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GUNZE1/24 JAGUAR XK-Eです。
JAGUAR XK-Eは英国JAGUAR社が威信をかけて開発した美しいモノコックボディのスポーツカーで、1961年に発表されました。50年代のレースで数多くの勝利を手中にしたCタイプやDタイプのデータをもとに、4輪独立懸架、4輪ディスクブレーキなど当時の最先端技術を採用し、絶大な人気を集めました。このキットは1964年にマイナーチェンジされた4.2lモデルです。 '06 10/17



GUNZE1/24 TRIUMPH TR3です。
下のAUSTINより大きな1991cc95Hpのエンジンで、約13000台生産されたうちの90%がアメリカに輸出され人気を博したブリティッシュライトウェイトスポーツ。TR4やスピットファイアーと共にスーパーカー世代より古い自動車ファンには憧れのくるま。1980年代にはイラストレーターのBOW氏が駆る白いボディーに英国空軍マーク付きを環八で時々見かけました。
このキットは1955〜1957年のモデルで、メッキのスポークホイールやフロントグリルでさらっと組んでも、凝り凝りに組んでも楽しそうです。エンジン無しはこのシリーズ同様です。 '06 1/30



GUNZE1/24 AUSTIN HEALY SPRITE Mk-1です。
MG MIDGETと共にSPRIDGETと呼ばれた安価、軽量のスポーツカーシリーズの一台です。下のLOTUS SUPER7のコンセプトに近似しています。A型エンジンをはじめ、かなりのパーツを同時期のミニシリーズと共用したり、トランクフードも省略し、シートを倒して荷物の出し入れをします。所謂ブリティッシュ・ライトウエイトスポーツの代表で、日本ではカニ目と呼ばれますが、海外ではフロッグアイです。
1958年、英国BMC社からSPRITE Mk-1が誕生し、Mk-2からボディデザインの変更と同時に姉妹車MG MIDGETをラインナップに追加しました。 幾たびかのマイナーチェンジを経て1979年生産終了。BMC社や、オースチン、MGブランドなどの歴史的背景なども大変面白いのですがここでは割愛します。
このキットはエンジン無しですがメッキパーツも美しく、ストレート組みでも充分楽しめます。エンジンフードを開ける改造(かなり大工事)をしてタミヤミニのエンジンを載せれば更に楽しめます。スロットレーサーもイケます。 '06 1/14



TAMIYA 1/24 LOTUS SUPER 7 SERIES 2です。
1957年ロンドンモーターショーで発表されたライトウェイトスポーツ。対候性や居住性を犠牲にし、徹底的な軽量化と他車からの流用パーツで、高い操縦性と安いコストを実現したコ−リンチャップマンの傑作です。基本設計はほとんど変わらず改良を続けながら1973年まで生産されました。その後ディーラーだったケータハムが製造設備を買い取り、マニアックなシリーズを展開しています。「筋の通ったコンセプトはグッドデザインを生む」という好例です。
このキットはステンレスエッチングのグリルを奢っている以外は最小限の部品点数ですがいい雰囲気を出しています。逆に実車同様カスタムベースとしても最適です。
右の写真はこのキット用の(株)ビーバー製スロットレーシングカーシャーシで完成品はこのページにあります。モーター搭載位置はリアアクスル前後を選択できます。操縦性はリアアクスル前(ミッドシップ)の方が良いのですが、ドライバーを乗せられないのでリアアクスル後にしました。'05 12/29



GUNZE1/24 LOTUS ELAN S3です。
下のキットの廉価版なので金属パーツはプラスチックに置き換えられいますが、屋根付きフロントウィンドウも付属しクーペタイプとしても組めます。なぜかエンジンフードは別パーツになっていますが、肝心のエンジンはありません。'05 12/11



GUNZE1/24 LOTUS ELAN S3 HIGH-TECH MODELです。
トヨタ2000GTが手本にしたバックボーンフレームとダブルウィッシュボーンサスペンションをはじめ、ボディー以外のほとんどのパーツはホワイトメタルやステンレスのエッチングパーツで、病的なこだわりのキットです。特にステンレスのエッチングで制作されたバックボーンフレームは、折り曲げ順序を間違えると完成できないほどの上級者向けです。マツダロードスターのスタイリング(特に初代)はこれを参考にしています。
写真のキットは1989年購入の初版です。'05 8/12



GUNZE1/24 ALFA ROMEO 2000GTAm HIGH-TECH MODELです。
下と同じキットにホワイトメタルやステンレスのエッチングパーツを加え、上級者向けとしています。
写真のキットは1987年の1st lotです。'05 6/11



GUNZE1/24 ALFA ROMEO 2000GTAmです。
下の1300 JUNIORが1.3Lクラスを制覇していた70年代初頭に2Lクラスのツーリングカーフィールドを席巻していたのがこのGTAmです。70年型が1750GTAm、71年型が2000GTAmと呼ばれた"Am"とは、アメリカ仕様の1750GTVにスピカの機械式燃料噴射装置が装備されていたことに由来するそうです。市販車1750GTVをベースにアウトデルタによりわずか40台前後が製作されたレース用スペシャルなのでロードゴーイングモデルはありません。スチール製でGTA系より重い940kgのボディーを210~240HPのパワーで230kmまで引っ張りました。
太いスリックタイヤをカバーするオーバーフェンダーはFRP製で、ボディーにリベット留めされていますが、その造形はイタリアらしく自然で、このプラモデルはリベットも含め上手く再現されています。 '05 2/11



GUNZE1/24 ALFA ROMEO GTA 1300 JUNIORです。
このキットはイタリア自動車界の至宝といわれる、アルファロメオが、1968年に発表したスポーツモデルです。アルファロメオは数多くの高性能スポーツカー、GTカーを作り出し、世界のレース界に王者として君臨した名門で、このGTA1300ジュニアもその伝統から生み出されたレーシング仕様車です。
ベルトーネのデザインによるボディー外板は軽合金製で、1.3Lクラスツーリングカーレース制覇を狙ったアルファロメオが搭載した得意のツインカム1290ccエンジンは、ジュリエッタ系やGT1300ジュニアとは別物で、それまでの1600ccの超ショートストローク版です。ツインプラグに45φツインチョークウェーバーで96Hpから850Kgのボディーを175Km/hまで引っぱりました。その性能は、レースで十分に発揮され、1968年から1972年の間にわずか447台しか生産されなかったうちの300台がレース用のコルサモデルで、アウトデルタチューンのそれは160~165Hpから210Km/h以上を出したと言われています。
段つきの寄り目と呼ばれて、アルファファンは入手したいキットのひとつですが、残念ながら絶版です。 '04 12/26



ハセガワ1/24 LANCIA DELTA HF integrale 16vです。
怪物化したグループBマシーンによる度重なる事故により、1987年からWRCはグループAカーで戦うことになりました。グループAは連続した12カ月以内に5000台以上生産された4座席以上の量産車で、パワートレーンやボディー外観は市販モデルと「基本的に」同一でなければならないという規定があります。フルタイム4WD+ターボエンジンでなければ勝てない時代になっていたので、LANCIAは1980年のヨーロピアンカーオブザイヤーである「普通の」FWDハッチバックのデルタに、2リッターインタークーラーターボエンジンを押し込み、プラネタリーギアとビスカスカップリングによるフルタイム4WDを与え、1987年、3台出場したモンテカルロで1ー2フィニッシュというデビューを飾りました。1989年に最終形の16バルブエンジンに進化しました。ノーマルの市販車は200馬力ですが、ラリーカーは300馬力前後は出ていたようです。
このキットは特徴的な4WDのドライブトレーンも再現し、シート表皮のアルカンターラをデカールで表現しています。'04 8/10



書斎の天井付近を占領する未組み立てのプラモデルです。少しずつ紹介できると思います。老後の楽しみ。