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2009/07/05() 今日は公演休み。教会、オペラ、大使館

ホテルの前にキリスト教会(St Andrew’s Church,Moscow)があり、朝8:30からの日曜礼拝に出席。
広い教会堂に僕と希大夫とあと3人の礼拝者。英語でのメッセージ。パンとぶどう酒の聖餐式にもあずかる。
礼拝後、コーヒーとクッキーで牧師を中心に6人で会話。僕のむちゃくちゃ英語が通じるんやからたいしたもん。
日本からのクリスチャン訪問をとても歓迎してくれた。正式な日曜礼拝は11時から始まるとのこと。牧師が正門まで見送りにきてくれ、Brother!とニッコリ。
ホテルに帰り朝食&休憩。11時過ぎにボリショイ劇場へ出発。12時からのオペラ鑑賞。前から2列目でオーケストラボックスが見下ろせる。
マチネーとあり、入場料は500ルーブル(1800円くらい)と格安。指揮者が登場すると拍手。
バレエの時もそうだったが、この劇場のオーケストラは抜群のきめ細かさ。チャイコフスキー作曲の歌劇「イオランタ」全2幕。
王様の娘。生まれつき目の見えないのにそれと知らされず成長。ある夜、道に迷った他国の王子が庭に舞い込む。
目を覚ました娘と対面。話しするうちblindだと気付いた王子。それを知らされる娘。blindなんて言葉があるの?私はいま、充分しあわせです。
王様が出てきて、娘にblindを告げた若者を捕える。殺されかけるとき、「神様、あの娘に私の命とひきかえに光を与えてください!」。
若者の命乞いをする娘。僧侶が出てきて皆でお祈りが始まる。奇跡が起こり娘の目は開く。
目は開いたけれど、blindでも良かったのに、と娘は言いながらふと、若者見る。誰?声を聞き、先程の若者だと知る。
皆で「Praise the Lord!(神を讃えよう!)」の大合唱。blindをめぐっての途中のディテールに感動して涙がとまらなかった。
鋭く美しいソプラノ〜テノール〜バリトン〜バス。大音響フォルテから繊細ピアニシモまで深く深く響くオーケストラ。
まさに、Praise the Lord!でした。
夜、大使館へ招かれる。文楽公演に対しての感動も手伝ったのか、食事前の河野大使の挨拶はウイットに満ちていた。
団長の咲大夫兄の機転のきいた会話にも感心。愉快な場になった。
食事もおいしく、最後に大使が日本から連れてきた料理人2人を紹介。
大使館を出たら強い雨。肌寒い。赤の広場はパスして早めにベッドにもぐりこみ泳いだ。