薬師寺

法要名西塔立柱記念
作家名 -
枚数 5
発行日 -
印刷様式 -
コード 0020-0360
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小さな布が入っていました。この布は螻(る)という布を切ったものとおもわれます。開眼供養のときなど、筆の後ろにこのような布で出来た細い綱を結びます。筆につながった螻の先に参加した多くの僧俗が手を添えることによって、開眼に参加します。

薬師寺西塔立柱記念とありますので、たぶん薬師寺西塔の心柱が立てられた記念でしょう。この散華は実は奈良のある方からお借りしたものです。その方は建築関係の方なのですが、実際に持っておられたのは奥さんです。

寺社の大きな法要がありますと関係者は招待を受けます。そのときの手土産の中に記念品のひとつとしてそのときに製作された散華も入っていることが多いのです。ほとんどの場合、ご主人方はこういうものには余り興味がなく、そのままぽいとご婦人に手渡されます。ご婦人の中に散華に興味のある方はこれを大切に保管されているというわけです。この散華前後にUPしている散華数十点はこの方から画像をお借りしています。