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ホークスV2達成記念ページ 2000.10.7         最終更新日 2001.10.25

今季のプロ野球が終了 2001.10.25

 日本シリーズはパ・リーグファン期待の近鉄が1勝しかできず、日本一はヤクルトに
なりました。近鉄は普段の力が出し切れていなかったのが残念です。


今季のプロ野球も終了してしまいましたが、オフシーズンもトレード、ドラフト等目が離せま
せんね。ドラフトは自由枠での杉内獲得から、日南学園の寺前へと何故か方針が変わった
らしいです。両方とも逃したらどうするつもり? 一方で柳田、浜名ら活躍した選手が引退や
自由契約になることもあり、毎年のことですがちょっと寂しいです。ご苦労様でした。
〔柳田選手はコーチに就任〕 

日本シリーズ分析 2001.10.19

 今季は残念ながらV3は達成できませんでしたが、パ・リーグの代表として近鉄さん
には頑張って欲しいところです。そこで明日から始まる日本シリーズを分析してみます。
〔パ・リーグファンとしてやや近鉄よりの分析になっています。〕

 ホークスは近鉄に対して19勝9敗と圧倒しましたが、西武とロッテに負け越しました。
データ的にもホークスは投手力の弱いチームは打ち込んでいますが、投手力の整備された
チームに対しては抑えこまれている傾向がはっきりしています。近鉄はどうでしょうか、
ホークスに負け越している他、逆に西武、ロッテには18-10、20-8と圧勝しています。
近鉄の打撃力は相手の投手のレベルに関わらず打ち勝つ野球であり、打撃で対抗できた
ホークスにのみ苦戦したことが分かります。
 セ・リーグの覇者、ヤクルトはどうでしょうか。ヤクルトは打撃力の弱い中日、阪神、横浜に
対しては16-11〔1〕、18-9〔1〕、17-9〔2〕と圧勝していますが、打撃力のある巨人、広島に
対しては12-16、13-13〔2〕と歩が悪い結果となっています。古田のリードには優れたものが
ありますが、やはり一流の打者には結構打ち込まれていることが分かります。

 また、パ・リーグなのであまり知られていませんが、近鉄のローズ〔.327 55本 131打点〕、
中村〔.320 46本 132打点〕のコンビは今年に限っては3冠王受賞時のバース〔S60阪神
.350 54本 134打点〕、王〔S48巨人 .355 51本 114打点〕に打率を除き匹敵します。
松井〔.333 36本 104打点〕、清原〔.298 29本 121打点〕では比較になりません。ここに
磯部〔.320 17本 95打点〕、水口〔.290 3本 30打点〕、大村〔.271 16本 53打点〕、吉岡
〔.265 26本 85打点〕、川口〔.316 21本 72打点〕らが前後を固めてチーム打率.280、
211本塁打、748打点という、昨年の巨人〔.263 203本 659打点〕すら軽く上回る打線を
形成しています。あのバース、掛布、岡田、真弓らが揃ったS60年の阪神を思い出しますね。
 近鉄の投手力に関しては、新聞等での報道のように論外。ヤクルトなら得点することは試合
全般を通して可能でしょう。ヤクルトの投手が打ち込まれないかのみが勝敗を分けそうです。

 チームのシーズン中の傾向のみから考えると近鉄有利といえるかもしれません。しかし
ヤクルトの投手陣には石井一、藤井といった優れた左の先発がいます。パ・リーグには現在、
一流の先発左腕投手は不在です。彼らが中盤まで持ちこたえた場合、ホークスの勝利の
方程式に匹敵する左腕の山本、石井弘、前田らの救援投手が登場する為、終盤は得点が
難しいかもしれません。実際今年の近鉄も豊富な左の中継ぎを持つホークスに苦戦した経緯が
あります。
 結局のところ、やはり実際に始まってみないと分からないというのが本音です。私もホークスで
ない分だけ、今年はリラックスして楽しめそうです。
見ごたえのある試合になるといいですね。

 近鉄頑張れよー!! ホークスに競り勝ったんだから... 

2001年最終戦 2001.10.4    140試合 76勝63敗1分け 2位

 今季の最終戦はオリックスに0-5から7-5と逆転勝利、先日の福岡ドーム最終戦も
優勝した近鉄に0-4から12-4と逆転勝利の連続で5連勝でした。もう少し早ければ...。
ドーム最終戦試合後のセレモニーでは王監督、小久保選手会長の挨拶等もあって
感動の本拠地最終戦でした。V3は逃しましたが今季は記録づくしでチーム200本塁打
〔ダ新、プロ史上5回目〕、チーム4名の30本塁打〔プロ史上3回目〕観客動員300万人
〔ダ新、プロ2球団目〕、前回書いた打点の新記録もでました。
タイトルも田之上〔勝率1位〕、吉田〔ホールド〕、井口〔盗塁王〕、ペドラザ〔最優秀救援〕
が確定しています。結果として優勝は逃しましたが、特に打撃陣の充実ぶりは素晴らし
かったです。優勝が決まっている為、これまで使われなかった2軍の有望株の荒金
〔ウ打率3位〕と吉本亮〔ウ打点、HRの2冠王〕、川崎らが出場し、3人とも見事初ヒット。
厚い1軍野手陣の中に来年は食い込んできそうです。そして最終戦で井口も30発40盗塁
を達成〔プロ史上3人目〕し偉大な記録を残しました。

 念願のV3は逃しましたが、今年も本当に最後までよい試合を見せてくれてありがとう。
来年は日本一奪還を目指して頑張れホークス!!

 先日ヤクルトの石井をスカパーでチェックしました。真っ直ぐと分かっていても当たらない
のは、一昨年の篠原や工藤〔現巨人〕の好調時に匹敵しますね。パ・リーグには左腕で
これだけの投手はいないでしょう。ただ調子にムラがあるので隙はあるはずです。打線は
ペタジーニは要注意ですが、パでは西武くらいの感じでした。個人的なシリーズ予想は
後日〔時間があるのか...。〕

今年はここまでか 2001.9.24    135試合 71勝63敗1分け 3位

 9月23、24日の連休の試合を見て応援していましたが、ホークスは連敗してしまい
ました。念願のV3は難しくなりましたが選手のみなさんは良く頑張ったと思います。
とくに打撃陣はプロ野球記録〔90打点以上が四人〕や南海時代からのチーム記録を
塗り替えるほどの活躍でした。投手陣は2年間の優勝で活躍した中継ぎ陣が中盤戦
以降、疲労から調子を崩したのが痛かったです。しかし決して中継ぎ陣のせいでは
なく、工藤、武田らの移籍を補う先発投手が育たなかったのが大きな原因でしょう。

今年を振り返っては公式戦終了後としますが、来年こそは先発投手を揃えて全球団
に勝ち越しての完全優勝を目指して欲しいですね。ところで日本シリーズはパは近鉄
ですね。セは今のところヤクルト?ですが、こうなると私は近鉄に頑張って欲しいです。
ローズ、中村の十二球団最強コンビで、セ・リーグしか知らない方々にパ・リーグの
力の野球を見せつけたいですね。チームは軽く200発を超えていて、前述の2人では
100発〔9.24現在〕ですからV9時代の巨人もお手上げ状態です。楽しみ〜。

三つ巴 2001.8.27         113試合 61勝51敗1分け 1位

昨日、ダイエーとの3連戦に勝ち越したい西武は松阪を立ててきましたが、若田部、
城島以下、チーム一丸となって戦い、2勝1敗と勝ち越すことが出来ました。
とりあえず首位をキープしたホークスですが、勢いのある近鉄、しぶとい西武の
3チームは最後までもつれていきそうです。興味深いことにホークスは近鉄に強く、
近鉄は西武に強く、西武はホークスに強いという3すくみ状態にあります。
ここにきてホークスも苦しい反面、ライバルチームも状況は万全ではありません。
近鉄は投手陣の層が薄いため、かなり投手のやり繰りが苦しくなっていますし、
西武は高木大、鈴木健の調子が上がらず代打で、故障の松井もDHに入る為、
得点力が低下しています。どこも正念場ですね。

ホークスは吉田、渡辺正、篠原、長富、ペドラザらの中継ぎ、抑えが、ここ2年間の
疲労と連投で調子を落としていますが、復活した元抑えのエースの岡本、先発の
星野、田之上、若田部らが頑張っており、2年連続優勝の経験もあることから打線に
硬さも無く、かろうじて有利にペナントレースを進めそうです。セ・リーグはヤクルトに
なりそうですね。強いときの西武のような印象ですが、いかがでしょうか。


前半戦終了 2001.7.18       88試合47勝40敗1分 2位

 
不振を極めた6月末頃からは少し調子も戻ってきたようです。前半戦を振り返ると
やはり先発投手を固定できなかったことに尽きるでしょう。それでも星野、田之上、
ラジオがそれぞれ8勝を挙げ、先発も3人までは計算できるようになってきました。
貯金7つは、リーグ連覇を果たし他球団からマークされての結果なので、健闘した
いえる内容かと思います。各選手とも例年に比べ開幕からの期間が長く、疲労も
蓄積しているのでオールスター休みの期間は英気を養って欲しいと思います。

後半戦も5チームが優勝に絡む展開で、1試合がより重みを増してきます。連覇を
達成しているホークスは、火事場の経験も豊富なので若干有利な点もありますが、
勢いに乗る近鉄と苦手にしている西武あたりは怖い気がします。3連覇できれば、
本当の意味で常勝軍団となるでしょう。頑張れ!!

早くも新戦力の話題 2001.7.6

 苦戦しているホークスですが、今年オフの新人の話題です。今年から自由競争枠が
設けられるドラフト〔そう呼べるのか?〕ですが、我がホークスは昨年のシドニー五輪でも
活躍した左腕の杉内投手のようです。MAX149キロのストレートを始め、コントロール、
技術、マウンド度胸等、完成度の高い投手です。福岡出身の為、まず問題なく決定と
思われます。ケガ等で出遅れていますが、山村、山田、杉内と21世紀の常勝チームの
核へと成長して欲しいですね。

ここが正念場か 2001.6.30     74試合39勝34敗1分 2位

 
昨日〔29日〕は田之上のプロ初完封で連敗を6で止めたものの、今日も負けてしまい
ました。これまで酷使されつづけた中継ぎ陣が崩れ、元々弱い先発陣も合わせて投手は
総崩れ状態です。疲れの見える渡辺正や調子の出ない永井らを二軍で再調整させる
一方で、ベテランの長富、復活を目指す吉武らを一軍に上げて、なんとか立て直しを
図ろうというところです。小久保が抜けた打線も元気なく、チーム状態は最近3年間で
最低かもしれません。

 
中医学の陰陽の世界では、最も暗い状態から次の光が見え始めるといいますので、
月が変わる明日からは、少しトンネルの出口も見えてくるかもしれません。小久保の
スタメン復帰、脇腹痛の若田部も8月には復帰します。休ませて再調整すれば、渡辺正、
永井、壊れたラジオらも頑張れるでしょう。そして明日の先発は期待の山田君です。
新人に期待しなくてはならないあたりが辛いところですね。
ところでセ界の巨人は...ヤクルトに負け越しては連覇は厳しいかも〔ヤクルトって不思議〕
日本シリーズ出場チームが読めなくなってきました〔...汗〕。

開幕から1ヶ月 2001.4.22

 
24試合が経過して、13勝11敗と貯金が2つとなりました。松中、大道が復帰し打線は
絶好調、一方で投手陣の方はリリーフの渡辺正、吉田、ペドラザに連投の疲れが見え
始めています。特に4月20日から22日の西武との3連戦で3連投させたのは少し無理が
あったような気がします。2勝1敗と勝ち越したものの、3戦目では渡辺正とペドラザが
つかまり、酷使による故障が心配されます。故障の秋山がまもなく復帰し、打線は更に
上向きになりそうな気配ですが、先発投手はローテーションが確立できず、相変わらず
軸になる投手が不在なので、連敗に注意したいですね。

 
スカパーで4月22日の西武戦を試合開始から終了まで観ました。敵ながら松坂は凄い。
今日はストライクとボールがはっきりとしていて、力みが感じられましたが、打てません。
150キロ出てなくても球離れが遅く、大リーグの投手を見ているようでした。私も20年以上
野球を観ていますが、松坂に匹敵するのは最近では佐々木ぐらいでしょうか。試合は
ペドラザが打たれホークスが負けましたが、良い試合を観れて満足でした。ようやくホーク
スもライオンズと五分の試合ができるようになりました...強くなったね。

ホークスは思わぬ苦戦 2001.4.9

 3月24日の開幕から13試合が経過しましたが開幕直後はともかく、ここにきてホークス
は5勝8敗と苦戦しています。連覇から各チームにマークされていることに加えて、レギュ
ラーの松中、秋山、大道が故障で戦列を離脱していることが得点力を低下させています。
また、やはり先発投手の質に問題があり、一昨年の工藤〔現巨人〕のような軸になる
投手が不在なため連敗が続いてしまう傾向があります。まだ140試合のうちの13試合
ですが、ライバルの西武に調子が出ているため、引き離されないように注意が必要です。

 新戦力は2番バルデスが怖すぎ...外国人離れした巧い打撃は昨年のフェルナンデス
〔元西武〕を思い出します。3割5分くらい打つかも。ミッチェルは一発ばかり狙っている感
じでレギュラーでは使えない気がします。期待の山田は変化球を投げる際の癖が読まれ
ている様で矯正しないと西武戦等では厳しい様子。今日から松中が復帰するので巻き
返しに期待したいところです。


祝!! 2001年のプロ野球がまもなく開幕 2001.3.8

 待望のプロ野球シーズンになりました。3月24日〔セは3月30日〕開幕です。ホークスは
まずV3、そして日本一奪還を目指すシーズンとなります。現在はオープン戦真っ只中、
各チーム共、戦力の整備に余念がありませんが、ここでは今年のホークスについて個人
的に分析してみます。

1.投手力
 二ケタ勝利投手不在の投手陣は、新人の山村と山田が加わり、マスコミに投手陣は
高く評価されています。先発候補は若田部、永井、星野、田之上、斎藤和、ラジオらに
新人の山田、山村、先発転向の篠原、復活を期す西村、佐久本らがいますが、新人に
注目が集まっているのは、これまでの戦力が力不足の為であり、エース不在、左の先発
投手は相変わらず不足しています。また抑えのペドラザは計算できるとしても、中継ぎの
左の吉田、渡辺正、右の長富らは去年までの酷使が心配になってきます。したがって
投手陣は、粒ぞろいだがどんぐりの背比べで昨年同様、先発候補を中継ぎに回すなど
して継投中心となるかと思います。幸い駒は多いので、故障者が出ても何とかなるで
しょう。パリーグでは西武に次ぐ投手力ですが、不安要素は予想以上に多くあります。

2.打撃力
 打撃陣は昨年の戦力からニエベス、吉永が抜け、新外国人のミッチェルとバルデスが
加わっています。ニエベス、吉永とも打撃力は良い選手でしたが、代打を中心とした活躍
にとどまっていた為、仮に新外国人らが不振でも大きな戦力低下とはなりません。むしろ
昨年は城島、井口の怪我による戦線離脱が前半戦の苦戦につながった経緯があり、
二人が好調な今季は、主力に故障者が出なければ確実に昨年を上回る攻撃力があり
ます。1.柴原〔中〕、2.村松〔左〕、3.大道〔DH〕、4.小久保〔三〕、5.松中〔一〕、6.城島〔捕〕、
7.秋山〔右〕、8.井口〔二〕、9.鳥越〔遊〕と外国人抜きでも昨年のオーダーが組める打撃力
はパリーグでは日本ハムと並んでリーグ一の戦力といえます。

 総合的にはV3の戦力は整っているといえます。しかし参謀の黒江さんが横浜へ移って
しまい、王監督がチームの状態を的確に把握しての、柔軟な采配を揮えるかどうか疑問
が残ります。
 一方のセ・リーグはやはり巨人の優位は揺るがないと思います。昨年の補強は地味です
が、捕手にダイエーから吉永を獲り、将来の正捕手として阿部を獲るなど、確実に欠点を
補う補強をしています。長島監督が吉永を正捕手とした場合、.280 25本 80打点程度が
期待できる為に打撃力は昨年以上、投手力も万全です。

 結局のところ、両チーム共に監督の采配がリーグ優勝の成否をにぎり、仮に日本シリー
ズで再び対戦した場合、昨年のシリーズ同様の展開が予想されます。ただし今度は両チー
ム共の新戦力がシーズン中にどのように使われ、成長するかで状況は変化します。また、
パは西武、セは横浜の動きも見逃せません。それにしても、開幕前の今の時期は夢があり
ますね。

日本シリーズ第六戦は H3-9G で日本シリーズを終了しました。
 第六戦はシリーズ初の先取点を挙げましたが、その回の裏に早くも逆転され、そのまま
負けてしまいました。ここまで無傷のリリーフ陣も被弾し、巨人のリーグ優勝同様に力で
押し切られた格好になりました。
 今回のシリーズでは、シーズン中以上にホークスの長所と短所が現れたシリーズでも
ありました。特に勝ちを計算できる先発投手が不在なことが、このシリーズで毎試合
先制点を許す結果となり、毎試合逆転勝ちが必要となったことから打撃陣を硬くさせま
した。来年はぜひ、ドラフトで逆指名が予定されている山村、山田らが先発の柱の1本と
して育ってほしいと思います。
 結果を出せなかった先発陣...若田部、永井、ラジオ、星野、田之上、斎藤和投手...来年
こそ首脳陣に信頼される、勝ちを計算できる投手に成長してください。
 最後まで踏ん張ったリリーフ投手陣...渡辺正、吉田、篠原、長富、ペドラザ投手、そして
藤井投手。2年連続リーグ優勝ができたのは彼らのおかげです。酷使された腕をゆっくり
と休めてください。
 ケガと戦いながらも去年から格段に成長した打撃陣...松中、城島、小久保、柴原、
大道、秋山、村松、井口選手...本当にご苦労様でした。疲れを癒して来シーズンも活躍
してください。
 万年Bクラスを続けたホークスをまとめ上げ、本当に強いチームへと変えた王監督以下
コーチ陣、そのほか目立たないところでチームを支えた方々に感謝します。
 素晴らしいゲームを、夢をありがとう。来年も頑張れホークス、目指せV3!!

日本シリーズ第五戦は H0-6G と完敗しました。
 第五戦は高橋尚の、本当に年に一度の好投で完封負けとなりました。ここまで完璧に
抑えられては言う事もありません。それにしても福岡ドームでの3連戦は、いずれも巨人
の投手が広い球場での優位さを生かして、非常に思い切った投球〔リード〕をしていたの
が目立ちました。打撃陣も福岡ドームで本塁打が出るのだから、本物といえるでしょう。
 ホークスは小久保のケガに加えて、野手に硬さが目立ちました。シリーズ前の気持ちを
思い出して、リキまず力を発揮して欲しいところです。客観的にはシリーズの逆転勝ちは
ほとんど不可能な状況と思われます。昨日の話で渡辺正、吉田、ペドラザを温存できた
のが救いですが、彼らを出す展開にならなかったら意味がありません。明日はホークスは
永井、巨人はメイと思われます。永井が中盤まで持ちこたえてくれることと、メイがまた、
年に一度の好投をしないことを祈るだけです。ホークスファンには厳しい試合になりそう。

日本シリーズ第四戦も残念ながら H1-2G で惜敗でした。
 第四戦は斎藤雅の予想外の好投で、打撃陣が攻めきれず惜敗でした。巨人の抑えの
岡島は、どこを向いて投げてるのか分からない〔笑〕のに不思議とストライクが決まり、
各打者が打ちあぐねていました。
 少し気になったのは審判のジャッジで、王監督が2回も抗議をしました。やはり巨人より
なのか、中日の星野監督の「巨人戦とは審判との戦いでもある。」という言葉を思い出し
ました。審判の判定は絶対だけど、ビデオを見てと言いたいところです。
 ホークスの田之上は好投しましたが、結果的には渡辺正、吉田と二人のリリーフを
2イニングも投げさせて負けたので、2勝2敗でもホークスは不利といえます。
 ただし明日は復讐に燃える若田部で必勝体制を取り、巨人は中5日で工藤は出せず
好投した岡島もロングリリーフは無理な事から勝算があります。明日ホークスが勝つと
してもリリーフの渡辺正と吉田を使わずに勝たねばなりません。たとえ勝ったとしても
二人を登板させては第六、七戦で息切れします。このあたりが明日の見どころでしょう。
良い試合で2勝2敗でしたが、小久保のケガ等、ホークスはかなり不利な状況です。

日本シリーズ第三戦は残念ながら H3-9G で敗戦でした。
 第三戦は残念ながらホークスの典型的な負けパターンで負けてしまいました。序盤の
大量失点を取り戻せないというパターンです。3点取られた後に、せっかく追いつきながら、
その直後に4点を失い、攻撃陣が乗っていけませんでした。しかし、王監督も今日は連投の
リリーフ陣を温存する考えで、吉田、渡辺正、田之上、ペドラザらをしっかり休めており、
戦略的敗戦とも見えます。上原は徐々に調子を上げ、年に一度?の内容でした。
 今日のホークスの敗戦で、このシリーズは仕切り直しとなり、第4、第5戦を連勝すれば
ホークス。東京ドームに持ち込まれると巨人有利となりそうです。2勝1敗とホークス有利に
見えますが、巨人も調子が出てきているので油断はできません。福岡の残り2試合を
総力戦で連勝して欲しいところです。

日本シリーズ第二戦も見事 H8-3G で勝利。!!
 第二戦も完全にホークスペースで展開しました。昨日の勝ちは偶然ではありませんね。
明日は本拠地福岡ドームとなり、両チーム共にHRでの得点力は減少します。外野手の
守備とランナーの走塁力が試合を左右しそうです。本拠地で地の利を生かし、圧倒的な
勝率を誇るホークスはかなり優位に試合を運びそうです。
 巨人はやはりホークスのリリーフ陣から1点も得点できませんでした。このままでは昨日の
私の予想のようにズルズルと負けてしまうかも...。そんな展開もホークスファンにとっては
うれしいです。頑張れホークス。!!

日本シリーズ第一戦 見事!! H5-3G で勝利しました。
 第一戦の先発は予想通り、若田部-工藤でした。工藤は良かったですね。中盤までとても
つけ込む隙がありませんでした。しかし、やはり100球近くでバテましたね。松中のHRは
予想できるくらい球の力が落ちていました。
 若田部は立ち上がりを攻められ3点を失いましたが、よく踏ん張ってリリーフ陣につなげま
した。中継ぎの渡辺正-田之上-吉田-ペドラザは全く危なげない投球内容でした。ホークスの
野球は、これまで日本球界に無かったものです。中継ぎ、抑え投手の実力が先発陣を
上回っていて、次から次へと実力のある投手が登場します。巨人のスコアラーさんは、これに
気づかず先発陣の攻略ばかりに時間をかけたのでは...というのが正直な感想です。今日の
状態のままなら、巨人の打撃陣はホークスのリリーフ陣からの得点は難しそうです。
 実際に試合を見て、巨人の打撃陣はやはり恐ろしさを感じさせます。ただ投手陣は抑えの
槙原はすでに力が落ちているし、木村などもホークスのリリーフ陣を見ている私には、
ずいぶんと頼りなく見えました。明日のメイはどうでしょうか、楽しみです。
 合計4本のHRが出ましたが、やはり東京ドームは狭いです。3戦目からは広い福岡ドーム
なので巨人は長打を封じられ、ホークスは2勝はできそうです。明日巨人が負けるようならば、
4連勝や4勝1敗でホークスという展開もありそうです。ホークスびいきの試合評でした。 

藤井投手、ご冥福をお祈りいたします。
 昨年の優勝は、目立たなくも中継ぎで大活躍した、藤井投手の活躍によるところが
大きかったです。病床にあっても、今年も選手の精神的な支柱でした。
 日本シリーズまで、あと数日です。がんばれホークス!!

日本シリーズ戦力分析...ホークスファン歴20年の目から見た、全くの独断分析です。
ホークスの投手成績は10月7日まで、野手成績は10月6日までを参照。

今年のホークスの特徴〔キーワード〕
@米国式の継投策により、中継ぎ、抑え投手が充実。無失点でも先発を続投させない。
A打線は粘り強く、集中打が特徴で、長打力も案外侮れない。
B守備力や足は一般的だが、福岡ドームは他の全ての球場より広く、試合には慣れが必要。 

 @は先発陣が、若田部〔9勝10敗・防4.19〕、永井〔9勝6敗・防4.78〕、ラジオ〔8勝6敗・防4.23〕、
田之上〔8勝4敗・防3.86〕、星野〔3勝6敗・防4.14〕、斎藤和〔5勝2敗・防4.06〕ということで
指名打者制の不利を差し引いても巨人に対して見劣りします。
 ところが中継ぎ、抑えになると、左腕が渡辺正〔6勝1敗・防2.54〕、吉田〔9勝3敗1セ・防3.01〕、
篠原〔9勝3敗2セ・防2.99〕、右腕が長富〔1勝1敗・防2.00〕、ペドラザ〔3勝4敗35セ・防2.15〕と
なります。大リーグ式に彼らが次々と1イニング位ずつ登場します。
 先発投手は二ケタ勝利の投手が不在で防御率は4点台前半、リリーフ陣は軽く60SP以上を挙げ
防御率も2点台半ばということで、後から出る投手程、相手は得点が難しくなります。

 昨年のシリーズでは、下馬評で中日有利という声が大勢を占めていました。〔ここが愛知県
だからかも〕 しかし私の分析では、山崎〔中〕がシリーズ直前にケガで出場できなくなった時点で、
得点力の低い中日打線ではホークスの吉田修、藤井、篠原、ペドラザらリリーフ陣からの得点は
難しく、中日の攻撃イニングは6回までとみており、結果はご存知のとうりでした。今年は篠原こそ
昨年ほどの凄さは無いものの、リリーフ陣全体では昨年以上の安定度があり、試合後半は強力な
巨人打線でも連打はあり得ず、一発による得点くらいと分析します。

 Aについては今季、ホークスの逆転勝ちは35試合にも上り、3、4点程度のビハインドでは最後まで
諦めない姿勢が随所にみられました。また1イニングに4、5点という集中打もあり、ここという場面で
打線のつながりがあります。得点力は〔.269 HR124 618点〕で平凡に見えますが、HRについては
福岡ドームでの成績であり額面どおりに受け取れないでしょう。東京ドームが本拠地の日本ハムは
〔.279 HR177 770点〕と打率、得点で巨人〔.263 HR203 689点〕をはるかに上回りますが、ホー
クスは日本ハムに打ち勝っています。〔15勝12敗〕
 ベストオーダーは1番柴原〔.311 7本 52打点〕、2番村松〔.258 1本 24打点〕、3番大道〔.338 
1本 36打点〕、4番小久保〔.288 30本 104打点〕、5番松中〔.315 33本 106打点〕、6番城島
〔.307 8本 49打点〕、7番秋山〔.261 5本 48打点〕、8番本間〔.266 0本 20打点〕、9番鳥越
〔.243 4本 25打点〕あたりで、代打に左が吉永〔.260 9本 32打点〕、坊西〔.264 2本 25打点〕
右が林〔.275 2本 7点〕、両打ちのニエベス〔.213 13本 35打点〕がいます。ケガの井口〔.247
7本 23打点〕がシリーズに間に合うようなので、打線はもう少し厚くなります。

 最近の王監督が東京ドームについて「うちの本拠地が東京ドームなら、小久保、松中らは
本塁打が10本ずつは増える。」という発言をしていましたが、実際に各打者の飛距離等から割り
出すとダイエーの各打者は少なくとも1割から2割程、本塁打が増えそうで、松井、江藤ら巨人の
中心打者に全く見劣りしない成績といえます。実際今季のホークスは、巨人以上に得点力のある
日本ハムのビックバン打線と互角に打ち合っている為、打撃面での巨人ので怖さは一発だけと
いえます。

 Bについては試合が福岡ドームの場合では、とにかく外野フェンスが5.8mと高く、クッション
ボールの処理から肩、足と、外野手の守備力が非常に重要です。ホークスの外野陣は、柴原、
村松、秋山であり、全てにおいて万全に近い守備力があります。一方、攻撃時の足はそれほど
ではありません。柴原〔10〕、村松〔11〕、なぜか城島〔10〕と、もうひとつです。忘れてはならない
のが福岡ドームの声援で、とにかく声援が地鳴りとなって他球団の選手は萎縮してしまうほどの
凄まじさです。これらから今季の福岡ドームでの成績は43勝25敗と圧倒的な強さがあります。

 今年の日本シリーズは東京ドームから始まり、東京で2つ福岡で1つと3連戦の後、2日休みが
あり、その後福岡2つと東京2つの4連戦となります。すると先発投手は6戦までは3人で中4日ずつ
ということで、展開にもよりますが、工藤、メイ、高橋、上原〔工藤は1戦、7戦か〕とほとんど左投手
をぶつけてくることが予想されます。ホークスは若田部、永井、ラジオで6戦までいくと思います。
先発投手の防御率が違いすぎるので、データからは巨人が先制しやすくホークスが追いかける
展開となりそうです。私は巨人の中継ぎ、抑えは数字からみて決して悪くはないと考えているので
序盤に大量の点差をつけられたら、シーズン中のように大逆転とはいかないような気がします。
一方の巨人も先発投手は完投能力がないため継投が必要になり、先発の代え時が勝敗に影響
しそうです。ON対決と騒がれていますが、確かに投手交代の両監督の知恵〔カン?〕比べが重要な
シリーズになりそうです。客観的にみて先発投手の能力のみは巨人が明らかに上ですが、総合
では皆がいうほどの大差は絶対にありません。ホークスはシーズン中にたびたびみられた王監督
の名〔珍〕采配が決まれば十分に勝機はあります。しかし結局は短期決戦なので、勢いに乗れた
方が勝ちそうです。

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