マラウイ通信
2002年5月5日
「おじさんジャングルパークを行く」
Muri buanji
ご無沙汰です。
今週はLiwonde national parkへ親魚採集に行ってきました。
マラウイでは魚が食べつくされてまともに魚を捕ろうと思えば、ナショナルパークに行くしかありません。
なぜならパークの中は禁猟になっているからです。
それでも密漁が盛んで、密漁漁師を呼んで捕った魚を見てあまりの多さにびっくりしました。
ごらんのように雇った漁師を引っ張って現場に行ったのですが、これが密漁漁師を捕まえたように見えたみたいです。
われわれが漁師の魚を見ていると、なんとたくさんの漁師が草むらから出てきて逃げるわ逃げる。
ともあれ魚はあまり捕れなかったのですが、さあ帰ろうとすると向かい風が吹き出しました。
川とはいえ波が立ちだし、しぶきの嵐です。
恐ろしい事にここの水は充血吸虫に汚染されており、手や顔にかかったしぶきを拭くのに忙しい限りです。
また、波をよけるためできるだけ岸づたいに走るのですが、困ったことにカバがたむろしています。
後ろの漁師は腹立ち紛れにカバに石を投げるとものの見事にカバに当たり、モグラたたき状態でした。
そんなこんなでやっと出発地点に着いたのは、真っ暗になった6時でした。
結局この日は11時間ボートを運転し、顔は未だヒリヒリしてます。
とはいえ非常に有意義な1日でした。
かしこ。
つぎは、「マラウイ通信 飢餓編」です。