美術館や展示会へ行った話など

デザイン研究室に戻る



ウィリアム・モリスの壁紙展に行きました。モリス以前の壁紙との比較が興味深いです。日本の金唐革紙に影響されたという点と、モリス商会のデザインは本人以外のデザイナー(娘のメイ・モリスなど)もいたという二点が新しい発見でした。実物の版木や印刷工程も展示。
そごう美術館(SOGO横浜6F)で6月2日まで。    '19 05/03



シドミード展に行きました。思っていたより展示ボリュームがすごいです。原画の迫力も。ブレードランナーファン、ガンダムファン、イラストレーター風、美大生風などなどの来場者で、入場まで20分待ちでした。。
アーツ千代田3331で5月19日まで。    '19 05/02




日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。
六本木AXISで '16 01月14日〜18日。    '16 01/15





東京モーターショー2015に行きました。自動運転や燃料電池が話題になっていますが、それ以外の方が実は面白いです。
来場者は「若者離れ」でもないようです。入場前の混み方が尋常ではありません。
東京ビッグサイトで '15 10月30日〜11月08日。    '15 11/01




本物のラリックを見ました。ティファニーも。伊豆ガラスと工芸美術館。    '15 07/28



円空仏を観ました。造形の簡略化で多くの仏像を彫り、当時の民衆に安らぎを与えてくれたことは想像に難くありません。
また、簡略化は木目や節や割れ目といった、木という素材の魅力をダイナミックに引き出しています。
横浜そごう美術館で '15 03月22日まで。    '15 03/10


日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。


私の推薦品4点が選定されました。

六本木AXISで '15 01月14日〜19日。    '15 01/16




私の推薦品2点。菊池保寿堂の鉄瓶とBUNACO。



日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。19日は一日中張番でした。
六本木AXISで '14 01月17日〜21日。    '14 01/19








東京モーターショー2013に行きました。各社のスタイリングへのアプローチが良く解るショーです。能力の差とも言えます。
昨今「若者離れ」と言われていましたが、そうでもないようです。TOYOTA,HONDAの混み方が尋常ではありません。
東京ビッグサイトで '13 11月23日〜12月01日。    '13 11/29



ミュシャ展に行きました。リトグラフの現物が迫力です。当然ですが鉛筆デッサンが超人的です。
横浜そごうで12月01日まで。    '13 11/15




カラーハンティング展に行きました。自然や都市に存在する色を水彩絵の具で紙片に写し取っていく行為。
国内外の色に関する他の試みも。 21_21 DESIGN SIGHTで '13 06月21日〜10月06日。    '13 06/22



CP+に行きました。CAMERA&PHOTO IMAGING SHOWです。昔のカメラショー+写真用品ショーです。
ハッセルのデジカメはフルサイズではなくAPS-CのSONY製で、宝石を付けたり、本革を貼って高く売ろうとしています。
PENTAXのカラフル路線はフィギュアの写真撮影で混んでいましたが、販売数に結びつくか微妙です。
コンパニオン撮影会になるのは毎回同じですが、レンズの方向が気になります。
パシフィコ横浜で '13 01月31日〜02月3日。    '13 02/03







日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。
六本木AXISで '13 01月19日〜23日。    '13 01/19



テーマはスマートライフ エネルギー再考。大学3年生を中心に大学院生の作品も含め34点を展示。
コンセプトは玉石混淆で面白いです。様々な発電方式、様々な住み方。 説明パネルの文字が小さくて読み難いです。
六本木AXISで '12 08月30日〜09月09日。     '12 09/09



カクメットを被るダブル藤本さん。GK道具文化研究所藤本所長(左)カースタイリング出版藤本代表(右)。

日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。
芝浦工業大学(芝浦キャンパス)で '12 03月16日〜20日。    '12 03/17


遠い幕張から東京ビッグサイトでの開催になったので、6年ぶりに東京モーターショーに行きました。

新型911。常に最新が最良のPORSCHE!

AUDIは正常進化。




SUBARUのBRZを見る人々の熱気。双子のTOYOTA86は人が多過ぎて近付けませんでした。
FFのスバルとしてはFRレイアウトの発想は無かったのでしょう。6発は入らない?

HONDAブースは混雑がひどくコンセプトカーには近付けないので、CR-Zの後席に座ってみる体験をしました。リアハッチを開ければ乗れます。

最近のメルセデスとBMWは感心しません。

ラテンの造形にはついて行けませんね。

子供にもサービス。

コンパニオン、カタログ配付は激減の質素なショーでした。歳のせいか、とても疲れました。

東京ビッグサイトで '11 12月03日〜11日。 '11 12/09





日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)デザインミュージアムセレクション展に行きました。芝浦工業大学(芝浦キャンパス)で '11 10月07日〜10日。 '11 10/08



4年ぶりにGOOD DESIGN EXPOを見ました。奇を衒ったものが少なく、堅実なものが多い印象でした。LEDは世の中に定着した感じ。4枚目はNikonブース。


シリコン素材の手帳。3枚目は子供用マスク。4枚目はフィラメント風LED電球。最後は色覚異常者(LEDの黄色と赤が区別し難い)対応LED信号機。


縦に積めるシャンプー容器。展示ブース。夏は日陰が多く、冬は少ないシェードブロック。タップハンドル。クルマは各社が台数控えめでした。


タイのトイレ、照明器具。山形のシートベルトスツール、福島の積み木。最後は災害用シェルター(水に浮く)。
申請商品の展示なので審査結果は未定です。Tokyo Big Sightで '11 8月26日〜28日。 '11 8/27



残っているものが少ない倉俣史朗の建築物件のひとつです。六本木AXISビルの中庭階段。  '11 6/17



倉俣史朗・エットーレソットサス展に行きました。一部屋全部が倉俣の椅子で感激しました。夢のようでしばらく出られなくなります。
特に、ミスブランチ4脚の豪華な展示には驚きます。でもGlass Chairはありませんでした。
六本木ミッドタウン2121 DESIGN SIGHTで '11 5月08日まで。 '11 2/06
会期が延長されました。7月18日まで。  '11 5/06





高梨廣孝スクラッチモデル作品展に行きました。1/9メインの金属製フルスクラッチモデルです。超精密な工芸品。
実車展示はNER-A-CAR(1921年)で小林太三(タニオコバ)氏所有のもの。
六本木アクシスビルB1シンポジアで'11 2月17日まで。 '11 2/05




トーキョーワンダーウォール入選作品展に行きました。
若手新進作家の支援、発表の場として2000年にスタート。新しい表現に出会えます。
東京都現代美術館で'10 6月20日まで。 '10 5/30




だまし絵展に行きました。
白眉はパトリックヒューズの「水の都」。遠近逆転で何度見ても騙されます。
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで '09 8月16日まで。 '09 8/08



富士見環境センター(埼玉県富士見市)に行きました。
富士見市、新座市、志木市のゴミが集まります。その量といったらそれはそれは凄いです。白い山はPETボトルですよ。
プラスチックの分別も休み無し。焼却も24時間連続です。新しいものを買う前に、捨てないことを考えましょう。 '09 8/07



中山俊治ディレクション「骨」展に行きました。



「工業製品の骨格」にも込められた意味があります。それは素材の進化を物語り、ものをつくる道筋や、人の思考の骨組みがかたちになったもの。
工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます(解説より)。 星2つかな?
東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHTで '09 8月30日まで。 '09 6/30



テオ・ヤンセン展に行きました。


物理学者から画家、そして謎の生命体を作り続けるオランダ人です。
風の力で歩く物体はBMWのCMで初めて見た時から忘れられず、日本で見る事ができるとは思いませんでした。
プラスチックパイプを熱で潰してパイプに紐で縛る、一見雑な構造は、ローコストで継続できる秘訣かも知れません。
日本のエンジニアに作らせると、カーボンパイプをチタンの継ぎ手で組んで、ベアリングも入れるでしょう。
今後のエコロジー、ロボット工学などに影響を与える人だと思いました。動画はYouTubeに沢山あります。日比谷パティオで '09 4月12日まで。 '09 4/02



アーツ&クラフツ展に行きました。
19世紀後半、産業革命による工業化はイギリス製品の品質低下を招き、手工業の復権を実践したのがウィリアムモリスです。
その思想はイギリス国内のみならず、ヨーロッパ諸国は勿論日本にまで及びました。
機械化に否定的でないドイツは地場産業との融合の結果、バウハウスに繋がるデザインを生み出し、オーストリアではウィーン工房がシンプルで幾何学的なスタイルで主導権を握りました。
こてこてのイギリス趣味じゃん!と言ってしまえば終わりですが、モリス直筆のスケッチ、見たくありません?
東京都美術館で'09 4月5日まで。 '09 1/30



石田徹也展に行きました。
「物悲しい、怖い、気持ち悪い」と思われがちですが、
本人は「泣いてもらっても、笑ってくれても」見る人の自由ですからという意味の言葉を残しています。
「見る人の鏡だ」とも取れるこの言葉は、見る人を試しているのかもしれません。
「何を食べたらこんな絵が描けるんだ?」と故亀倉雄策先生の口から出た感想が物語るように、 初めて見た時は唖然としました。
練馬美術館で'08 12月28日まで。 '08 12/20



吉岡徳仁ディレクション"Second Nature"展に行きました。
吉岡徳仁の他7人の作品展示ですが、吉岡氏の展示が中心で、スペースも多く取っています。
氏のスペースの天井の「雲」の表現は、入るなり背筋がぞーっとしました。100人の学生が手伝ったとか。
「結晶の椅子」は、新素材を発掘することにかけては右に出る者がいない氏の面目躍如で、
決してあきらめない、細かい実験の様子も展示されています。何の結晶かは企業秘密だそうです。
東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHTで'09 1月18日まで。 '08 11/21



多摩美の芸術祭に行きました。
伊東豊男設計の図書館は、完成してみるとすごい事がわかります。というのは、建築中に見たときはかなりの違和感がありましたから。
外壁とガラスが面一ですが、サッシが表に見えないんです。パテが入っているだけ。内部の柱も全てこのアーチ状です。
ご存知のように敷地は山ですが、その傾斜がそのまま床になっています。残念ながら閉館中で入れませんでした。 '08 11/02



1921年に建てられた横浜松坂屋は国内の代表的なアールデコ様式の建物ですが、今月26日に閉店します。


店内の撮影ができるということなので、1階のインフォメーションで撮影許可を貰って入店です。



エレベーターの階数表示やエスカレータ側面の装飾などは、直線と円弧を組み合わせたアールデコ様式です。
保存希望の声が多いこの建物は、屋上の機械室までこだわりが感じられます。 '08 10/14



三沢厚彦展に行きました。動物のヘタウマ彫刻たちは味わいのある表情が魅力です。
頭の中のイメージで制作する氏が動物園には行かないという理由がわかります。
そごう美術館で11月16日まで。 '08 10/11



バウハウス・デッサウ展に行きました。実物の説得力! またと無いチャンス。
色彩も当時の資料で正確に再現した校長室の原寸模型など、デザイナーやデザイン系学生は必見です。
東京芸大美術館で7月21日まで。「ドイツ製」の意味がわかります。 '08 5/24


フェリス女学院大学(緑園キャンパス)のエコキャンパスを見学しました。

このビオトープの人工池は雨水を循環させています。多様な昆虫が観察できます。


風力発電、ソーラー発電、生ゴミの肥料化(乾燥型)等も行っています。地下の雨水タンクには学生が数週間生活できる量が確保できているそうです。
4番目の写真はその雨水の噴水です。
外気を体育館の地下に通し冷暖房費を節約するクール(ヒート)チューブも導入しています。最後の写真は壁面緑化で冷房費の節約をする実験です。


屋上にもビオトープを作っています。夏の体育館の屋上は散水(雨水利用)して冷却する等の工夫もされています。
屋上にはソーラー発電や温水器も置かれています。実験室にはソーラークッキングの反射板がありました。
キャンパス全体をエコ化する体験型の教育です。 '08 3/30




清水建設・技術研究所のビオトープを見学しました。
都市部のヒートアイランド現象や生物多様性の喪失などの環境問題の解決方法のひとつがビオトープ(自然生態系の再生)です。
同社は特にデッドスペースのビルの屋上や外壁の緑化で実証しています。 '08 2/15



フィリップスデザイン「プローブ」プロジェクト展を見ました。
建物の表皮をセンシティブな「生きたスキン」に変えることで外部から吸収した光、空気、水をエネルギーに変換させ、循環させるサスティナブルな住環境の提案は面白いです。
他の4つの提案は学生の提案のようで「別に」という感じでした。 AXISギャラリー(六本木)で2月3日まで。'08 1/31



ロバート・サブダ&マシュー・ラインハート/POP-UP絵本ミュージアムに行きました。お目当ては新作"Star Wars"です。
雨の木曜日の午前中とあって入場者は少なく、ゆったり見る事ができました。4冊も買ってしまいました。


Aliceは買いそこなっていたもの。


新作Star Warsはサブページも多く、ライトセーバーも光り、各キャラクターの表現は子供から大人まで楽しめます。ピカピカのC3POやR2D2も。


Winter's Taleは今の季節にぴったり。


NARNIAは各ページの飛び出し方がダイナミックです。

西武池袋本店イルムス館2階で12月25日まで。'07 12/13




札幌郊外にあるモエレ沼公園に行きました。189haの公園全体が彫刻です。
彫刻家イサムノグチはこの公園を設計後この世を去りましたが、計画は変更なく完成に至りました。
この広さ、人間も犬も自転車も入り放題の自由さは、人口密度の低さから来るのでしょうか?


札幌大通り公園には、同じくイサムノグチのブラックスライドマントラ(滑り台)があります。
正面の写真しか見たことがなく、裏の登り口を初めて見ました。'07 10/10



1000脚を超える織田コレクションの中からデザイン史に残る100脚を展示する"with Chairs"展を見ました。
写真でしか見たことのない椅子もあり子細に観察できました。座れないし、写真撮影も禁止なのでメジャーでこっそり寸法を測ったりしました。
椅子好きな人、デザインをしている人には必見です。吉岡徳仁の紙の椅子"HONEY-POP"もありました。100枚のカードセットも売っています。
シブヤ西武A館で9月3日まで。'07 8/27



グッドデザインプレゼンテーション2007に行きました。初日の開幕直後は入場手続きのとんでもない長蛇の列。手続きシステムがグッドデザインではありません。


倉俣史郎のミスブランチを髣髴とさせる香水。


携帯電話、カメラ、マウスは色の勝負に。


パソコン周辺もおもしろくなってきました。


LEDスタンドライト。


レモン絞り、フルーツトレイ、一輪挿し。


MCカートリッジ用トランス、LAMBORGHINIパソコン、iPodケースなどのオタク品。


自転車用ヘルメットのうしろ姿、SUZUKIビッグバイクのうしろ姿。

東京ビッグサイトで8月26日まで。'07 8/24



東京ミッドタウンの21-21 Design SightでChocolate展を見ました。"おもしろい"です。チョコレートを貰いました。Design Sightは安藤忠雄物件です。7月29日まで。'07 7/11




久々のBig Sightでinterior lifestyle(見本市)を見ました。ちょっと予想と違う内容でしたし、撮影禁止なのでテンションが下がりました。'07 6/07





多摩美卒展を見ました。'07 3/30







某短大卒展を見ました。デザイン専攻をピックアップ。何でもありです。銀座アートホールで11日まで。'07 3/05







東京五美術大学連合卒展を見ました。感動させるということは「情熱と技術」であると思いました。それを才能と言います。


同時に東京芸大彫刻卒展も見ました。上野、東京都美術館で26日まで。


同時開催のオルセー美術館展は65歳以上無料ということで大変な混雑でした。'07 2/21




IKEA港北店(横浜)へ行きました。その規模に只々びっくりで、全部見るだけでも大変。安さもびっくり。


とにかく物量!


椅子もいっぱい。子供にも気をつかっています。'07 1/18




スーパーエッシャー展を見ました。自画像や風景から正則分割、だまし絵までの膨大な作品は見応えがあり、直筆のアイディアスケッチには緻密な性格が良く表れていました。
立方体による空間分割は3D-CGで再現され、画面を手でなぞることで視点を自由に変えられる魚の群れには感動しました。入場まで40分待ちの価値は充分ありました。
購入したDVD付き作品集には「でんぐりでんぐり」のフィギュアが付属していましたし、会場出口にある「がちゃがちゃ」で苔のフィギュア(って言う?)もゲット。Bunkamuraザ・ミュージアムで1月13日まで。'07 1/03




ロバート・サブダ「しかけ絵本の世界展」を見ました。飛び出すのは勿論、回転したり膨らんだりで、四冊も買ってしまいました。池袋西武で12月28日まで(3日間延長)。'06 12/25



軽井沢、脇田美術館に行きました。脇田和の童話の数々。'06 8/27



パウルクレー展を見ました。果敢な造形上の探求と詩情溢れるイメージが交錯する、パウルクレーの絵画。リズミカルに色分けされたパッチワークのような画面に、おとぎの国を思わせる街や奇妙な姿の生き物、あるいは文字や記号に似た形を並べる謎めいた作風は、物事の見せかけの外観の背後に潜む世界の真実の姿をかいま見せてくれます。千葉県佐倉市、川村記念美術館で8月20日まで。'06 8/08



早稲田大学芸術学校、生活デザインプロダクトコースの「合板による椅子」展を見ました。同大在学生や社会人が多く在籍する学生たちの個性が発揮されていました。早稲田大学小野梓記念館で本日まで。'06 6/25



都市に生きるアールデコ展を見ました。建築家、稲葉なおとが撮影した世界各地のアールデコ様式のホテル写真を展示。また、アールデコとは深い縁のある資生堂の一号店の当時の写真やステンドグラス、モザイクタイル、プロダクトデザインを展示しています。銀座資生堂ビルとハウスオブシセイドウで5月28日まで。'06 5/25



人体の不思議展を見ました。縦割り、横割り、三枚おろし、細かい輪切りなど、これでもかという解体標本に、気分が悪くなる人もちらほら。まつげや毛穴もそのままの人体は、どの肺も薄汚れていて、たばこは吸わない方が良いと思いました。交換できないフィルターですから。
標本の人数はかなりのもので、誰の遺体がこうなるのか「不思議展」でした。横浜産貿ホールで6月18日まで。'06 5/03



最澄と天台の国宝を観てきました。国宝の仏教美術品の数々は、仏教にそれほど興味がなくてもその作者の気迫を充分感じさせます。千手観音の背中を見たことありますか? 腕の生え方がとても綺麗なんです。東京国立博物館で5月7日まで。'06 4/08


某短大の卒業制作展です。デザイン選択の11名をピックアップ。自由奔放です。


和風照明器具、蝶の照明器具、タイル貼りの鏡、低反発ウレタンフォームの座椅子。


一人用食事セット、CDジャケット、お姫さまセット、お誕生日パーティー。


鏡のテーブル、STARS IN THE MOON、本棚のテーブル。'06 3/09



ドイツ・デザイン展と東京ベルリン/ベルリン東京展を見ました。
ドイツ・デザイン展は時計から自動車までを1920年代から現代までの時系列で展示し、プロダクトデザインは「機能をまじめに追求すれば、それがスタイルになる」ことを教えてくれます。スタイルをデザインするイタリア人やフランス人と比較して、ドイツ人は考え方が違います。
東京ベルリン/ベルリン東京展は、美術が戦争に大きく影響されていることを強く感じさせます。建築家、山脇巌のバウハウス校舎の写真や木村伊兵衛の写真なども必見。

森美術館(六本木ヒルズ)で3月12日(ドイツ展)/5月7日(ベルリン展)まで。'06 3/07



イサムノグチ展に行きました。彫刻家の彼は公園も彫刻と位置付け、数多くの遊具も制作しました。

屋外展示の2点で子供たちが楽しそうに遊んでいます。室内でも彫刻のミニチュアで遊べます。


1988年急逝直前に完成した北海道モエレ沼公園のマスタープランにおける図面や模型も展示。彫刻作品や有名な「あかり」などを通し、やさしい人柄(推測)を感じました。モエレ沼公園は今年2005年グランドオープン。行ってみたいですね。

東京都現代美術館で11月27日まで。'05 11/27



TOKYO MOTOR SHOW 2005を見てきました。休みなしに見て4時間かかりました。


オジさんに受ける、なつかしいカラーリングです。



Mercedes-Benzは確実に進化しています。


Renaultはニッサン的になっています。



CITROENはシリーズを通して質感が一貫しています。残念ながら下のモデルのレベルに合っていますが。
AUDIはスポーツ路線で魅力がありますが、VWは色気がありません。
HUMMERはちょっと気になります。


Alfa Romeoは自信の路線でがんばっています。



BMWの造形は一貫していませんね。

幕張メッセで11月6日まで。'05 10/21



ブラウン展を見てきました。
同社がこの50年間につくりあげ、現在も継承し続けるものは、時代の先駆けとなる製品だけでなく、モノと人のコニュニケーションをベースとした企業としての確固たるポリシーです。
その考え方は、その後世界中の企業やデザイナーたちに大きな影響を与えました。




開発途中のモックアップを几帳面に保存しています。デザイナーを使い捨てにしていない証拠ですね。

ブラウンデザインの10原則
良いデザインは革新的である
良いデザインは美的である
良いデザインは押し付けがましくない
良いデザインは恒久的である
良いデザインは環境に優しい
良いデザインは製品を有用にする(明確な目的、効用の最大化)
良いデザインは製品をわかりやすくする
良いデザインは誠実である
良いデザインはあらゆる細部まで一貫している
良いデザインはできるだけ少なく(集中、純粋、簡潔)


上の4枚は最近10年間の製品ですが、日本発祥の三次曲面多用で、今となっては実に一般的なスタイリングで残念です。メルセデスやBMWと同様に、世界中で商売するには日本的にならざるを得ないようです。
「ブラウン社製の電気製品は、この上もない純粋性において、世界にその名を轟かしております。電気製品は、ともすれば売らんかな主義で、あまりにも人の目を引くための、ギラギラした低級な趣味のものが多いようです。しかし、ブラウン社の電気製品はドイツ製品らしく堅実で、いささかのへつらいじみたところもありません。<良いデザインは必ずよく売れるものである><良い製品は必ずまた、文化的価値を持っているものである>この点でブラウンは我々をたいへん勇気づけてくれます。」と1965年に柳宗理氏が書いていますが、今のドイツデザインはどうなんでしょ。 六本木AXIS GALLERYで10月16日まで。'05 10/15




新制作展を見てきました。制作へのエネルギーを感じます。上野東京都美術館で10月3日までです。'05 9/22


グッドデザインプレゼンテーション2005を見てきました。これはグッドデザイン賞(Gマーク)の審査会場を公開するもので、2000点以上のノミネートデザイン(実は申請したものだけ)を見ることができます。


ヤマハの電動バイク。新鮮な椅子。木(杉)のバッグ。タマホッチ。


ユニバーサルなハサミ。着替え携帯TEL。組み立て式ピンホールカメラ。デジカメFINEPIX。


ドアストッパー。ビニールのハンガー。2美大の展示。

今年は自動車やカメラ、コンピュータ関連は減り、地味な印象でした。ノートパソコンやデジカメ、携帯TELはデザインのネタが尽きた感じで、皆同じように見えます。デジカメは小型化と液晶のサイズが勝負で、銀塩(フィルム)カメラはニコンF6だけでした。デザインイニシアチブという特定の企業展示は公平感に欠ける印象でした。
70名に及ぶ審査委員の「選定方法、基準」は相変わらず不透明です。最終発表は10月3日。
年に一回の審査は申請締め切りの6月15日からで、非常に時間が掛かり、ライフサイクルの短い商品には不利な制度です。BIG SIGHTで27日まで。'05 8/26



バウハウス名作家具展に行きました。


モダンデザインの原点バウハウス。その復刻版を生産しているドイツTECTA社の貴重なコレクションのうちの7点が初来日しました。今ではあたりまえのスチールパイプ椅子の原点がここにあります
写真左から、W.グロピウスの校長室の椅子(フレームのみ)、M.ブロイヤーの木製椅子、スチールパイプ椅子のヒントになった自転車のハンドル、M.ブロイヤー作品の原点C4スツール、B40ダイニングチェア、「ワシ−リーチェア」の改良版D4Eフォールディングチェア、ミースファンデルローエのB42カンティレバーチェア。
全て1920年代の本物で、当時の日本の生活(大正から昭和初期)を想像すると、その進歩的なデザインに驚きます。アクタス新宿店で15日まで。'05 5/03



寒い桜散る雨の中、熱海のMOA美術館に行きました。
東洋美術中心の蒐集品には国宝も含まれ、特に、重要文化財の十二巻の浄瑠璃物語絵巻は、その内容や技術がすばらしく、人の表情や生活が良く判る興味深いものでした。
展示室へ登る連続するエスカレーターは怪しい雰囲気です。'05 4/13



フォトイメージングエキスポ2005に行きました。以前「カメラショー」と言われていたものです。
デジタル化でカメラデザインは飽和し、画素数競争も落ち着いて、話題は撮影後の処理に向かっています。
まるでコンパニオン撮影会の様相は相変わらずで、異様な雰囲気です。お向かいの「神話」が終わったS社は人もまばらで、ここしかできないことはもう無いようです。

フィルムメーカーFUJIの講演会で限定発売のフジクローム「フォルティアSP」を1本いただきました。久々に銀塩を撮ってみましょう。'05 3/19


某短大の卒業制作展です。デザイン選択の9名をピックアップ。自由奔放です。


花のテーマのスタンドライト、スプーン /フォーク/自転車の車輪を利用したシャンデリア、想い出の写真の新しいディスプレイ。


椅子をテーマにした照明器具、4つのパーツで組み替えできる机、沖縄の海をガラス瓶の中に再現。


写真や小物をディスプレイできるドレッサー、段ボールによるアルファベットの"R"型の棚、ジグソーパズル柄のリクライニングできるソファー。'05 3/07



「design ∞」という展示会に行きました。
「2002年、創立50周年を迎えたJIDA(日本インダストリアルデザイナー協会)が戦後から現在・未来へと、いつの時代も私たちの生活や社会また産業とともに歩んでいるインダストリアルデザインのこれまでと、これからの未来を切り拓こうとする注目される企業や個人のデザイナーなどの作品や活動を広く紹介いたします」という展示会です。
「歴史編」では、戦後日本のインダストリアルデザインの基礎を築いたデザイナーとその作品の展示で、懐かしさと同時に昭和日本の発展が見て取れました。「未来編」は協賛企業のお付き合い程度のモックアップ展示(決して製品化しない、できない)とデザイン事務所の売り込みという印象で、全体の統一テーマもなく散漫なイメージでした。ユニバーサルデザインとか言いながら、説明パネルの文字が異常に小さく、老眼ぎみの私には読めないものもありました。学生作品展示は今後の参考になりました。新宿OZONEで22日まで。'05 2/10



「わたしたちは椅子が大好き」という展示会に行きました。
著名なのも、そうでもないもの、我が家にあったもの、オリジナルと復刻版(説明なし)、座れるものと(汚くて座りたくないものも)手を触れてはいけないものなど、いろいろあり楽しめました。
いちばん楽しかったのは1/5の模型です。プロのものと、椅子塾生の作品たち。
私も作っている1/5というサイズがどうやら椅子模型のスタンダードのようで、作り方も含め大変参考になりました。ミュージアムショップなどで売られているミニチュアチェアーや、バービー/GIジョーなどのフィギュアーが1/6なので、このサイズに移行しようかと迷っていたのですが、やはり1/5が正解のようです。新宿OZONEで23日まで。'04 11/21





多摩美術大学芸術祭に行きました。作家の卵たちというより、充分作家と呼べる学生たちの作品群は、その見せ方も才能の一部であることが良くわかります。ロバートのお笑いトークも、時折雨の降る中、盛り上がっていました。'04 11/01



素と形・展(Design without Designers)を見ました。ポスターの写真はうなぎとり(鉄/日本)で、右はテトラポットの型です。
普段何気なく眼にしている生活のなかの日用品や道具。誰がデザインしたかもわからず、特に気にとめることもないこれら日用品や道具のなかには、用途や機能から必然的に導かれた無駄のない「形」を持ち、「素材」の特性を存分に生かした美しいモノがたくさんあります。本展はそういった無名のデザインに焦点をあて、モノの「美しさ」、モノをつくることの意味を考える展覧会です。 本展は、坂田和實(古道具店主)、中村好文(建築家)、山口信博(グラフィックデザイナー)の3名によって企画されました。時代や国籍を超え、あるいはこれまで美という観点からは軽視されていた領域にまで視野を広げ、それぞれの視点から選ばれたモノたちが展示されます。会場デザインは、中村好文氏が担当、アクシスギャラリー(4F)は「形」をテーマにした展示、アクシスギャラリーアネックス(B1F)では「素材」そのものが持つ存在感、力強さを伝える展示となります。 タイトルの「素」という字には素材、素地、素朴、素顔、素直、質素、あるいは「おおもと」「ベース」といった意味があります。モノが溢れ、デザインが多様化し、複雑化するこの時代、飾らない素顔のままのモノたちと向き合っていただければ幸いです・・・とのことです。
世の中、デザイナーが余計なことをしているなーと思わせる展示です。六本木AXIS(4F)で10月18日まで。



セイコーパワーデザインプロジェクトを見ました。
プロダクトデザイナー深澤直人氏(auのINFOBARや±0で有名)と、セイコーのデザイナーが共に電波時計を考える展示会です。直径2メートルほどの円柱をカットした白いアクリルのディスプレイが良いです。真ん中の写真が氏のデザイン。標準電波を送信している福島県の「おおたかどや山」の等高線のベルトとアンテナのような秒針です。
JIDAデザインミュージアム(AXIS4F)で10月12日まで。 '04 10/07



新制作展を見てきました。新人やベテランの作品を見て、「人を感動させること」とは何かを考えさせる作品展でした。上野東京都美術館で10月3日までです。'04 9/27



グッドデザインプレゼンテーションを見てきました。これはグッドデザイン(Gマーク)の審査会場を公開するもので、2000点以上の新製品を見ることができます。この中で、無印のCDラジオは欲しいと思いました。シトロエンC2のカタログとフォトCDを頂きました。8月28日までです。'04 8/26



21世紀を担う洋画家たち「α展」に行きました。技術レベルが非常に高く、多くが具象作品なのでわかりやすく、目の保養になりました。日本橋三越本店6Fで8月23日までです。'04 8/17



「栩卯会」作陶展に行きました。清水卯一先生を講師として集まった日本工芸会のグループ展です。個性豊かな作品は大いに楽しめました。日本橋三越本店6Fで8月23日までです。'04 8/17



ニューヨーク近代美術館展「モダンってなに?」に行きました。1880年からの時代の流れに則した4つの大きなテーマに沿って、通常の絵画、彫刻、版画に加え、建築、デザイン、写真、映画、ビデオにいたる広範な分野にわたるコレクション展示です。リートフェルトやミースファンデルローエの椅子やブロイアーのテーブル(みんな当時の本物)を見ることができます。右の写真は"USA TODAY"という作品で、3色のキャンディーは「お持ちください」となっていましたので頂きました。森美術館@六本木ヒルズで8月1日までです。'04 7/09



古井洵・みのわ淳展に行きました(銀座、ギャラリーGK)。盛況のオープニングパーティーの中、ビールをごちそうになりました。'04 5/31



一ノ瀬泰造写真展に行きました。戦わない人々が犠牲になる戦争。恐れ、悲しむ人々に遠慮がちにレンズを向け続けた泰造の映像は、その人たちへの愛情も感じられます。戦死した父親の墓の上に立ち、泣きじゃくる男の子の写真は自分の涙で良く見えませんでした。第二次大戦以降の多くの戦争にはアメリカ軍が介在し、なぜか全ては有色人種の国々で、悲惨な被害はアメリカ製の兵器によるものです。ジャーナリスト無しには事実は伝えられません。'04 5/29



桜吹雪の中、池田20世紀美術館(伊東市一碧湖)に行きました。ダリ、ミロ、シャガール、ピカソ、マチス、ウォーホールなどの作品が常設展示されていて、「これ以上近付くな」みたいなことはなく、「ひざに毛布」みたいなお姉さんもいませんので、その気になれば触れる展示ですが、29年間事故はないそうです。'04 4/09



カメラショー(有明ビッグサイト)に行ってきました。来場者の平均年齢が高いのは例年通りで、カメラショーなのにコンパニオン撮影に夢中なのも毎回同じです。ライカのデジカメが実は松下製だったりするので、全体的にもの(ブランドも)に対するこだわりが薄れてきている印象を持ちました。そういえば、コシナのレンジファインダーカメラをデジタル化してエプソンが発表してました。カメラの歴史では、レンズ交換とファインダー画像の関連からレンジファインダーに見切りを付けて、撮影レンズの画像が見える一眼レフに移行したはずで、それはデジタル化で一挙に解決した筈なのに、不思議な商品です(それも¥300000ですよ)。デジタル一眼も不思議ですけど、現行交換レンズが使えるというメリットだけでは、デジタルツールの将来的な進歩がありませんよ。'04 3/19



「職人であり続けたオランダ人デザイナー、リートフェルトのイスと家」展を観ました(府中市美術館)。「赤と青の椅子」や「ベルリンチェア」「ジグザグチェア」の本物に大興奮。復刻版からは感じられない職人芸を見る事ができました。しかしその構造は量産しやすさを考慮されているというがら驚きです。1910年代から1930年代(日本は大正から昭和初期)にこんなデザインを考えていたリートフェルトは本当にアバンギャルドです。
「ジグザグ」は模型もCGも作ったので、本当に感激しました。「赤と青の椅子」は資料を入手できたので早速模型化、CG化したいですね。府中の森公園の桜はちょっと開き始めています。'04 3/17



「馬場彬へのオマージュ展part-2」に行ってきました(銀座 井上画廊)。故人のゆかりの作家36人の作品展です。これだけの作品を一度に観る機会はなかなか無く、それぞれの個性を楽しめました。'04 3/13



IPPF(International Professional Photo Fair)2004に行ってきました(池袋サンシャインシティー)。ホームページ用小物撮影に便利な、照明付きのポータブル撮影ブースが出品されていました。デジタルカメラ用の照明は、赤外線が出ないので蛍光灯が主流です。8GBのCFカードなんてのもあるんですね。私の職業だと「営業写真」の分類なんですと。'04 3/05



山田先生の個展を見ました(銀座、シロタ画廊2)。豪快な笑い声が聞こえそうな作品でした。'04 3/03



「ヨハネスイッテン、造形芸術への道」を見てきました(東京国立近代美術館)。
スイスの造形作家であり、バウハウス初期ワイマール時代の指導者のひとりでもあったヨハネスイッテン(1888〜1967)は独自の造形理論と色彩論によって、とりわけわが国では戦後の美術教育界で良く知られています。初期から晩年の絵画、立体80点と、彼の教えを受けたアーティスト、デザイナーたちの作品200余点の展示があり、ざっと見ても2時間ほどかかる、ボリュームのある展示会でした。特に彼の色彩論の為の直筆スケッチは感動的です。'04 2/26



「ロバートキャパとその志を継ぐ22名の国際写真家による写真展」を見てきました(そごう美術館)。
キャパのは勿論、沢田教一の写真に鳥肌が立ちました。彼の写真は被写体にものすごく近付いて撮っています。極限状態の中ですが、広角を使っているのでブレも少なくピントも合っていて、リアルに戦争の恐怖や悲しみを伝えています。 '04 2/23