デザインの本


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デザインの本質。GKの田中さんの本です。前半はデザインの教科書にしたい内容です。
後半はGKの業績をまとめたもの。デザイン業界の就活生にお勧めです。 ISBN978-4-908492-88-4 C3070    '20 10/25




バウハウスと茶の湯。ようやく入手できた一冊。
裕福な茶人の父親、人力車で幼稚園に通ったという山脇道子のバウハウス生活の顛末。
当時ドイツに行くには日本からハワイ経由でサンフランシスコへ船旅。
大陸横断鉄道でニューヨーク。更に船でブレーメン港入りだそうです。その後の人生も興味深い! ISBN4-10-404201-3 C0070    '19 12/21




「倉俣史朗のデザイン 夢の形見に」川崎和男を読みました。
川崎和男はデザイナーである一方、作家(小説家)にもなりたかったとTV番組で語っていた。
しかし文章は読み難く引用過多でクラマタの解説から外れることが多い。読書家である事は間違いないが、知識のひけらかしである。
「デザイナーはエンジニアと対等に議論(喧嘩)できる知識が必要」と言っているわりには間違いが多い。
例えば「液晶、プラズマも発光ダイオードの一つ」。とんでもない!全然別のものです。
「液晶画面を照らし出すのをLCDという」。それはバックライトのこと。液晶画面のことをLCDと言います。
その他、メガネデザイナーでもある川崎和男がレンズやサングラスもアクリルだと思っている。ポリカーボネイトです。
How High the Moonという椅子は、クラマタが幼少の頃「米軍爆撃機が投下する電波妨害用のアルミ箔のリボンが月明かりに反射して綺麗だった」
という記憶の産物ですが、川崎はエキスパンドメタルとソファの形の話に終始している。残念!

椅子を倚子と書くのは気取っているのか。ISBN978-4-623-06011-5 C0010    '18 03/15




「デザイナーは喧嘩師であれ」川崎和男、「大量生産品のデザイン論」佐藤卓を読みました。
喧嘩しても自分のデザインを押し通す川崎、一方、デザインは依頼者のものという佐藤。対極の二人。
「喧嘩師・・・」は1999年MACPOWER誌連載をまとめて出版されたもの。デザインは自己主張という。
ISBN4-7561-3089-5 C3004
最新刊「大量生産品の・・・」の佐藤は、自分の推薦案が否定されても依頼者が選んだ案が最良という。
ISBN978-4-569-83739-0 C0236    '18 03/07




「私のトリノ物語」 NAVI時代から面白い文章を書く松本葉。これ程までにイタリア自動車界の要人に顔が広い日本人は数少ないと思う。
イタリア人自動車デザイナーと結婚するまでの顛末も興味深い。ヨーロッパ人から見た日本(人)のイメージの話も意外!
イタリア車に乗りたくなる。   ISBN978-4-907234-16-4 C0076    '18 02/10




「人がより良く生きるための道具」をデザインし、注目されるブランドになった「バルミューダ奇跡のデザイン経営」を読みました。
多くの意見でダメになる大企業のデザインと真逆のやり方でこだわりの高品質家電を出し続ける秘密満載!
2003年に3人でスタートし、成功したベンチャー企業の経営秘話。 ISBN978-4-8222-6499-4 C0034    '17 10/16




下の一冊を読みました。絵と言葉の一研究。
デザインは「わかりやすく伝えること」で「その素晴らしさを伝えたい」という気持ちが含まれている気がする、だそうです。
ISBN978-4-568-50507-8 C0070    '17 08/21




寄藤文平さんの本8冊を書いました。本というより絵本です。    '17 07/07




グローバル社員はいない。外国語の能力と仕事の能力は関係ない。日本でできる人は海外でもできる。
発展途上国では裕福な人に売れる(安いのに)。海外の人は無印良品のミニマリズムに「禅や茶道」を感じる。
ISBN978-4-04-102971-8 C0030    '17 04/11




売れっ子デザイナー佐藤オオキの初著書を読みました。なるほどなるほどという内容です。
ほんのちょっとダジャレと「シモの話」が気になります。ISBN978-4-09-346089-7 C0070    '17 03/20




3Dプリンターの本3冊を読みました。似たような内容です。    '17 03/02




「ウィリアムモリスの遺したもの」を読みました。
モリスの理想とする社会主義運動を実践すると、製品は高額になり庶民には手が届かず、対象は上流階級に限られたという皮肉。
ISBN978-4-00-022233-4 C0098 岩波書店    '17 02/12




「people design」を読みました。
「イケアハッカー」という言葉を初めて聞きました。イケア製品をバラバラにして別ものに作り変えることです。
ISBN978-4-86100-985-3 C0072 ビーエヌエヌ新社    '17 02/11




「インクルーシブデザイン」を読みました。
Design for All,Universal Design,Inclusive Designの三つは微妙に違うのですね。
ISBN978-4-7615-2569-9 C0072 学芸出版社    '16 12/29




「スペキュラティブデザイン」を読みました。従来の問題解決ではなく問題提起を思索するデザインの話。
スプツニ子も例として書かれています。  ISBN978-4-8025-1002-8 C3070 ビーエヌエヌ新社    '16 11/13




「はみだす力 スプツニ子」を読みました。確かにはみ出してます。「情熱大陸」を観てからの方が良いです。
ISBN978-4-8002-1792-9 C0011 宝島社    '16 10/29




「デザインの風景」永原康史を読みました。「ウェブデザイニング」誌に連載の103回分全てをまとめたもの。
グラフィックデザイン、特にブックデザインやタイポグラフィーに興味のある人にお薦めです。ISBN978-4-86100-704-0 C3070    '16 08/10




「SONY DESIGN」を買いました。「過去の栄光」写真集です。初代ウォークマンが載っていません。    '16 07/27




「玩具とデザイン」を買いました。積み木を中心にヨーロッパの玩具を集めています。    '16 01/27




白紙撤回されたオリンピックエンブレムの募集が再開されました。
授業で使用しているこの本には、審査委員長であった永井一正氏の紹介ページの次には採用案の佐野研二郎氏が紹介されています。
偶然だといいのですが!    '15 11/25




スターリンの文化革命により抑圧された、資料の少ないロシアアバンギャルド。
グラフィックデザインを中心に舞台、服装などを紹介。  ISBN978-4-7562-4612-7    '15 09/12




土田昇 刃物と時間を読みました。刃物職人とそれを使う大工の話です。
弟子も跡継ぎもいない、衰退する刃物業界。それは電動工具で作られた部品を現場で組み立てるだけの大工仕事を見れば明らか。
刃物店店主による冷静な分析の書。  ISBN978-4-87586-428-8C0095    '15 03/20




伊東豊雄 子ども建築塾を読みました。
小学校高学年の子どもたちが建築や「まち」について勉強する塾の話です。
伊東さんは小学生から建築について学習することが大切であると言っています。
これは、梅原真さんが図画工作にデザインも加えて「図工デ」を教えるべきと言っていた事と重なります。
   ISBN978-4-86480-015-0C0052    '15 02/20




デザイン言語入門を読みました。脇田玲さんのデザインへの「入口」は美大を卒業したデザイナーとは違いますが、ブルーノムナーリ、深澤直人、原研哉といった名前が出ると、重なる部分は多いと感じました。   ISBN978-4-7664-1692-3    '15 02/09




竹原あき子さんの本「デザインとはずがたり」を読みました。日経デザイン誌に連載されていたコラムの抜粋です。
「デザイン」の考え方が良く解る話が満載です。著者の文字が小さいことに好感を持てます。   ISBN978-4-8222-6491-8    '15 01/12




梅原真の本を2冊読みました。職種としてはパッケージデザイナーですが、商品名、コピーライト、フォント、イラストなど全部をやります。
この人が手掛けたものは必ず売れるとのことです。2012年にNHKプロフェッショナルに出演してからは、全国から仕事の依頼が来たそうですが殆どを断ったそうです。
一次産業しか扱わず、自分にスイッチが入らない仕事はしない、骨のある人。
ISBN978-4-904702-12-3  ISBN978-4-89737-756-8  '15 01/11




100脚の椅子を微に入り細に入り解説しています。その情報量がすごいです。
それぞれの解説後半は「著名なデザイン事務所で働いていた、誰と一緒だった、誰と会ったことがある、コンペで受賞した」と、
自慢にしか思えない話で、半分のページ数で良いと思いました。100脚を知るには良い資料です。
読み終わって研究室の書棚に収めると、同じ本が既に買ってありました。よくあることです。
ISBN978-4-395-02104-8   '14 12/18




写真が好きで植田正治さんを知らなかったら、是非読んで欲しい本です。
昨年、生誕100年記念で娘さんの和子さんが著した植田さんの日々の写真生活です。
銀塩時代に焼き付け時の加工を躊躇なく実行していて、存命であればデジタルの加工を積極的にやっていたと思います。
福山雅治の写真の先生でもあります。
ISBN978-4-582-23123-6   '14 12/17




「デザイン家電は、なぜ四角くてモノトーンなのか?」です。
家電製品のデザインの歴史、形や色の意味を上手く解説しています。プロダクトデザイナーの一年生には良い教科書になると思います。
しかし、英語の”Design”は「設計」という意味ですが、形を設計することだけを「デザイン」と捉えていることが気になります。
「デザイン家電」という表現を抵抗なくタイトルにするのはこの為でしょうか。
また、Fashionは「流行」という意味ですが「ファッションの流行」という、用語の基本的な間違いはデザインの本としては残念です。
ISBN978-4-8443-6394-1   '14 12/09




JIDA DESIGN MUSEUM SELECTION Vol.15です。これは日本インダストリアルデザイナー協会の2013年度選定商品図録です。
今回私は2商品について推薦、解説しました。   '14 04/20




JIDA DESIGN MUSEUM SELECTION Vol.14です。これは日本インダストリアルデザイナー協会の2012年度選定商品図録です。
今回私はHONDA N-BOXについて推薦し、2商品について解説しました。   '13 04/27




WHY DESIGN NOW?です。「世界の問題はデザインが解決する」ではなく「問題を解決するのがデザイン」です。
卒業制作のヒントが満載!  ISBN978-4-86276-120-0   '12 08/04




JIDA DESIGN MUSEUM SELECTION Vol.13です。これは日本インダストリアルデザイナー協会の2011年度選定商品図録です。
グッドデザイン賞(Gマーク)との違いですが、Gマークは申請しないと審査されませんが、これは協会が選定するもので、協会から参加を依頼するものです。
今回私は2商品について推薦し、1商品について解説のお手伝いをさせていただきました。   '12 04/29




プロダクトデザインを論理的に効率良く生み出そうという内容です。
論理的という割には「まとまり」「造形が甘い」「すっきりしている」「面がもたない」といような
主観的な言葉が多く出てくるので、こういうのを造形工学と言うのかな?と思いました。
行き詰まった新人デザイナーが、頭の中を整理するのに良い本かも知れませんが、
企業が間違いのない製品デザインを効率よく生み出そうという本ですので、仕事を極めようとするデザイナーには向きません。
  ISBN978-4-86100-805-4    '12 02/29




川崎和男著「倉俣史朗のデザイン」を買いました。1997年から2004年までAXIS誌に連載されたものをまとめ直したものです。
倉俣さんのデザインを解説したものですが、川崎さんが選んだ他からの引用文が多く、川崎さんの解釈と思った方が理解できます。
必要以上に難しく解説しようとして力み過ぎの感が否めません。
読書量を自慢したい訳ではないでしょうが多読故の誤解も散見されます。
「液晶やプラズマも発光ダイオードのひとつ」と書いてしまうのは知識が未消化な証拠です。
ま、ひとつの解釈ということで、クラマタファンの本棚にあっても良いかとは思います。  ISBN978-4-623-06011-5    '12 02/20




「世界を変えるデザイン」を買いました。すでに70億人を超えた世界人口の10%しか我々のような生活をしていない現実。
残りの90%はしっかりした屋根のある家で水道の水を使い毎日風呂に入るような贅沢はできない。
デザイナーはそういう人々の為のデザインをしなければいけない、という本です。ヴィクターパパネック『生きのびるためのデザイン」の系列ですね。   '11 12/02




PRODUCT DESIGNを買いました。昨年からスタートしたプロダクトデザイン検定のテキストです。就活にも役立つ?
日本インダストリアルデザイナー協会編集 ISBN978-4-86267-063-2   '11 08/07




テオ・ヤンセン第二弾発売! 前回も作っていません。この夏作りますか?   '11 08/01




原研哉さんの「白」を読みました。
白は色なのか。白があるのではない。白いと感じる感受性があるのだ。
多くの文化財を焼き尽くした応仁の乱以降、義政の銀閣に始まる東山文化は「簡素」「空白」の美意識をもたらした。
空白は空っぽであり、全てがある。・・・というようなお話。 ISBN978-4-12-003937-9 C0070  '11 07/12




倉俣史朗 着想のかたち。四人のクリエイターが倉俣を語っています。
伊東さんの仙台メディアテークは、エキスパンドメタルの脚を持ったトワイライト・タイムというガラステーブルからヒントを得ていると読めました。
倉俣作品は「アートとかデザインとかの範疇を越えた表現である」と言う事?
ISBN978-4-89737-674-5   '11 06/16




JIDA DESIGN MUSEUM SELECTION Vol.12です。これは日本インダストリアルデザイナー協会の2010年度選定商品図録です。
グッドデザイン賞(Gマーク)との違いですが、Gマークは申請しないと審査されませんが、これは協会が選定するもので、協会から参加を依頼するものです。
今回、2商品について推薦・解説のお手伝いをさせていただきました。   '11 04/06




「円形、三角形、四角形」ブルーノ・ムナーリを買いました。
「三角形」にフラクタル図形(幾何学の概念)が出てきますが、野菜ロマネスコはこのフラクタル図形で有名です。


ISBN978-4-582-83485-7 C0070
ISBN978-4-582-83486-4 C0070
ISBN978-4-582-83487-1 C0070 平凡社   '11 03/01




「デザインの骨格」を買いました。Suicaの読み取り角度、インフィニティQ45、オリンパス O-productをデザインした人。
O-product=坂井直樹が有名ですが実際にデザインしたのはこの山中俊治。
プロダクトデザイナーというよりは科学者ですね。「形を描こうとしてはいけない。構造を描くことによって自然に形が生まれる。」と。
航空機、例えば747の外観に造形の専門家は関わっていないという話など。  ISBN978-4-8222-6470-3C2034  '11 02/23




これは押さえておかないと。年齢、セーフ!  '11 02/13




椅子好きには「買い」です。  '11 02/11




AXIS誌を買いました。トヨタ、日産、東芝、ヤマハ、ソニー、キヤノンのデザイン部門長へのインタビューが興味深いです。
日本を追い越す勢いの新興国勢にどう対応するか。1000人規模のサムスンデザインに150人程度の東芝やキヤノンが太刀打ちできるのか?
具体的な話の少ないキヤノンの「顧客価値の創造」って何ですか? 医療分野のデザインは新卒デザイナーに魅力がありますか?
因にキヤノンの部門長が一番高齢です。  '11 01/08




「デザイン学」向井周太郎を買いました。ISBN 978-4-901631-90-7

バウハウスの意思を継承したウルム造形大学(1953-1968)に留学し、マックスビルに直接学んだ向井周太郎先生は、
その後同大学のインダストリアルデザイン研究所フェローとして、研究・教育に従事しました。
バウハウスを語らせたら日本人の中で右に出る人はいないでしょう。

デ・ステイル派がバウハウスに影響を与えている話、ドイツ工作連盟はバウハウスの前身ではなく戦後も続いていたこと、
モリスのアーツ&クラフツ運動も想像以上にバウハウス設立に影響している等、目から鱗の話が満載です。
この書は先生の武蔵野美術大学基礎デザイン学科の最終講義をまとめたものだそうですが、461ページもあり、
デザインが表層的なものだと思っているひとには、気合いを入れないと読めないほどヘビーです。
川崎和男さんもきっと読んでます。  '10 11/21




「デザインのデザイン」原研哉を買いました。ISBN 4-00-024005-6

「デザインが大切だ、大切だ」と異口同音に言っている人達へ、
「わたしはデザインがわかっている」と思っている人達へ、
そして「デザインていったいなんなんだ」と真剣に頭を抱えている人達へ。
そんな人達はこの本を読めばいい。とは深澤直人の推薦文。

文章を書く日本のグラフィックデザイナーで、これほど広い見識を持った人を他に知りません。
 '10 09/03




「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」トーマス・ハウフェを買いました。
産業革命前後から現代までのプロダクト/建築デザインの変遷が多くの図版で俯瞰できます。
「そうだったのか!」と思うこと多し。 '10 07/31




「デザイン的思考」ジョン・ヘスケットを買いました。
21世紀のグローバル社会において、デザインに何が求められているのか?人間に本当に必要なデザインとは何か?
イリノイ工科大学教授を経て香港工科大学デザイン科教授である著者は日本企業のデザインにも詳しく、
「今」のデザインを克明に記しています。
二名で訳していますが、原文に忠実過ぎる為か難解な日本語になっているのが残念です。 '10 06/21




「デザインの未来」を買いました。
ファションの世界と同じでグラフィックの人も「デザイン=色、形」ですね。
どのジャンルのデザイナーも自分の「デザイン界」が「デザイン」の中心だと思っているのが面白いです。
この本は講演会をまとめたもので、それぞれの人のデザイン感がストレートに出ています。
最近はグラフィックの人がプロダクトを手がける事がありますが、本質的な「使い勝手」に言及する人は稀です(依頼者の狙い?)。それでもプロダクトデザインのつもりです。
デザインの勉強をしている人には、ここに登場するデザイナー名は要チェックです。 '10 05/05




ブルーノ・ムナーリ(1907~1998)「芸術家とデザイナー」を買いました。
書名通り芸術家とデザイナーの違い、言い換えると「デザインは芸術ではない」ということを熱っぽく書いています。
フランス人はDesignという外国語をスタイリングと混同していると書いているあたりは、私がこのサイトで書いている事と一致しています。
フランス帰りの日本人ファッションデザイナーがデザインというカタカナ語を持ち込んだことが、意味の取り違いの原因であることが確認できました。
現役デザイナー必読の書です。 '10 02/23




黒川雅之さんの本を買いました。これはすでに70歳を過ぎた黒川さんの遺言書ですね。
プロダクトデザインもこなす建築家ですが、話題はデザインと「死」ということについて。
彼の人となりが良くわかります。装幀は松永真。 '10 02/14




世界的に評価の高いインテリアデザイナー内田繁さんの本です。
私が題名から想像する内容とは違って、伝統的な日本建築、特に茶室に関して多くのページを割き、
自覚はなくても(日本人である)自分の作品は海外から「日本的」と評価されるという内容。
四十数冊もの参考文献から判るように、日本建築の研究論文のような書です。
茶室の詳細な解説に反して自身の作品説明は実にアッサリと感覚的なので、内田氏のデザインの発想は感覚的なもので、
この本のような理屈から来ているものではないと思われます。 '10 02/06




リートフェルトはZIGZAGチェアーやRED&BLUEチェアーが有名ですがオランダの建築家です。
「ZIGZAGチェアーの正しい使い方」のダイニングがありました。 '10 01/26




建築家、長大作さん84歳の時の本です。今は88歳だと思います。椅子のデザインが有名ですが、
氏の「小椅子」がジャンプルーヴェの「スタンダードチェア」(写真中)に起源があることをこの本で知りました。
周りの人たちが持ち上げる為か、自慢話が気になります。
どういう人か知りたかったので読みましたが、好みのデザインではない本は読まない方が良いと思いました。 '10 01/18




アールデコのフランス人イラストレーターであったレイモンド・ローウィーは、
持ち前のハッタリとアメリカンコマーシャリズムに乗って、
「用の美」であるはずのインダストリアルデザインを、ただの「スタイリング」として形や色を「デザイン」して大成功したという本です。
日本のピース(両切りの)のパッケージデザイン料は当時の総理大臣の給料が11万円の時に、なんと150万円だったそうです。 '09 12/17




そろそろソットサスを振り返ってみる? '09 12/16




「日本のアールデコ」を買いました。
1925年「パリのアールデコ博」の前後に世界的に流行した装飾様式は、ニューヨークの摩天楼
(クライスラービル・エンパイアステートビル・ロックフェラーセンターなど)にも採用され、
今もニューヨークの人々の生活に普通に入り込んでいます。
日本では資生堂の初期からの広告宣伝、パッケージが有名です。横浜山下公園の氷川丸の内装デザインもアールデコです。 '09 12/15




ガウディの言葉。「常に開かれて、努めて読むのに適切な偉大な書物は、自然のそれである。」
といった表現はまだ解り易いですが、全体として難解な書。直訳過ぎるのかも知れません!
ル・コルビュジェの建築について「梱包ケースを荷ほどきする貨物駅のホームに似ている。」といった表現は面白いと思います。 '09 12/14




「建築家の椅子111脚」を買いました。世界の名作椅子の80%は建築家のデザインだそうです。
ほんの一部の建築家ですけど! '09 12/10




また織田さんの本「ハンス・ウェグナーの椅子100」を買いました。本物を所有している人は強い! '09 12/05




世界の写真家集団マグナムフォト。無言のフォトジャーナリズムの饒舌さ。 '09 11/25




「知らないと恥ずかしい」んだそうで、バックナンバーも買いました。 '09 11/23




そろそろ来年の名刺を考えないと。 '09 11/22




こういうのは資料になるので必ず押さえておきます。 '09 11/21




蜷川美花の写真集「楳図邸」です。
別にお薦めはしませんがお好きな方はどうぞ。写真の勉強にもなります。 '09 11/18




ハンス J.ウェグナーの本です。
表紙になっている「Round Chair」は1950年にコペンハーゲンで行われた展示会で発表されましたが、あまりにシンプルだったため評判は芳しくありませんでした。
10年後の1960年、アメリカのCNNテレビで大統領候補ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンがこの椅子に腰掛けテレビ討論を行い、
アメリカをはじめ世界中の注目を集めることになりました。
当初「Round Chair」という名前が付いていたこの椅子は「The Chair」という愛称で呼ばれるようになりました。 '09 11/16




EAMESの本です。3次元成形合板、FRP、スティールワイヤーなどで大量生産し、
安価な椅子を多くの人に提供するというコンセプトでしたが、皮肉なことに今では高級品です。 '09 11/14




Newest Chairs。吉岡徳仁の「ハニーポップ」「パンの椅子」など最新の椅子の本。
実用性より新素材の実験的なアイディアも多いですが、ブロイヤーの「鉄パイプの椅子」も最初は実験でした。 '09 11/13




1000Chairs。1000脚あっても「有名なあれが無い」という、星の数ほどある世界です。
キューブリック作品「2001年宇宙の旅」(原題 2001: A Space Odyssey)に登場するオリビエムルグの椅子もあります(写真右)。 '09 11/12




雑誌「室内」に14年間掲載された椅子のイラスト集。作者は世界的な椅子コレクターにして北海道東海大学芸術工学部教授の織田憲嗣氏。
氏のコレクションは1000脚を超え、埃よけのビニールを被って大きな倉庫に収まっています。世界中から貸与依頼が来るとか。 '09 11/11




今「買い」の一冊。
少しでも建築に興味のある人は買いましょう。DVD付き! '09 8/16




今「買い」の一冊。
ナガオカケンメイ氏と違い、本当の"Design"の事が記されている著書。心理学が実生活に役立つ科学であることを示しています。
D.Aノーマン著、野島久雄訳。新曜社 ISBN978-4-7885-0362-5 C1011 ¥3300E '09 5/30




今「買い」の二冊。
BRUTUSには故・倉俣史郎の自邸が載っています。没後、氏の代表作が置かれているその室内は圧巻です。PENは全体の半分が吉岡徳仁特集です。'09 5/01




この本さえ読めば全てが解ります。モダンデザイン全史/海野弘 美術出版社。'09 4/11




この人の頭にある「デザイン」ってなんでしょう。
「デザインリサイクルストア」「デザインを商品としている商売」「デザインの感じられるリサイクル品」「世の中の微妙なデザイン品」「デザインの百貨店」「デザインリサイクル」「日本のデザイン消費」「デザイン家具」「デザインマンション」「デザイン好きな店主」「デザインをしっかりと販売する場」「デザインにいいこと」と「デザイン」連呼ですが、この人の認めないものはデザインじゃないんです。
ダイソンの掃除機もこの人に言わせると、普遍性もロングライフも感じない「ヤバいデザイン」だそうです。「デザインチック」「デザインのふり」「デザインはダサい」とも書いています。
でも買って使って「簡単」「楽しい」と言っています。それがダイソンのデザインなのに。
デザイナー歴17年と書いていますが、ずっとグラフィック畑で、プロダクトデザインの判断ができないのかもしれません。
「デザイン」の気になるところで付箋が一杯になりました。でも、会社を作って運営することについてはいいことも一杯書いてありますよ! '09 2/05




昨年テレビ番組「情熱大陸」を見て、ちょっと引っかかるものがあったので読んでみました。
やはり、グラフィック畑の人(著者)とプロダクト畑の人(私)の「デザイン感」の違いを感じます。
例えば、自らのリサイクルショップD&DEPARTMENTを「デザイン雑貨店」というあたりは「デザイン」という言葉の捉え方がグラフィックの人だと思います。
文中の ーーーもはやデザインとは、形の「デザイン」だけにとどまってはいないーーーなどという当たり前な表現を読むと、
この人はDesignの意味を本当に理解しているのかなー?と思いました。いいことも一杯書いてありますよ! '09 2/01




デザイン絡みの本をまとめ買いしました。詳細は後日! '09 1/29