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香港合時

  ドリアン
  durian     


 ドリアンと聞いて思い浮かぶのは、独特の匂い。香港のスーパーに入るエスカレーターで異臭を感じ、「生ゴミの処理が悪いぞ」と思ったら降りた所がドリアン売場だったという経験もあって、食べることを避けていた。第一、あんなでっかい物、買っても食べきれぬ。
店頭のドリアン  しかし時は秋、ドリアンのシーズン。市場歩けばいやでも見かける。ああ食べてみたい、と思ったらありました、カットドリアン。丸ごと売ってる横に、2房ごとにパックされた物を発見し即購入。宿泊しているホテルはドリアン持ち込み禁止、だからその場でパックを開けて路上食いとなった。 ドリアンのパック
■2個パック13HK$(200円ぐらい)。上の茶色いのは、食べ終わったドリアンの種。
■店頭。奥がドリアン1個売り、手前がパック売り。
(2004.11)
■シーズン中、ホテルのエレベーターホールには「ドリアンを持ち込むな」の掲示が。

 うまい!匂いも気にならないし(風邪で鼻がつまってたせいか)、食感はよく熟れたバナナ。味は甘いけど甘すぎず、妖艶な感じで舌にまとわりついてくる。1個食べた残りを捨てるに忍びなくなり、ラップを買って2重に密閉、ホテルにこそこそ持ち込んだけど、いったん部屋を出て1時間後に戻ってびっくり。冷蔵庫に入れたのに、部屋がくさい。種の写真を撮るために種を洗った洗面所も、たいへんな匂いだ。確かにホテルに気付かれたらひと悶着あるかも。

 日本では売っているところが少ないし、あっても驚くほど高い。香港の路上で、安くておいしいドリアンを食べることをおすすめします。
ドリアン持ち込み禁止

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