3/20(土)
和歌山駅、通称和駅は西口が玄関口として商業施設が多く賑やかなのに
対して、東口は静かなので宿泊としてはお勧めです。今回利用したのは
和歌山アーバンホテルでしたが道向かいには東横インが建設中。競争が
激しくなりそうです。
今日はスーパーくろしお乗車、串本で下車しました。地図を大量に手に
入れてすぐに路線バスに乗り込みます。本数が少ないので逃したら大変。
まずは潮岬へ。言わずと知れた本州最南端の地です。薄曇で見晴らしは
今ひとつな上に、強風で飛ばされそうになりながら潮岬タワーの展望台
からぼやけた水平線と岩礁にぶつかり荒れ狂う波を見て、潮岬灯台へも
足を運び、再び海原を眺めました。
いったん駅方面へ戻り、路線バスを乗り継いで今度は大島へ渡りました。
樫野埼灯台、トルコ記念館(日本とトルコの友好の歴史は明治23年、
灯台下の岩礁にてトルコ軍艦エルトゥールル号が難破し、580余名の
将兵が殉職する大惨事となりながらも、生存者への島民の献身的な救助
活動がきっかけとなり今日に至るのです)を見学。
駅への路線バスで串本市街地に戻り、港町の旅情に触れようと途中下車。
右手に静まり返った漁港を見ながら歩いていると、夕食候補にしていた
寿司店が見えました。お一人様慣れしているわたしでも寿司店は未経験、
躊躇しましたが腹を括って店内へ。座敷には団体がいくつかいましたが
幸いにもカウンターに座ることができました。
おまかせにぎりを注文すると長い皿に美しく10貫並んで出てきました。
アオリイカ、カンパチ、穴貝、大トロ、伊勢エビ、鯛の子、活きのいい
絶品のカツオなど。魚には詳しくなく気後れしていましたが、気さくな
大将の説明で楽しく食べられました。ジョッキもあっという間に空に。
団体からの注文で生簀にいたオオセミエビを捌くのも見れました。
初めて見るオレンジ色の身、いったいどんな味?
自信を持って勧めるので余裕があれば食べてみてと言われていた地物の
もずくを最後に追加しました。一般的な茶色のもずくとは違うきれいな
緑色、別物にしか思えませんでした。
追加した飲み物ともずくは別料金ですが、おまかせにぎりは付きだしに
野菜の天ぷら盛り合わせ、伊勢エビのお吸い物付きで3,800円。
いいものをいただいた幸福感に浸りながら、串本ロイヤルホテル着。
空室がこのタイプしかありませんでした、備長炭いやしルーム(和室)。
南部ロイヤルホテルにも同じタイプの部屋があり、一度宿泊をしたので
どんな部屋か察しはついていましたが思った通り。朝はだらだらしたい
のでルームチャージのみにしました。
温泉大浴場で疲労解消、備長炭の安眠効果を期待して横になるとします。
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