5/13(木)
直江津できたぐにと別れ、ほくほく線の快速ゆめぞらUに乗り換えます。
眠いです。きたぐにでぐっすり熟睡したというのに。
暑いし揺れるし、あの状況下で一度も目を覚まさなかったこと、しかも
起こされるまで大の字で動じなかったことに旅仲間は驚いていましたが、
鉄道にしろバスにしろ夜行慣れしているわたしには大した障害ではない
のです。
越後湯沢で朝食にする予定でしたが8時前では早過ぎたらしく、構内は
しーんとしていてすぐに開く気配すらありません。コンビニで調達した
おにぎりで済ませました。
上越線で南下します。水上でまた乗り換え。雨が次第に止んできました。
ここまで近付いてくると前橋工場へ出張気分に陥ってしまいます。
見慣れた緑とピンクのライン入りのクリームホワイトの車体。こっそり
ひなまつり電車と呼んでいるのは内緒です。
渋川からレンタカー。最初の立ち寄り湯は伊香保露天風呂。
源泉の横のこじんまりとした温泉です。平日だからか人の姿もまばらで
寝台車で固くなった体を思いっきり伸ばしました。
焼きまんじゅうや湯の花饅頭の誘惑には涙ながらに耐えました。だって
水沢うどんが待っているのですから。
"田丸屋"着。正午前に入店したときには空いていた店内がいつしかほぼ
満席になっていました。
限定メニューを注文しました。野菜あんかけの揚げうどんや小鉢のつく
セットですが、揚げうどんのサクサクの後に来るもちもちした不思議な
食感がたまりません。これはこれでおいしかったのですが、シンプルに
ざるでも味わいたくて土産用生麺も購入。
吹割渓の豪快な風景にはしゃいだり、散策コースでへとへとになったり、
掛け流しが嬉しい、幡谷温泉ささの湯のぬる湯にゆったりとつかったり、
桃李館でイチゴのジェラートを食べたり。
道すがら谷川岳の頂に雪が降っているのが見えました。朝から肌寒くて
予備で持ってきた上着を手放せません。
そして最後にやってきたのが、法師温泉長寿館です。1,200年もの昔、
弘法大師によって発見されたと云われる温泉。長い歴史を数える建物は
小糠雨にしっとり濡れて風情がさらに増します。
大浴場「法師乃湯」は珍しい自然湧出、敷かれた玉石の下が源泉。
「玉城乃湯」ともに和洋折衷の独特の建物が素晴らしく、五感で温泉を
満喫することができました。
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