『気 配』

「無駄な超能力を使うのはよせ」
背後に人の気配を感じて、キースは声を荒げた。
ウォンは不思議そうな声で応えた。
「別に使っておりませんが?」
「ふむ、足音を盗むのは習性か」
「お気に召さないのでしたら、あらためますが」
「いや、いい」
キースは頬を染めたまま振り返った。
「次はこちらが驚かせてやる。覚悟しておけ」


戻る


《サイキックフォース》パロディのページへ戻る


Written by Narihara Akira (2004.11)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~Narisama/