30羽に過ぎず、
昔のような大群は見られない。
 
すずめを防ぐ手段としては案山子が良く知られているが、
より効果的なのは一面に網を張る方法であり、
光を反射するテープも風で動くので有効だったようである。
確実に追い払えるのは大きな音を出す空砲だが、
共同で使用していたからかなり高価な品物だったのだろう。
カーバイドに水をかけてアセチレンガスを発生させ、
そのガスを爆発させて音を出す仕組みになっていた。
 
現在ではそんな苦労も昔話であり、
収穫の増加よりも労力の軽減の方が重視されている。
尤もすずめの数が大幅に減っているので、
食害自体が大きな脅威とはなっていないのかもしれない。
すずめの群れも懐かしいものになってしまったようだ。

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