Her Majesty’s Ships

今さらながらですが、私は大のイギリスマニアです。今まで過去3回ほど、運良く英国に行く機会がありました。
その写真もご案内かたがた公開するつもりですが、ここでは英国で捉えたロイヤル・ネイビーをご覧いただきたく存じます。
いずれはまた、4回目の時も撮影を…って何時になることやら。


 1996年12月、初訪問時に撮影。

 テムズ河に架かるタワーブリッジを通過中の海軍小艦艇です。艦名

 は不明。写真では分かりにくいのですが、登舷礼を実施しています。
 
 なお、蛇足ですがよくこの「タワーブリッジ」と「ロンドンブリッジ」を混

 同した記述をお見受けしますのでご注意を。両者は全く別物です。

 …などとエラソーな事を言っている私も、実は長いこと間違えていま
 した…。


 
タワーブリッジのすぐそばに浮かんでいる軽巡洋艦ベルファスト。

 現在は戦争博物館の分館となっていまして、艦内には海軍関係のい

 ろいろな展示があります。

 ロンドン塔のすぐそばでもありますので、ご覧になられた方も多いの

 ではないでしょうか?。


 艦内の様子。ここは航海艦橋です。

 手前の椅子は艦長席、奥は司令官席です。
 

 「ベルファスト」艦尾よりタワーブリッジを臨みます。

 写真に収まっていませんが、左手にはかの倫敦塔が控えています。

 


 そしてこれが2003年夏に再訪した時の「ベルファスト」。

 主砲に角度が附けられて、ナカナカ趣が出ています。

 以前見学した時は、日本海軍関係の展示(マレー沖海戦です)も

 あったのですが、展示の変更があったのか、今回は見当たりませ

 んでした。


 2003年夏、ポーツマスの海軍基地にて撮影した英空母R04

 「アークロイヤル」。

 ポーツマスは英海軍の一大根拠地で日本に例えるとの呉や横須賀

 というところでしょうか。さて、その海軍基地に隣接して「ポーツマス・

 ドックヤード」という海軍の見学施設があります。この写真は、ここを

 訪れた際に撮影したものです。
 


 上に同じく、ポーツマス入港中の空母R05「インヴィンシブル」です。

 
ちなみにポーツマスまではロンドン・ウォータールー駅から電車で約

 1時間40分ほど。そしてここホーツマス・ドックヤードはポーツマス・

 シー駅から歩いて約10分くらい。

 しかし、訪れた際に空母2隻が入港中とは本当に大ラッキー!もう施設

 見学そっちのけで眺めてました。

 

 ポーツマスまでは上記のとおり、ロンドンから電車で約2時間弱で行くことが出来ます。
 私もそうでしたが、日帰りで悠々観光出来ますので、一度足を延ばしてみては如何でしょうか。
 ちなみに、ロンドンからのOne Day Return Ticket (日帰り限定往復切符)だと、ポーツマス
 まで二等料金で20ポンド60ペンスです。
 また、ポーツマスはコナン・ドイルが医院を開業し、暇にまかせてホームズ譚を書き始めたという、
 いわばシャーロッキアンにとっての聖地でもあります(笑)

 撮影禁止だったので画像はありませんが、ドックヤードには海軍博物館やアトラクション、また
 ネルソン提督の旗艦「ヴィクトリー」の展示などがあります。
 印象深かったのが、その「ヴィクトリー」艦内でのひとコマ。ある一角に大勢の人が群がっていた
 のですが、なんかやけに厳粛な雰囲気が漂っていました。で、なんとか人垣を抜けてそこを眺める
 と、たった一行  「Nelson died here」 … ネルソン提督が亡くなったその場所でした。
 その場の雰囲気から、今でも英国民から変わらぬ敬愛を捧げられている事を感じました。