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香港の言葉 地名

 香港で使われている言葉は広東語だ。広東語は中国語方言の一つで主に広東省を中心に使われている。また、海外華僑の出身地が広東省に多くため、世界中のチャイナタウンでも通じる場合が多い。
 中国語では方言と言っても相互の差が非常に大きく、広東語を母語とする人は学習しないと北京語や上海語を理解することはできない。
 香港の公用語は中国語と英語とされている(香港基本法9条)。この場合、中国語(法律の中国語文では「中文」と表記)とは、第一に文語としての中国語を指すことは当然として、口語がいずれの方言かは明示されていない。実際のところは、広東語も北京語(普通話)も含まれると考えてよさそうだ。

 今回は、言葉の中で中国語と英語の関係を地名を例に説明します。

中英が意訳関係にある場合

これは結構おもしろい。

 Powerが大強になってしまうなんて大胆で強烈な意訳だと思いませんか? これは、多分英語が先でその意訳が中国語だと思える。

 數碼港とはデジタルポートという意味。これは新しい地名なので、中英を同時に作ったことと考えられます。
英語を音訳した中国語

 いかにも植民地的な英語が主の形式。早くも19世紀から開けていた香港島に多い。英語音を漢字で表現するため、中国語としては奇妙で長めの地名となる場合が多い。写真のマグレガー街の中文広東音読みは「まっがりっご」街という感じ。
中国語を音訳した英語

 まあ、中国香港ではもっともまっとうな方法。日本でもこの方法が主流だ。港区をMinato Cityと訳しPort Cityとはしないということ。

 左の写真は上環にある城皇街の道路名看板。鋳鉄製の古いタイプで、中国語は右書きになっている。

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