9期鈴木のまったくのかってな創りごと
『2006年 後期打ち上げ』異聞
2006年12月30日(土曜日) : 藤沢
平成18年、SDCは創立40年をむかえていた。
前年より、40周年の記念行事を「やるのか?やらないのか?」、また「誰が仕切るのか?」思惑が飛び交うなか
ついにはとったとられたの抗争事件まで勃発していた。
これを憂慮したSDCOB会会長村岡は、SDC第9代部長永井を呼び寄せ、
抗争を終結させ、40周年記念行事を行なうよう指示した。
しかし、国内外にちらばる299人の構成員をまとめるのは難しく、
いつしか平成18年も暮れようとしていたのであった。
難題を抱え苦慮する第9代部長永井
このままでは年が明けてしまう。なんとかメドだけでもたてておかなくては。
苦慮する永井に、藤沢で学生達が「後期打ち上げ」をやるという情報が入ってきた。
港々のパチンコ屋を彷徨うあの男が現れるという。
40周年の仕切りを頼めるのはあの男しかいない。
そう、『オホーツクのヨネ』 改め 『ドラゴンよねた』その人だ。
うっかり「よねだ」などと声をかけようものならその瞬間、血飛沫が舞うやっかいな相手だ。
濁ってはいけないのだ。 「よねた」なのだ。
『オホーツクのヨネ』 改め 『ドラゴンよねた』
自称50才、実年齢52才。
12月30日、往年の『早撃ちサム』こと永井も寄る年波には勝てず、
『ドラゴン』相手に単身丸腰で木更津から藤沢に乗り込むのは危険すぎると考慮し、
会場に同期の『湘南安藤』を潜伏させておくのを忘れなかった。
潜伏するヒットマン『湘南安藤』
両雄が藤沢で会う?
SDCの武闘派と呼ばれ、港湾土木系プロダイバーの二人が会ってまともに話しがつくわけはない。
学生達の身に危険があってはいけないと、
光学器械系ダイバー26期 『いのんのとりい』 と 海洋調査系ダイバー25期 『沖のふくなが』 が駆けつけた。
「ふッ、大人げないマネはしないでしょ」 「いやぁ、こじれるとこじれるんちゃうか」
『いのんのとりい』 と 『沖のふくなが』
一方、『ドラゴン』は一輪の花を呼び寄せ、色仕掛けで永井をたぶらかそうとする作戦にでていた。
「えッ?流血騒ぎないの?」
役者はそろった。 2006年後期打ち上げは無事終るのであろうか?
つづく