群馬県地方の水田は二毛作が主流であり、
この季節になると麦も元気を出しつつある。
全盛期に比べると麦作はかなり減っており、
他の作物の植え付けもかなり見られるようになった。
麦にしろ他の作物にしろ収穫はまだ先の話だが、
最近は一年中収穫出来るものもある。
空缶やペットボトルの空容器が取れるのだが、
収穫は出来ても収入には繋がらないようである。
しかしそれらの種蒔をしている姿を見たことはないし、
どこで種を売っているのかも知らない。
あるいは風に乗って種が飛んで来たのかもしれないが、
最近では農道も舗装が進んでおり、
自動車の増加に連れて空缶も増えているので、
どうやらその辺に原因がありそうな気がする。
空缶の増加に反比例するかのように、
麦畑で子育てする雲雀の姿は見られなくなり、
さえずりさえも聴くことが出来なくなってきた。