日記のような活動報告のような
〔'09/01の巻〕


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1/31(土)

雪景色は見ている分にはいいのですが動くとなると話は別です。 瀬美温泉の外は吹雪、駐車場も景色も一変し、乗ってきた車もすぐには 分からなかったぐらいです。宿の方にも助勢してもらい車を覆っている 雪を払いのけて出発。北上駅に車を返却し鉄道で平泉に向かいました。 ここでも吹雪が道を阻みます。中尊寺の最寄のバス停で降りましたが 大荷物では到底進めず、土産物店で預けて月見坂を上がりました。 金色堂こそ建物の中なので落ち着いて見れましたが、あとはゆっくり 見学する気持ちにもなれずささっと済ませてしまいました。 土産物店のストーブに当たらせてもらいながら路線バスを待ちましたが、 外の状況を見て店の方にタクシーを勧められました。確かに得策かもと 呼んでもらって走らせた先は、最終日の締めに相応しい、前沢牛専門店 "前沢牛オガタ"の"レストラン味心"です。 天候がこんななので待たずに入店。注文したのはランチ限定メニューの ロースステーキセット(4,500円)。桶に入った美しい霜降りの肉を 石板で焼きながら食べる幸せと言ったら、もう…。 特製タレ、特製スパイス、醤油にわさびを添えてと、いろんな食べ方を 試しては口の中でとろける肉の美味さに感動の連続でした。 美しい霜降りのロース しかしこの極楽気分の後に思いっきり突き落とされようとは。前沢駅に 到着したわたしたちの目の前に突きつけられた現実、東北本線が不通で 再開の目処が立っていない!? 駅員さんは駅で立ち往生している便の乗客の救済に手一杯で、これから 乗車しようとしている客への対応は後回し。 しかも唯一ある駅前のタクシーは1時間待ち。そんなことならさっきの タクシーを待たせておけばよかった。後悔先に立たず。 このままでは一ノ関からの新幹線に乗れるか微妙な上、大阪にも何時に 帰られるのか分かりません。わたしたちだって切符を持っているのに それはないでしょうと、会長の押し問答の末に代行タクシーをようやく 確保してもらうことが出来ました。ギリギリ間に合いました。やれやれ。 車中で一同安堵。全く雪に影響されない東北新幹線の凄さに改めて感心 したのでした。




1/30(金)

それまでの湯巡りと豪華な夕食でノックダウンを食らったわたしたちは 目覚めることもなく朝を迎えました。 青空、一面の雪景色。対比がとてもきれいな乳頭温泉郷です。もちろん 朝風呂に入ります。先達川の岩の上にこんもりと積もった雪はまるで 綿帽子みたいです。
露天風呂「妙見の湯」 銀の湯「喫茶去」
今日も名湯三昧のスケジュール。おっとその前に外せないご当地グルメ "横手やきそば"。横手市役所のすぐそばにある"出端屋"にしました。 肉がミンチ、紅ショウガでなく福神漬、そして最大の特徴は上に半熟の 目玉焼きが乗っていること。崩しながら麺に絡めて食べます。 会長とドライバーが食べていた"ピリ辛焼きそば"もおいしかったです。 先に立ち寄った横手市のかまくら館見学で凍えていた体も温まりました。 横手やきそば 雲行きが怪しくなってきましたが、一行は湯田温泉峡内、湯川温泉の 高繁旅館へ到着。施設自体は古びていて外の景色ももう一つでしたが、 黄金風呂(特注の高額金ピカのタイル使用)や宝石風呂(ふんだんに めのうを使用)など面白い温泉でした。 これだけに留まりません。次は岩手湯本温泉のホテル対滝閣へ。不意の 立ち寄り湯客で従業員の方が急いで用意してくれました。露天風呂は 和賀川に面しています。これは対岸から丸見えではないのかと気を揉み ながらの入浴でした。 今夜は夏油高原温泉郷にある瀬美温泉に宿泊です。新館「桐の花」は とことん人に優しい壁材を使用したこだわりの部屋。 携帯も通じない奥地、ここに来てなんと雨。せっかくの風情が台無し…。 でも積もりに積もった雪が雨ぐらいでは簡単には無くなりそうになく、 むしろ夜半から次第に雪に変わってきて明朝も絶好の雪見露天風呂と なりそうです。 夕食の最後に太巻き寿司を切り分けたものが出てきました。つい習性で 恵方の方角を尋ねてみると食事処の女性は慌ててどこかへ調べに行き、 戻ってきてあちらですと指差してくれました。 その女性は関西からの宿泊客は初めてだと言いながら、わたしたちの 話す言葉がかっこいいと興味津々の様子でした。




1/29(木)

阿仁合駅にて 早朝、鷹ノ巣で日本海とはお別れし、秋田内陸縦貫鉄道に乗り換え。 途中、阿仁合駅舎の名物食堂"こぐま亭"で朝食です。その名もずばり "秋田内陸うどん"を食べました。煮込んだ馬肉が乗ったこってり味の うどん。他にもラーメンなどのメニューがありました。 デザートには内陸線オリジナルの"黄金プリン"。クリーミーで濃厚な 味わいは県内産比内地鶏の卵だからこそ。 次の列車を待つ間、寒さに震えました。売店の方も震えていました。
こぐま亭「秋田内陸うどん」 桜の里「究極の比内地鶏親子丼」
角館からはレンタカー。城下町は大雪でさながらゴーストタウン。 観光もそこそこに早めの昼食をとりました。 会長の狙いは"桜の里"の"究極の比内地鶏親子丼"。 1,545円という値段も納得の常識を覆す親子丼です。ごろごろと 入っている大きな鶏肉は、一度炭火で焼いてあるのかとても香ばしく、 ぷりっぷり。親子丼の鶏肉があまり得意でないわたしもその美味さに 脱帽です。さすが究極の味! まだお腹が空いていないから入らないかもと言っておきながら結局は 完食してしまいました。 角館から田沢湖のたつこ像辺りから北側半周を通りました。快晴で 波もほとんどありません。山々を逆さに映す湖面は本当に鏡のようで それはそれは美しい景色でした。
たつこ像付近からの眺め 乳頭温泉郷、先達川の雪景色
そして最終目的地は乳頭温泉郷です。宿泊は妙乃湯。早めに到着して 7軒のお湯をお得に楽しめるという、湯めぐり帖を購入して、早速 回りました。この時期休館の黒湯温泉、時間的に厳しい鶴の湯以外の 4軒(蟹場温泉、孫六温泉、大釜温泉、国民休暇村乳頭温泉郷 ) すべてにつかってきました。泉質も風情も異なり、それぞれの良さを 感じることが出来ましたが、若干湯あたり気味のような…。 妙乃湯はモダンジャパニーズの形容がぴったりの宿です。金の湯と 銀の湯、二つの異なる泉質の湯を併せ持ち、中でも混浴の露天風呂 (妙見の湯)はすぐ目の前が先達川。バスタオル使用可なので存分に 雪見風呂を満喫出来ました。




1/28(水)

そうも簡単に痛みが引く訳ないのです。マシになってきたと思って いましたが、前屈みになると痛いよりも腰から崩れそうになります。 でも今日は出発の日。しかも当番も回ってきたので早朝にゴロゴロと キャリーケースを引きずり出勤。目立つのも嫌なので北新地駅そばの コインロッカーに預けました。 2日も留守にすると思うと気になってしまって時間ギリギリまで仕事を 片付けていたために、大汗かきながら大阪駅へ駆けつけ、発車5分前に ホーム到着。危なかった。 旅のメンバーと合流して寝台特急日本海に乗り込みました。 寝台車輌の一角が"551蓬莱"臭かったのは、二人が夕食に豚まんやら シュウマイやら持ち込んだからです。 当事者は鼻が麻痺していましたが、その臭い(この場合は匂いでなく こちらが妥当)に包まれて横に。このままだと間違いなく移り香が染み 付くでしょう。 目覚める頃には秋田入り。豚まん臭を振り撒きながら県内を移動する 一行に出くわしたら、それはわたしたちです…。




1/27(火)

昼過ぎ、ニュースでお亡くなりになったことを知りました。政治家と しての評価はいろいろあるでしょうが、失礼ながら政界でご活躍だった 頃をほとんど知らないもので。 初めてお目にかかったのは引退後、八ヶ岳でのことでした。 八ヶ岳を愛し、誰にも気さくに接しておられ、たくさんの人に慕われた エネルギッシュな方でした。(当初、そんな凄い方だとは露知らず、 何者だろう、この人はと思いながら話していたくらいで。) 最後にお会いしたのは去年の八ヶ岳サイクリングのとき。手術後で喉が 辛い状態にも関わらず、挨拶だけでもと打ち上げ会場に来られたのです。 わたしと目が合うと笑顔で来られて固く握手をしてくれました。 その後も体調が思わしくないとお聞きしていたのでずっと気にしていた のですが、再びイベントでご一緒も出来ないままでした。 柿澤先生、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。 心よりご冥福をお祈りします。 一昨年の6月、小淵沢駅で 腰の心配をするよりも今夜はしんみりとした気持ちで、明日の晩からの 旅支度をしています。




1/26(月)

当初の予定から2時間も遅いのぞみで帰るとは思いもしませんでした。 前橋での立会試験は何の問題もなく終了したのですが、立ち会われた 奈良支店の方々に今夜東京に宿泊なので一緒に東京で飲みましょうと 誘われ、東京駅のお店で飲み食べしていたものだから。 でもこうして誘って頂いたり、気軽に話をしてもらえる間柄を短時間で 築けたのは嬉しいことです。 乗車券より特急券の方が高いという小諸から高崎の便。出張ついでに しては無理のある行程ではありましたが、朝の中棚荘の爽やかな空気、 心地よい温泉、心尽くしのご飯、温かいもてなし。 この素敵なひとときを思い出せば、少々の仕事の慌しさなど乗り越え られると思っているくらいです。 さて、これからゆっくり眠るとします。 今週は正味2日しか労働出来ないので英気を養っておかなければ。 新大阪までおやすみさない。




1/25(日)

夕暮れ時、小諸駅を降りました。あれっ、雪が全くない!? 「そうなんですよ、今年は温かくて。」 スタッフのお兄さんがお部屋を案内しながら言いました。 中棚荘に来ています。風情あるこの建物の作りもこれだけ数を重ねると すっかり頭に入っています。何度訪ねても落ち着くし、心からくつろぐ ことの出来る宿は今まで利用した中でも他にありませんでした。 しかも今回初めての冬の宿泊。季節限定の「初恋りんご風呂」にやっと 入られると思うと嬉しさ倍増です。 今日のお昼は前橋工場の有志と伊香保までドライブを楽しみました。 不良爺1号、2号は、派手派手しくハーレーに跨り、わたしたちの車と 併走、勤務中の姿と同じ人物とは思えない二人のファッションにも最初 唖然としてしまいましたが、次第に笑いに変わっていました。 水沢うどんを食べて、伊香保の石段を上って源泉の噴出口を見たりと、 何をした訳ではありませんが、今日集まってくれたメンバーに感謝です。 夕食に舌鼓を打ち、そしてお風呂へ。内湯にりんご、りんご、りんご。 ぷかぷか浮かんでいます。女将さんから今日はお客さんが少ないから 貸切状態だと聞いていましたが、独り占めは最高の気分です。 ゆっくりとつかりながら、壁に掛かっている島崎藤村の「初恋」の詩や 眼下の町並みを眺めたり。体の心までとことん温まりました。 中棚荘名物の初恋りんご風呂




1/24(土)

無事に早朝起床、これから出発です。かなり腰の痛みも引きました。 今日は向こうで湯治に励みます(それしかすることがなさそう)。 のぞみは山口付近で雪のため速度を落としたとかで5分遅れでしたが 東京に着く頃には定時に戻っていました。 現在はとき乗車中、高崎で乗り換えます。 天気予報では今夜の宿泊地、水上の天気は曇り。最高気温が0度! さぞかし気持ちのいい雪見風呂となることでしよう。 晴れ女、水上に到着。曇りの予報を快晴にしました。路線バスに乗車。 バスは利根川上流に沿うように上っていきます。きちんと除雪された 道ですが、カーブは多く、下はダム湖だったりと景色に飽きることも なく、約1時間で終点の湯の小屋に。いつもと体が違うので宿の方に 迎えに来てもらいました。宿から先は冬季は通行止めになっています。 またまたこんな山奥まで来てしまいました。 閉鎖された分教場(水上町立藤原小学校湯の小屋分校)を再利用した ロッジ、葉留日野山荘。不思議な懐かしさで満ちていました。 基本的に宿のスタッフさんは旅館のような細部に亘るサービスはなく、 布団の上げ下ろしなど自分のことは自分でする、食事の時間は一斉に 始まる、いい意味でほったらかしなのですが一人旅だと若干淋しさが 募ります。 ある事情により部屋を変えてもらい、女将さんとお話しする機会が あったのですが、こんなところにまで来て山宮ハイタウンや昇仙峡の 話で盛り上がるとは思いもしませんでした。以前、敷島町にお住まい だったとは…。
付近の渓流 葉留日野山荘




1/22(木)

朝から腰に違和感があったのですが、出社してからますます痛くなり、 しゃがめないし、まっすぐ立てなくなりました。 歩く姿は北京原人みたいだと支社長に大笑いされしょんぼり。 そんなわたしを気の毒に思った支社長と部長がランチは"はまじま"に 行こうと言い出しました。少しでも近いところなら腰への負担も少ない だろうと。帆立貝の形をした座布団に座り、季節限定の"かに弁当"を 注文しました。ほぐしたカニの身たっぷり、旨味を含んだご飯はとても おいしかったです。 力仕事は爺やの手を借り何とか片付け、出来るだけ腰を使わないような 姿勢で一日を過ごしました。 明日以降徐々にでも回復してくれないと、土曜からの上州信州旅と出張、 その後には雪見温泉旅行が控えているというのに、存分に楽しむことも できません。腰に湿布を貼って早々と横になり、祈るような気持ちで 眠りました。 メールが届いていました。返事を書きました。話せば話すほど自分にも 返ってくるものがあり、もっとじっくり話してみたいと思いました。 強がるのもいいけれど弱い自分も受け入れてあげないと辛くなります。 ほどほどに自分をかわいがって下さい。そう伝えたつもりですがお節介 だったでしょうか。




1/21(水)

『めざましテレビ』で愛ちゃん(皆藤愛子)が傘が要りますと言うので その通りに大きな傘を持って出ました。おかげで濡れずに済みました。 愛媛の従妹が急逝したと母上に聞かされました。事故でした。従妹の 家族ですべてを済ませてから実家に連絡があったそうです。 本当に突然でした。わたしより遥かに若いのに…。 彼女は小さい頃から頭のいい女の子でした。でも内面はとても繊細で、 学生時代に精神的に深く傷付き、心の病を患って学校や社会に馴染めず、 治療をしながら自宅で生活を送っていました。 でもわたしたちの前での彼女はおしゃべりで溌剌としていて普通の子と 何ら変わりはありませんでした。 誰かに恋をしたり、家庭を築いたり、子供を授かったり、女性なら必ず 夢見るような幸せを叶えられないまま、彼女は旅立ってしまいました。 向こうでは誰にも邪魔されず、生き生きと好きなことをして笑顔でいて 欲しい。そう願っています。 自分の周りで訃報を聞くたびに、こんな悲しい想いをするのが辛いです。 でも年を重ねるに従って避けられないことなんでしょう。負の気持ちに 強く支配されてしまう自分はどうすれば違うように持っていけるのか、 まだよく分かりません。




1/20(火)

朝からテレビに向かって大声を上げてしまいました。だって資生堂の 「マキアージュ」CMが始まるや否や、よく知っているメロディーが 流れてきたからです。オリジナルとテンポがちょっと違いますが一体 あれは何だったのだろうと調べてすぐ判りました。 新曲の『GIRLS JUST WANNA HAVE FUN × SET YOUR HEART』。 原曲は80年代を代表するシンディ・ローパーのヒット曲、もう一つは 去年リリースした、金城武さんが出演したトヨタ自動車のCM曲として 話題を集めた曲、この2曲をミックスしたもので、明日発売されるとの ことです。 上野樹里さんの出演で大きなニュースになっていたというのにCM曲の 情報については全く気付いていませんでした。不覚です。 来月18日にはハウス系リミックスアルバムのリリースが控えており、 クリエーターへとさらなる進化を遂げる彼女から今年も目が離せません。 最近、気になって仕方がないもの。それはハロです。機動戦士ガンダム シリーズでお馴染みの、耳がパタパタする球体型のロボット。 ガンダムシリーズはわたしが苦手とする、戦いで始まり戦いで終わる アニメなので見たくて見ている訳ではないのですが、放映時間の関係で 何度も見えてしまう状態だった間に和みキャラとして心に住み着いた ようです。 等身大のマルチボックスが近々発売になると聞き、心惹かれています。 予約販売を申し込もうか、どうしようか…。




1/19(月)

本社に来客のため朝から京都へ出張です。家を出て駅まで歩いている 間は今日は温かくなりそうだと思ったのですが、京都はやはり気温が 違います。 しかし西院駅の階段を上がっているとき、裸足にミュール姿、なのに 上着はしっかりしたのを着ているし、モコモコしたフェイクファーの 帽子を被っている若い女の子を見かけました。おかしい、絶対。 後ろで突っ込みました(心の中で絶叫)。見渡すと裸足にミュールや サンダルを履いている女の子は一人ではありませんでした。 製品試験は加古川からと尼崎からの5人の立会いの下行われました。 試験の内容に御指摘事項はありましたが、確かに言われる通りなので 恥ずかしい限り。合格は無事もらえました。 加古川からのお客さんは先にタクシーでお帰りになり、夕食の約束を していた尼崎コンビとで市バスで移動。帰社時間でもあり車内に社員も たくさんいたので、親しげに話しているあの両隣の男性は一体何者だと いう視線を感じながらJR京都駅前に到着。引率は片棒W泉さん担当、 お店はもう一人の片棒O谷さんが独断で予約した"京ちゃばな"です。 トマトを使ったお好み焼が名物のチェーン店。 滋賀からのお財布、もとい、I口さんも加わって4人で最高潮に。 そして尼崎コンビはべろんべろんに酔っぱらい、机に頭はぶつけるし、 ふいにスタバへ入って買いまくるし、見ているこっちはヒヤヒヤ。 このまま放置は危ないとI口さんと一人ずつ引き取って帰りました。 とにかく。わたしから根掘り葉掘り聞き出すつもりはないです。 話したくなったら聞くだけに留めます。尼崎の情報は知っている範囲で 教えられますから必要ならば言ってくれたらいいです。営業の延長では なくて一個人が心配していると(ここで言っても本人には届きませんが) 受け取ってくれれば。




1/17(土)

14年前の出来事を振り返りたいと思って、前日の夜から起きてその 時間を待っていました。しかし寸前になって座ったまま眠ってしまった ようです。目覚めたら空はすっかり明るくなっていました…。 あの日から、怖くてひとりで風呂に入れませんでした。仕方なくそばに 靴を置いて入っていました。出かけた先で、ちょっとした揺れでも顔は 青ざめ、体の震えがしばらく止まりませんでした。染み付いた恐怖感が 拭えてきたのは何年後だったでしょうか。 亡くなった方々へ祈りを捧げ、今日をまたいつも通り迎えられたことに 感謝します。 今年初めてのライブ参戦になったのは、"digmeout ART&DINER"での APOGEEのヴォーカル、永野亮さんのソロライブです。 その名も『UNAGI in OSAKA』。うなぎとはK-MIX(静岡エフエム)の レギュラー番組『うたうながのギター』つまり、略してう・な・ぎ。 3ヶ月間の放送で古今東西の名曲を永野さんがアコギ1本でカバーし、 配信もする話題の特別企画。それをライブでやっちゃおうという訳。 どうしようかと思っているうちにチケットの受付が終了したのですが、 追加公演が決定したと聞き、運よくチケットを手に入れました。 スタンディングかと思っていたら、カフェスペースにイスを並べてあり、 後方の一段背の高いイス席に座るとよく見えました。客は100人も いなかったようです。 放送自体は関西で聞けないのが悔しいところですが今夜のほのぼのした ライブで雰囲気だけでも味わえた気がします。 マイケル・ジャクソン『Thriller』、BONNIE PINKA Perfect Sky』、 宇多田ヒカル『First Love』など、意外だったり、納得だったり、 選曲の幅広さには驚きですが、どの曲も永野さんの曲になっていたのが さすがでした。




1/13(火)

「無茶空茶」入口 温製坦々麺と中華粥のセット
JR尼崎駅から阪神武庫川駅へ出るルートはどれも素直じゃない。 まず直通はありません。阪神尼崎もしくは出屋敷経由、JR立花経由、 悩ましい。どれが一番手っ取り早いのか。いっそ必殺技自転車!? 今朝の訪問地は啓明中のご近所。武庫川駅からだと徒歩7、8分程度、 市バスなら松内町(市内には他にも浜浦町という、既に消滅した町名が バス停の名前として残っている例があります)下車すぐなのですが、 この路線、JR立花駅から1時間にたったの2本だけ。 散々考えてこのルートにしたのに何を勘違いしたのかやってきたバスに 乗り損ねるという失態。動揺して次の阪神尼崎行きに乗車しましたが、 阪神電車に乗り換えても恐らく無理。致し方ない、タクシー! そして現場近くで下ろしてもらったはずが、全く別の学校の前。呆然…。 必死に駆け込んで約束の時間に何とか間に合いましたが最悪の朝でした。 次は新三田へ移動です。爺やは武庫川から野田、乗り換えて海老江から JR東西線利用という荒業を繰り出しました。果たして正解だったのか、 いや違うと思います。なぜなら意外に移動距離があって、本来乗るはず だった便にタッチの差で間に合わなかったのですから。 三田での挨拶を終えて豊岡へと移動する支社長と爺やと別れ、わたしは 日常業務を片付けるため事務所へ戻ります。北新地に到着したらお昼時、 遠過ぎて普段は到底行けない"無茶空茶"のランチに決まり。 温製坦々麺と中華粥のセット(950円)にしました。辛いだけでない 深みのある肉味噌(盛岡じゃじゃ麺と近い)です。隣の人が食べている 水餃子もおいしそう。 この店はメニューこそ限られてはいますが、気取らない手作りの本格的 中華が食べられる上に中国茶も一緒に楽しめる貴重なカフェ。 町家とチャイナモダニズム(壁にずらっと貼られた古いモノクロ写真に 惹かれます)が融合した空間でふうっと息を吐くと、朝の騒動の後味の 悪さも消えていきました。 帰社して黙々と仕事をしていると、支社長から写メールが届きました。 「晴れ女がいないとこんな天気です。寒いです。」というメッセージと 豊岡駅の様子がありました。そこは豪雪地帯と化していました。




1/11(日)

金襴手古伊万里調のコープランド製カップとソーサー 半年くらい前からネットで購入を迷っている商品があったのですが ようやく決心が着きました。購入するならば直接現場から商品を持ち 帰りたいと思い、お店に連絡をして阪急で洛西口へと向かいました。 駅前からは普通はバスを使うのでしょうが土地勘もあるので寒風に 吹かれつつ徒歩。物集女街道を横切りさらに坂道を進んでいきます。 洛西ニュータウン手前の右手辺りに確かあるはず。 いとも簡単にお店を発見。ホームページの背景と同じグリーンの壁、 そしてユニオンフラッグがはためいていました。 その店の名は"トシアンティークス"。取り扱っているのはイギリスの アンティークが中心で、年に数回は現地へ足を運び買い付け(後ほど 店長さんから聞いた話ではイギリスは紳士の国だけあって、分かって いて偽物を売りつけるような人はいないとか)しているそうです。 オールドノリタケ、スージークーパー、ロイヤルドルトンからガラス 製品などのテーブルウェアの他、家具、コスチュームジュエリーや タイル、ステンドグラス、いろいろな物を扱っていて、丁寧に説明を してくれるからわたしのような初心者でも安心。 取り置きしてもらっていたコープランドのカップとソーサー。裏印に よると1851年〜1885年頃の物で、藍色、朱色、金彩が美しい 古伊万里風の装飾。西洋の和柄が新鮮な逸品です。その素晴らしさは 手に取ってみてますます強く感じました。 値引きしてもらった上に、店長さん手作りの簡単な解説書と匂い袋の おまけつき。 「てっきりもっと年上の方だと思ってました。」 店長さんに言われるのも無理はないか。西洋らしいバラ柄が一般には 人気で、敢えて西洋の和柄を欲しがる人はそういないらしいです。 お店で話し込んでいたら、すっかり外は真っ暗です。駅までの帰り道 "ハヤシベーカリー(物集女店)"というお店発見。外からは店の中が 見えず、思い切って入ったが最後、結構品数が豊富なのに喜んで次々 トレイに載せてしまうパン好きのわたしでした。




1/10(土)

朝食は鯛焼き。阪神尼崎の"二万翁"で先日買いだめしていたのです。 餡入りがきれていたからカスタード入りばかり。 いつの間にか最後の2つでした。やはり20個は買っておかないと。 土曜の深夜は眠いのを堪え『地獄少女 三鼎』。14話にしてついに あいと地獄流しパターンの復活に、嬉しいような、つまらないような、 複雑な気持ちで見終わりました。 第2の少女ゆずきの存在、そしてあいの登場を今までのシリーズと 全く違うものに変えたことにどんな背景と結末が待ち構えているのか、 巷では批判も多かったのですが期待もあったので。 それでも相変わらず謎だらけの展開。佳境に差しかかったこれからの 放映は絶対外す訳にはいきません。 最悪見れなかった場合ビッグローブの無料配信に頼る手もありますが このパソちゃんの環境では動画がかなり厳しくてイライラしそうです。




1/9(金)

新年明けて早々の仕事はスローペースで徐々に慣らしていこうかと 思っていましたがそんなに落ち着いてもいられませんでした。 ちょこちょこ挨拶回りをしていたのもあるし、こんなときに限って 妙なクレームが勃発したのもあって。 名刺がかなり減ってきましたが、その分もらったのもいっぱい。 Y野部長の名刺の無くなるスピードは凄いらしく、周囲は気前よく 配り過ぎと呆れ顔でした。 仕事始めの週にお疲れわたしと銘打ち(要は口実)、"恵観八"に やってきました。カウンターでいつものように予算5,000円で おまかせコース。トロの刺身や佐賀牛ステーキなどに舌鼓を打ち、 料理長と雑談しているうちに疲労感なんて吹っ飛びます。 今日は宵戎、わたしもえべっさんのごとく笑顔です。 持ち込みで置いてもらっていた焼酎"まろりん"もついにきれました。 ところで、"恵観八"では名物豚しゃぶ鍋のセットの通販を来月から 始めるそうです。モニターとして事前に試食させてくれるという お話を戴きましたのでその暁にはレポートします。




1/8(木)

お昼のチャイムが鳴ると同時に駆け出していきました。というのも、 朝のうちから今日のランチは"播磨屋龍泉堂"と決めていたからです。 ダッシュのおかげでカウンター席に座れました。ランチ待ちの列が その後すぐ出来ているのを見て胸を撫で下ろしました。 今回も"菜摘み膳"にしました。10品の小鉢が篭盛りになっている 様には心がときめきます。つい恥ずかしげもなく色ご飯のおかわりを お願いするくらいでした。 終業のチャイムが鳴ると同時に会社を脱出しました。今日はあまり 仕事量がなかったのでさっさと帰宅しましたが、すぐにママチャリで 出発しました。 約45分で到着。武庫之荘駅の南側にあるリラクゼーションサロンの "クリアボディ"から骨盤矯正プランの案内をもらったので受けてみる ことにしたのです。 まず左右の歪み具合をチェック、その他症状を聞き取ってから施術。 いわゆる整体のイメージ、ボキボキと痛いのとは違い、痛くない整体 とのポリシーなので変に体が構えるようなことはありませんでした。 腰だけでなく、常に張っている首や肩も徐々に解され、ストレッチで 最後には体スッキリ。 行きはぜいぜい言いながら一生懸命に漕いでいたママチャリがやけに 軽く感じます。スーパーで大量に買い出しもして充実の夜でした。




1/7(水)

今日は午後から尼崎を回っていました。地元だしそのまま帰宅したい ところですが終わった時間が早過ぎて事務所に戻りました。  ニュースにもありましたが、かのS社は液晶事業は縮小、堺工場の 生産体制は見直し、その代わり堺工場併設の太陽光事業は稼動を 前倒しするとか。正月のテレビにおいての吉永小百合さん出演のCM 放映の数は相当なものだったので、マイナスイメージの払拭に躍起に なっているのかと思ってしまいました。 なんにせよ、間接的に関わってきて思うのは、S社よりP社の方が 信頼がおけるということ。誰だ、K山モデルなんて買いたくもないと 言っている人は?(以下自粛) 関西街ネタをあと二つ。 年末一部で報じられましたが、阪急の武庫之荘駅と西宮北口駅間の 武庫川の橋梁上に新駅を作る動きがあるそうです。西宮市側の要望が 強いらしく、阪急も満更でもないという感じ。恐らく阪神武庫川駅と 似たような構造かと思われます。ちなみに二つの市に跨る(しかも それぞれの市に改札)河川の橋梁上の駅は全国で武庫川駅ただ一つの ようです。 また、阪神なんば線(西大阪高速鉄道)の3月20日開業が迫って きましたが、阪神三宮と近鉄奈良直通の快速急行は終日運転される 予定だとか。兵庫県民にとってはなんとなく遠い、行き辛いと思われ がちな奈良県との距離感がこれでぐっと縮まるのでしょうか。 JR沿線住民としては阪神まで出て乗車するくらいなら、手っ取り 早く大和路快速を利用することに代わりはなさそうですが、ちょっと 乗ってみたい気持ちもあり。




1/5(月)

悲しいかな、本日仕事始め。しかも関西のサラリーマンたちは朝から 強烈な打撃を受けたのでした。こんなときにJR甲子園口駅付近で 人身事故が発生、JR神戸線、京都線はおろか、他の路線もしばらく 運転中止を余儀なくされ、振替代行輸送で通勤客が押し寄せた阪急も 煽りで遅延…。 わたしは早出したおかげで適当に来た電車に乗車し(しかしそれは 軽く1時間遅れ)余裕で到着しましたが、始業時に社員が揃うはずも ありません。京都から出勤組は約1時間後に疲労した表情で現れたの でした。 去年最後のランチは"マンドリーノ"でしたが年初も"マンドリーノ"。 店長さんと新年のご挨拶を交わしました。今日口にしたスパゲティは 貝柱が入ったアンチョビ風味オイルソース。そこに粉状のカラスミが ふりかけのようにかかっている和洋折衷の不思議な一品でした。 だけどおいしい。ここでハズレはないのです。 そういえば先日たまたま足立美術館のHPを見ていたら、館長さんの 行きつけの店として紹介されていたのでびっくりしました。 正月俄然乗り気で計画していた今年最初の旅ですが、宿泊場所だけは 押さえました。みなかみ町某所と小諸市の中棚荘。その連絡をして おこうと前橋のN野さんのスケジュールを確認したところ、目が点、 イスから転げ落ちそうになりました。 自分のスケジューラーにわたしの行動予定まで名前入りで入れてある じゃないですか。前泊地までわざわざ丁寧に「小諸泊」ってそこまで 書かなくても!




1/1(木)

新年明けましておめでとうございます。携帯電話に届いた最初の年賀 メールが支社長からって…。 大晦日まで出かけていた反動により、だらだら正月番組を見るだけで 終わってしまった1日でした。初詣の場所もまだ決まっていません。 あまり夢を膨らますような気持ちもなく、今年も個人的に相変わらず といったところでしょうか。なぜなら年間行事がここ数年でほぼ固定 してきていて1年を単位として見るようになったからです。 2月のみなべ家族旅行、4月のお花見、5月のとんぼ玉展と東京滞在、 6月か7月の八ヶ岳サイクリングの手伝い、7月から8月にかけての 夏休み旅。合間には前橋や京都への出張、ライブ、コンサートなどを 挟みながら過ぎていくことでしょう。 去年はかつてない(それでも例年で既に、一般の平均値よりかは上を 行く)ほど国内を動き回りましたが、会社に見捨てられない限りは 今年もまた続くと思われます。 最初の宿泊は今月末の前橋出張ですが、お客さんと現地集合、解散。 しかもそれが月曜日と来たら、単なる日帰り出張だけで終わらせる わたしではありません。 前橋の面々とも約束を取り付け、土曜日から旅に出るべくお雑煮も 食べずに旅の計画を練っています。



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