太陽、空気、水、食物、運動、仕事  健康作法その1

  やさしい話から、すると、

 昔から健康に関する有名な本がたくさんありますが、時代によって生活の習慣や環境が違うので、江戸時代どころか、数十年前のはなしでも注意しないと、とんでもないカン違いがあります。
 現代の本、研究報告でも、とくに外国の話のばあいは、気をつけましょう。 明治なってからは、なんでもかんでもアメリカやヨーロッパが進んでいる、とカン違いした学者たちが、さんざん国民にウソをついてきました。
 百年以上たった、いまでも、その後遺症は続いていて、必要な栄養や、食べる量についても、年々議論が変化しつつ、つづいて、大事なことが改定されています。 メタボ(肥満症のようなもの)なんて言葉が突然はやって、しかも、その基準がたいして根拠がないので、2〜3年で変更になったりで、政府も含めていいかげんですよ。
 だから、毎とし、売れすじサプリメントなどが変わっちゃうじゃないですか。 人間はおなじなのに、食べるべきものが年々変わるなんておかしいですよね。
 「あぁ〜、いやになっちゃう、じゃ、何を信用すればいいの?」 ということになります。 だが心配無用。 一番大事なのは自分の感覚です。 「だけど、毎日、酒飲んで、たばこ吸って、タラフク食って、残業でクタクタ、深夜テレビも見なきゃならないし、メールも、、、 ということでは、自分の感覚もあてにはならないよ」 という人は、かなりいい線いってますよ。
 一番大事なことは自分で気がつくことです。 私は若い人からかなりの年寄りまで広く付き合っていますが、なんといっても若い人は物の考えから行動まで、年寄りに比べて柔軟性があります。
 人間だけでなく、すべての若い生き物には柔軟性があります。 だから、ン億年も生き抜いてきたのですよ。 栄養学の大学の先生の話によりますと、学生たちの味覚は年寄り達に比べて健全だそうですよ。 普段はメチャメチャでも、何が正しい判断か、を求めると、正しい答えをするそうです。
 だから、大事なことは正しいことを実行するかどうか、ですよ。

  
健康のお店 善座の  トップページへ 

もっと、知りたい人は、次へ。

太陽、空気、水、食物、運動、仕事
 日本人はまじめ一筋の人が多く、まず仕事第一と思う人が多いので、六番目に仕事がくるとはけしからん、と思うかもしれませんが、まぁ、まぁ、聞いて下さい、読んで下さい!
 健康を説くには、普通はまず空気、つまり呼吸から始めるのですが、私の場合は、太陽から始めます。と言っても、太陽信仰、まず朝日を拝みましょう、というのではありません。
 もし、太陽が一瞬にして無くなったら、と考えたことは有りませんか?太陽が無くなると地球の自転は続いても、公転は止まり、宇宙空間へと一直線に飛びはじめ、火山・温泉の周囲は別にして地表は−50℃位になってしまいます。海底の熱水鉱床に住む生物のような物だけが生き残り、少なくとも数千万年から数億年の後に運よく他の太陽に出会い、更に運よく周回軌道(超長楕円)に乗り、それから数億年ぐらいかけて徐々に円軌道に乗らなければ、現在のような地球環境は再現できないのです。
 と思うと、つくづく太陽は有りがたいものなのだ、と私はつねづね思っています。だから、多少暑くても寒くても、グズグズ文句を言わずに生活できるように体作りをしてます。
 次に空気。空気がなければ2、3分後に人間は死に、他の生命も順次死んでゆきますが、ウィルスなどだけは空気なしで数千万年以上耐えてゆくでしょう。 ウィルスは不思議な生き物です。生き物じゃない、という説もあるのですが。*1
 人間の細胞で最もウィルスに近い構造をしているのが、精子なんだ、というと、「え!私たちはウィルスから出来たのか」 と驚くかもしれませんが、いずれにしてもン十億年前は地上のあらゆる生命はウィルスのようなものだったのですから、墓石や位牌ばかりが先祖の記録じゃないので、たまには目線を変えてみましょう。
 そ、空気の話に戻って、しかし、我々現代人の現実問題は肉体労働が少なくなったため呼吸が浅くなっていることです。 そう、呼吸法に気をつけなければならないのですが、既に多くの出版物に、そういう事はシコタマ書いてありますので、ここには書きません。よいサイトが見つかったら、そのうち御紹介しますね。
 ま、都会に住んでいる人は、週に一回ぐらいは田舎へ行って深呼吸をした方が良いと思います。私は田舎へ行くと食欲が湧きますし、私の友人は、「みやちゃん、雨が降ると腹が減るよ」と言います。 空気の良し悪しで代謝機能が簡単に変化するのです。 そのぐらい人間の体は環境に敏感なのです。
 どんな動物でも鼻が一番先に出ています。 それほど生命維持に嗅覚が大事なのですが、現代人は嗅覚が鈍っているので、家の中で化学薬品の臭いが酷いのに病気になるまで気がつかないとは、子供たちが可哀そうです。 そうです、鼻は換気装置の出入口だけではなく、危険なガスなどの検知装置なのですから、時々機能検査をした方が良いのですが、そういう健康診断って無いですねぇ、、、聴力検査、視力検査があるのに、、、不思議。
 シックハウスに限らず、今、家庭、職場など屋内には化学薬品が渦を巻いてます。 我が家では365日24時間、最低二か所の小窓か、どこかを開けてあります。 そして屋外には環境ホルモンが数万種類、、。
 次が。 これもさんざん議論され、本などが多数発行されているので、ここには書きません。水道水ばかりを直接飲んでいる人はカルキの臭いが分からなくなっている人もいます。 五感の中で嗅覚が一番鈍くなりやすいのです。
 ミネラルウォーターが一番ですが、今は安くて良い水道用の浄水器が普及しています。
 太りやすい人の中には水を飲んでも太る人がいます。こういう人は代謝系、特に腎臓、静脈、リンパなどに異常があると考えられますが、一般的な健康診断では検出されない程度の異常なので、病気扱いされません。*2
 それから、水を飲んでも汗をかかない人が増えています。運動不足などから汗腺の活動が低下しているのです。 冬でもスキー場で熱い甘酒を飲んでると汗をかくってほどじゃなきゃいけませんなぁ。 しかぁ〜し、私もしばらくスキーに行ってないので自分でどうだか判断がつきません。今は、キムチで汗かいてます。 というところで食の話に移りましょう。
 食物は色々あるので別に書きます。 ここでは一言だけ、現代の日本では何を食べるか、よりも、何を食べないか、の方が大事です。 特に食品添加物の入ったものは、都市伝説や、お化けから逃げるように極力避けることが大事。 特に妊婦、小さな子供たちは。
 先進各国の現代人の病気のほとんどは食べ過ぎが原因だから、何を食べないか、量を減らすか、を毎日判断すべきです。 健康食品とか、特定保健用食品(トクホ)などが複雑な分類名称で推奨されていますが、そんな物を食べる前にごく基本的な正しい食生活をし、鮮魚、旬の野菜、梅干し、味噌汁、納豆などを食べた方がはるかに健康に良いと思います。
 私が推奨する健康食品は、あまた数ある中でたった一種しかありません。
 それから、少食の勧め、が普及しつつあり結構なことだと思いますが、自分の心・体で納得してから始めることが大事です。 本に書いてあったからとか、誰それに言われたから、無理にやるのはお勧めじゃありません。禁煙と同じで逆ストレスとなります。
 運動。 現代では3Kなどと言われて汗かく仕事は嫌われ、事務所も現場もエアコンの効いた場所で余り動かず行われるため、百人中百人が運動不足でしょう。この私もですが(反省!)。
 20、30代の若い人でもその場足踏みをして膝が腰まで上がらない人が居るのには驚きました。 もう身体障害者の一歩手前ですな。
 運動不足ならあらゆる排泄力が落ちます。 つまり、デドックス(毒物の排出)能力が退化し、体内に毒物が滞貨することになります。 宇宙飛行士ならなるべく排泄を少なくするように食事も運動も制限されていますが、そのかわり地上に帰ってきたら、それなりのリハビリテーションをします。
 私が中学生の時、二時間ぐらい泳いでいて陸に上がってきたら、体重がズッシリ重く感じてびっくりしたことがありますが、わずかな浮遊時間で人間の体感は大きく変化します。

 以上で体調を整えて仕事(勉強)に戻りましょう。
 まだ説明が不十分だったら、善座へ相談してください。

参考文献
*1 生物と無生物のあいだ 福岡伸一著 講談社現代新書
*2 http://katsumistyle.web.infoseek.co.jp/

 健康のお店 善座の  トップページへ