2003年10月4日(土) 中古バイオを買いに秋葉原へ


製品写真

 実は我が家にはノートパソコンがあった。あったというより今もあるのだが、つい最近内蔵ハードディスクがクラッシュしてしまい、使えなくなってしまったのだ。NECのPC-9821Ls150という古い機種なのだが、私はお気に入りだった。ハードディスクはもともと1.4GBしかないものを8.4GBのものに換装してある。これが壊れてしまったのだ。もうこのハードディスクは手に入らないだろうなあと思い、悲しみに暮れているのである。


 で、職場のノートパソコンはいつでも使えるわけではない。ここは仕方がないから、新しいノートパソコンを買うしかないだろうという結論に達した。今月は出費がかさむなあ…。でもお金がないから、中古で行こうということになったのだ。秋葉原のソフマップの中古販売専門店が最近人気があるということを聞いて、さっそく出かけることにした。

 こっそり行こうとしたら、5歳の娘に見つかってしまい、仕方なく連れて行くことにした。最寄りの新鎌ヶ谷から北総線に乗り、浅草橋でJR総武線に乗り換える。秋葉原は次の駅だ。

 予算は10万円。多くは望まないが、できればCD-RW付きがいい。やっぱりデータのやりとりは簡単だからなどと考えていたら、10万円以内のものはほとんどないではないか。
 最低でも13万くらいする。まあしょうがないと思って13万円台のものを探した。それで見つけたのがソニーのバイオである。PCG-GR90F/Pという機種が、13万5千円だった。

 バイオがどうしてもほしかったわけではなく、ダイナブックでもラビィでもシンクパットでもよかった。ただ、これが安かったというだけだ。

 PCG-GR90F/Pを買うことにして、レジで動かしてもらった。液晶にちょっとシミがあった。シミというのか、そこだけ明るいのである。どうしたらよいかよくわからないで黙っていたら、店員さんの方で「液晶に難がありますので、5千円引かせていただいてお買いあげ頂くか、今回はキャンセルなさるかのどちらかということになりますが…」と言ってきた。

 ちょっと迷ったが、他を探すのも面倒だし、他には他なりの難点があるかもしれないなと思って買うことにした。ただ若干の不安もあるので、5年間の保証を付けてもらった。(これの保証料が7500円。しめて13万7500円+消費税の買い物になった)

 私はPCG-GR90F/Pがどのくらいのものなのかは全く知らなかった。選んだポイントはCD-RWがついていること(おまけにDVD-ROM付き)、WindowsXP(Professional)だったこと、ディスプレーがSXGA以上だったことである。

 でも、あとで調べてみるとバイオノートのGRシリーズは上位機種らしいことが分かった。ラッキー!
 ただ、手に入れたマシンは、ソニースタイルモデルというもので、CPUや液晶やハードディスクなどをオーダーメイドで注文するものだった。

 今使っていて決定的に困ったのは、キーボードが英語キーであることだ。なぜ前の所有者は英語キーをオーダーしたのかは分からない。でもキーの数が日本語キーよりも少ないのだ。そのせいで、\(円記号)と_(アンダーバー)と/(バックスラッシュ)が入れられない。またキー上の刻印と実際の文字があっていないものがある(たとえば()カッコ)。刻印の違いはしょうがないものとして、入力できない文字があるのは困った。

 仕方がないからキーの割付を変更するフリーウエア(KeySwap for XP)を手に入れて、右のCTRLキーに[\]と[_]を割り当てた。それでまあなんとか使えるようにはなった。でもバックスラッシュはどうしよう?


 帰りの電車の中で疲れた娘は眠ってしまい、荷物を抱えた私は駅まで妻に迎えに来てもらった。


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