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あらとじょう
荒砥城
別称:
所在地:長野県千曲市大字上山田
形状 平城 史跡指定 国特別
平山城
山城 都道府県
陣屋・館 市町村
遺構 建築物 天守閣 現存
石垣 木造復原
土塁 鉄筋復原
水堀 復興
空堀 模擬
(撮影年月 H17・5)
現存建築物 国宝 なし
国重文 なし
都道府県指定 なし
市町村指定 なし
その他 なし
アクセス 鉄道 しなの鉄道戸倉駅下車後車で10分
長野自動車道更埴ICより車で30分または上信越道坂城ICより車で20分
ミニ情報
地図情報
城略史
  荒砥城は大永4年(1524年)、村上氏の支族である山田氏によって築かれたものである。千曲川をはさみ対岸には村上義清の居城である葛尾城がにらみをきかすが、武田信玄に勝ったことのある村上氏も1553年、武田氏の攻撃により葛尾城は落城し、荒砥城を守る山田氏も同じ戦いにより滅亡した。
 その後、武田氏と上杉氏が激突した川中島の戦いにより上杉氏と武田氏の支配が交互に続くが、上杉氏支配の時、屋代秀正が主家上杉氏に背き、荒砥城を奪う。
 1584年、上杉氏は荒砥城に籠もる屋代秀正を攻め、城は廃城となり役目を終えた。
主な見どころ
↑城跡遠望荒砥城を麓から遠望。矢印の辺りは二ノ郭で復元櫓が建つ。たいした標高ではないので、麓から歩くと良いでしょう。 ↑入園口:麓から歩き続けると、入園口にたどりつき、ここで入園料を払います。
↑現地案内板:この図をみると、もはや公園以外の何ものでもありません。有料なのは評価できますが。 ↑復元石垣:入園口近くの平積みのの石垣はもちろん復元であるが、実際に城にあったものなのか、一言説明板でも置いてもらいたい。
↑二の郭@:坂を登ると二ノ郭の門が待ち構える。ここで180度方向変換しなければ郭内には入れない仕組みとなっている。 ↑二の郭A:ニノ郭内は櫓と兵舎(画面左)が復元されている。まともなルートで攻めたら横矢をお見舞いされる。
↑二の郭からの眺望:南側上田方向を望む。
↑本郭基本的にニノ郭と入口の形は同じ。これだけの石垣が本当に現存していたのなら、国特別史跡でしょう。 ↑本郭A本郭内には館(左)と兵舎(右)が復元されている。館はこんなにシンプルなものだったと私も思います。
本郭からの眺望:本郭から北側、つまり長野・松代方向を眺めたもの。上杉軍の軍勢もよく見えたことでしょう。
↑ニノ郭越しに南側を眺める。葛尾城の位置がよく分かりおもしろい。写真だとあまり標高差はないように見えるが、葛尾城の方が断然高い。 ↑荒砥城復元図荒砥城の推定復元図。あたりまえだけど、どこも山城はいい場所に築くものです。
探訪年月 @H17・5
併設・周辺資料館 城跡は千曲市城山史跡公園として開園
開館時間:9時00分から17時00分(入園16時30分まで)
料金:300円
休館:1月1日〜3日および12月29日〜31日
026-275-6653
参考見学所要時間 約1時間00分
お薦め度 私見   中世の山城であるが、あまりにも整備されていて、石垣一つにしても本物であるかどうかわからず紛らわしい。。城跡に興味を持ってもらうにはいい作品ではないかと思うが、もう少し素材を活かせなかったものか。しかし、有料にしたことは、かえって一般的な観光客を呼び寄せることにもなるので(期待してしまうから)、かえって成功といえるかもしれません。。
城郭ファン以外も必見
見逃せない対象です
城好きは行きましょう
予備知識がある方は・・
マニア向け
公式サイト
参考サイト 財団法人 千曲市文化振興事業団
初版20061223
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