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品種別の特徴と観察 出所不明系ブルーベリー〔笑〕 

最近巷に増えている出所不明の品種をこちらのページにまとめてみました。出所不明とは、USDA登録や
各国植物特許登録、種苗法登録、各種農業試験場や研究機関から発表された以外の品種を指しています。
多くは日本国内で実生から育てられたと思われる品種ですが、海外の研究機関のテスト落ち品種が国内に
持ち込まれたもの、日本国内の研究機関で発表されたものの種苗法登録をされていないもの等を含みます。
ここに集めた品種が必ずしも登録品種に劣るわけではありません。出所不明品種には夢があるかも〔?〕

ハイブッシュ系
ウィッシュブルー  サマータイム  サンセット  スターハリス  ニューブルーレイ  パープルスター  ブルーオパール  ブルージョーク 
ブルースター  ブルーダイヤ  ブルーチプス  プレアデス  フロリダ  ボインブルー  リンダブルー バウンティ モロー おにしブルー
ビックノース

ラビットアイ系
オレゴンブルー  グロリア  スノーフレーク  ノビリス  フェスティバル  ブルーシャワー  ミノウエレガント  ミノウブルー  ミノウベル
ラビットブルー

サザンハイブッシュ系
サザンゼバブルー  パシフィックブルー  パープルジュエリー  ヒトミ  ブルーサファイア

ハーフハイ系
ノーススター

ローブッシュ系
OSL-101  OSL-102

☆入手難易度...ホームセンターで普通に見かける品種から営利農家向けの特許品種まで、入手性を分類。☆☆☆で通販のみクラス。
☆栽培難易度...当地での栽培状況。☆☆☆以上の品種は普通に育ちます。☆☆でも寒冷紗等を工夫すれば大丈夫。
☆果実肥大度...☆☆☆で中〜大粒。なんとか食べ応えがあるサイズと思います。☆☆以下はちょっと...という感じです。
☆完熟時味覚...Brix値や食味、私の好みも反映されています。☆☆☆以上なら良好です。栽培条件や樹齢で変化しそうです。
☆総合推奨度...これまでの観察からの総合評価です。☆☆☆☆以上なら特にお薦め。それ以下でも条件が合えばお薦めできます。

○年生は本年到達する予定の樹齢を表しています。休眠挿しを基準にしていますので、緑枝挿しは1年差し引いています。
樹勢の基準はラビットアイ系ホームベルを最大〔10〕とした当地の観察による相対評価です。ある程度感覚的な評価です。
〔 〕内は入手先です。ホームセンター等で入手の場合でもタグに生産者が明記されたものは生産者名となります。
品種名と同色の説明は一般情報です。日米のHP等で公開されている情報をまとめたものです。可能な限り複数筋からの情報です。
成長には様々な要因が絡んできますので、長い間にはコメントを訂正する場合もあります。


★My Report★について
当地での栽培情報です。実際の観察に基づいていますが、栽培条件の違いによって異なる場合があります。
果実の大きさは直径21o以上を極大粒、17o以上を大粒、13o以上を中粒、13o未満を小粒としています。扁平・球形は考慮しません。
比較の参考として直径は、1円玉は20mm、50円玉は21mm、100円玉は22.6mm、500円玉は26.5mmです。コインサイズは難しいですね。

Brix値はアタゴ製PAL-1を用いて品種ごとの中心値を表記しています。なおBrix値は甘さよりは、味の濃さに相当します。

○ハイブッシュ系

ウィッシュブルー 5年生 樹勢〔確認中〕 05.7.3 〔井戸園芸〕  07.11に枯れ死を確認しました。


やや大きめのサイズで風船型、白色の花です。

ハイブッシュ系という他は詳細不明

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は6月中旬から

ホームセンターで井戸園芸さんのタグ付きで入手しました。さて、どんなものでしょう。

謎品種ですが、花は良い感じです。実にも期待。

何故か写真やBrix値の測定を逃してしまいました。味見も忘れていました、残念〜また来年。

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サマータイム  6年生  樹勢〔確認中〕 05.5.4 〔宍戸園〕

 
中サイズで筒型に近い形の花

★My Report★
開花は4月下旬頃から

この品種もリンダブルーと同じく大関ナーセリーが発表元のようです。果実は美味しいと聞いていますので期待。

やや特徴のある筒型に近い形をしています。

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サンセット  6年生  樹勢〔確認中〕 05.7.3 〔宍戸園〕

 
標準的な形、やや大きめで純白の花です。          大粒で青色〜暗青色

中生種 樹勢強い 収量中
果実は中粒

〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は6月中旬から
果実は大粒(約17o〜20o) 青色〜暗青色 最大果は20.5o〔2005〕
Brix値 Ave.12.7 Max.14.3 (2005) 甘味強く風味良好 食味はバークレイに似る

開花しました。不明品種としては立派な花と思います。果実も期待できるかも。

バークレイに似た甘味の強い果実で美味しいです。来年以降にも期待できるかもしれません。

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スターハリス 5年生 樹勢〔確認中〕 06.9.10 〔天香園〕


丸みがあり、やや大きめなサイズで純白の花

中生種 
果実は大粒で扁平形 果実は硬く風味良好
果実の大きさは大クラスの4〔プルと同等〕
自家結実性があり結実良好

表記はStar Harris
〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。
開花は4月中旬頃から

2004年11月に入手 観察はこれからです。

天香園から発売された謎品種。未確認ですが天香園育成品種と思われます。
親がNZ種なら期待できるかもしれません。(未発表)

実際に天香園に問い合わせた方から、天香園から「ハリソン」と同品種という回答があったという情報が
寄せられました。この品種については私も購入前に問い合わせているのですが、未だ回答がありません。

やや大きめで、僅かに緑色を帯びた花色です。問題のハリソンとはやや花の形が違うようで、ハリソンと
同品種かどうかの判定は難しいと思います。同じ問題でボインブルーはシエラと同品種という話ですが、
こちらは全く花の特徴が異なり、ボインブルー=シエラではないと思います。このことからハリソンと同一品種と
いう話も判断はできません。この苗木は今年で2年生という事で、撮影後に着いていた花は摘み取りました。
経験上、ハイブッシュ系大粒種が2年生時で開花した場合、葉の展開が伴わない苗木は著しい生育不良か、
最悪枯れ死します。ハリソンとは異なる可能性が高いということが判り一安心できたので、果実は来年以降の
お楽しみということにします。

2006
購入前に問い合わせをしていましたが、2年近くたって、天香園(販売元)から回答をいただきました。
クロートン×US11-93 1974年発表
 という話で、ハリソンと思われます。
商標の関係から、このような品種名で販売されているそうです。やっと解決しそうな感じです。

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ニューブルーレー  4年生 樹勢〔確認中〕 06.1.15 〔ホームセンター〕 2005.12に枯れ死を確認、観察終了


紅葉です。明るい朱色で観賞価値があります。

詳細不明、ブルーレイとの関係も不明 

★My Report★
休眠要求時間は長いようです。4月上旬から芽が動き始めました。

ブルーレイの調子が良いので、ニューはどうだろうと思い入手しました。既に生育が止まっていて
紅葉となっていますが、葉の大きさがブルーレイに比べて小さく薄めということや、紅葉の色調が
異なること〔明るい朱色〕で違う品種であることが分かります。紅葉は他の樹に先駆けてブルー
レイと同時に始まりました。

花芽は無かったので、今年の開花は無しです。現在葉を展開中です。休眠時間が長く、ブルーレイと
同時期に動き始めました。

昨年の暑さにやられたのか枯れ死寸前まで行きましたが、根本近くまで刈り込んだのが効いたのか、
なんとか新しい葉芽が出てきました。今年は我慢の年です。

結局枯れ死してしまいました。この苗木は入手当時から調子を崩していたのですが、ハイブッシュ系では
大きく調子を崩した苗木の復活は厳しいようです。やっと生きているという状態から充分な樹勢を取り戻す
ことは、並大抵のことではありません。

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パープルスター 5年生 樹勢〔確認中〕 04.6.13 〔井戸園芸〕  07.11に枯れ死を確認しました。

ハイブッシュ系という他は詳細不明

2004年6月に入手 観察はこれからです。

ブルースター、ウィッシュブルーに続いて調子に乗って入手しました。
井戸園芸さんのタグ付きです。さて、どんなものでしょう。

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ブルーオパール 6年生 樹勢〔確認中〕 06.8.15 〔園芸店〕

 

ハイブッシュ系という他は詳細不明

★My Report★
樹勢はあまり強くなく、成長はゆっくり。
芽の動き始めは4月中旬頃から

開花は5月上旬頃から
収穫は7月下旬から(本来の時期かどうかは今後の観察が必要です)
果実は中〜大粒(約15o〜17o) 明青色 最大果は17.4o〔2006〕
Brix値 Ave.12.4 Max.13.5 (2006) 甘味・酸味のバランスの取れた味で美味しい 
暑さに弱いのか、葉焼けが生じやすいようです。


2004年11月に入手 観察はこれからです。

閉店した園芸店の処分品。あまりに可哀相なので保護しました。以前この園芸店で救出したクライマックスは
通常のクライマックスに比較して、かなりの大果が付く枝変わり(?)品種でしたので、ちょっと期待しています。

2006
開花時期はかなり遅く、ラビットアイ系に重なります。晩生種なのでしょうか。休眠時間も長く、芽の動き始めも4月に
入ってからでした。花の形はダローあたりに似ている気もします。

収穫時期もかなり遅く、7月下旬でした。果実の味は確かにハイブッシュ系なので、本来の収穫時期が7月以降なら
面白い存在になるかもしれません。果実は糖度は低めですが、甘味酸味のバランスが取れ比較的美味しいです。
ラビットアイ系が中心の時期にハイブッシュ系最晩生種として、しっかり収穫ができると良いですね。
他に気になるのは葉焼けが生じやすいこと。耐暑性は期待できないかもしれません。

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ブルージョーク 5年生 樹勢〔確認中〕 06.9.10 〔天香園〕


やや大きめでリブの目立つ、やや緑色を帯びた花

早生種 豊産性
果実は中〜大粒 果形、果色が良い
果実の大きさは大クラスの4〔プルと同等〕
自家結実性がある

表記はBlue Jork
〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
開花は4月中旬頃から

天香園から発売された謎品種。未確認ですが天香園育成品種と思われます。
親がNZ種なら期待できるかもしれません。(未発表)
ジョークというネーミングは天香園さん好きですね。(笑) プルーンにも同名の品種があります。

実際に天香園に問い合わせた方から、天香園から「デューク」と同品種という回答があったという情報が
寄せられました。この品種については私も購入前に問い合わせているのですが、未だ回答がありません。

やや大きめで、リブが目立ち僅かに緑色を帯びた花色です。問題のデュークとは花の形はほぼ同じなので、
デュークと同一品種の可能性は充分にあると思います。この苗木は今年で2年生という事で、撮影後に着いていた
花は摘み取りました。果実は来年以降のお楽しみということにします。
まだ完全に同定できた訳ではありませんが、ボインブルーがシエラとは異なりそうなので、生産者内で異品種が
混入したりして品種が混乱してしまったのかもしれませんね。大手業者でもそういう話を時々耳にします。

2006
購入前に問い合わせをしていましたが、2年近くたって、天香園(販売元)から回答をいただきました。
(アイバンホー×アーリーブルー)×192−8 1985年米国より発表 という話で、デュークと思われます。
商標の関係から、このような品種名で販売されているそうです。やっと解決しそうな感じです。

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ブルースター 5年生 樹勢〔確認中〕 04.5.9 〔井戸園芸〕  07.11に枯れ死を確認しました。

ハイブッシュ系という他は詳細不明

2004年4月に入手 観察はこれからです。

ホームセンターで井戸園芸さんのタグ付きで入手しました。さて、どんなものでしょう。
某BBSで実は不味いという話もありましたが...。

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ブルーダイヤ 5年生 樹勢〔確認中〕 05.7.24 〔園芸店〕  07.11に枯れ死を確認しました。

 
やや大きめで純白の花                       小粒で青色

ハイブッシュ系という他は詳細不明

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は7月中旬から
果実は小粒(約10o〜12o) 青色 最大果は13o〔2005〕
Brix値 Ave.17.1 Max.18.0 (2005) 甘味・酸味ともに強く濃厚で非常に美味しい 風味優良

閉店した園芸店の処分品。あまりに可哀相なので保護しました。洗剤みたいな名前(笑)
この品種に限らず不明品種の多くは安直なネーミングが多く笑わせてもらっています。

謎品種ですが開花しました。どうなっていくのか楽しみです。

結実1年目だからかも知れませんが、なんと7月中旬頃から熟し始めました、本来の時期では無いと思われますが
最晩生種なら楽しみです。

小粒なのが残念ですが、食味はハイブッシュ系でもトップクラス(恐らく一番)です。来年以降果実が大きくなるようなら
素晴らしい品種かもしれません。

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ブルーチプス 5年生 樹勢〔確認中〕 06.9.10 〔天香園〕


標準的な形でやや大きめ、純白の花です。

早生種
果実は大粒 ブルーム多く食味に優れる
果実の大きさは極大クラスの5〔ヌイと同等〕
栽培容易

表記はBlue Chips
〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
開花は4月中旬頃から

天香園から発売された謎品種。Bluechip の末尾にsが付いているので異なる品種...かどうかも謎。

天香園販売の他品種で、USDA登録品種の英文名を変えて(カタログ上)販売されているという情報をいただきました。
この品種については私も問い合わせをしましたが、回答が無く詳細は判りませんが、おそらくは Bluechip と
思われます。

やや大きめで、標準的な形の純白の花です。ブルーチップと花の形はほぼ同じなので、ブルーチップと同一品種の
可能性は充分にあると思います。この苗木は今年で2年生という事で、撮影後に着いていた花は摘み取りました。
果実は来年以降のお楽しみということにします。

2006
購入前に問い合わせをしていましたが、2年近くたって、天香園(販売元)から回答をいただきました。
クロートン×US11-93 1979年発表
 という話で、ブルーチップと思われます。
商標の関係から、このような品種名で販売されているそうです。やっと解決しそうな感じです。

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プレアデス  5年生 樹勢〔確認中〕 05.7.3 〔園芸店〕  07.11に枯れ死を確認しました。

 
やや緑色がかかった丸みのある中サイズの花        中〜大粒で明青色〜青色

ハイブッシュ系という他は詳細不明

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は6月中旬から
果実は中〜大粒(約16o〜19o) 明青色〜青色 最大果は19o〔2005〕
Brix値 Ave.14.7 Max.15.9 (2005) 甘味強くコクのある味わいで美味しい 風味良好

閉店した園芸店の処分品。あまりに可哀相なので保護しました。
名前のプレアデスは和名で「すばる」。私が実生から選抜して付けようと思っていた名前を取られてしまいました。

開花しました。開花時期が遅めなので晩生種でしょうか。詳細不明品種をあれこれと推測するのも楽しいものです。

果実は甘味が勝ったコクのある味で美味しいです。不明品種ではノビリスに次ぐ掘り出し物の予感。来年に期待。

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フロリダ 5年生 樹勢〔確認中〕 05.4.28 〔宍戸園〕  

中生種 樹勢強い 収量中
果実は大粒

〔以上は販売元の説明〕

詳細不明ですが、サザンハイブッシュ系とする説もあります。生産農家の受粉木に使われているという話や
ヒトミの親品種という話もあり、謎の多い品種。宍戸園ではハイブッシュ系に分類されていました。

樹勢は十分に強いようで順調に生育しています。来年の結実が期待できそうです。開帳気味で細かな枝を
数多く出す傾向。

この品種の生い立ちの話ですが、日本に持ち込まれた種から育てたものを選抜した品種のようです。
大関ナーセリーのローブッシュブルーベリー(OSLシリーズ)と同じ経過ということになります。つまり群馬県育成の
おおつぶ星等とは正確には違うのですが、日本で作出された品種とされています。情報をいただきありがとう
ございました。

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ボインブルー 5年生 樹勢〔確認中〕 06.9.10 〔天香園〕


やや大きめで胴長、白色の花。コリンズ等に近い感じです。

早生種 
果実は大粒でやや扁平
果実の大きさは極大クラスの5〔ヌイと同等〕
表記はBoin Blue
〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
芽の動き始めは3月上旬頃。
開花は4月中旬頃から

天香園から発売された謎品種。未確認ですが天香園育成品種と思われます。
親がNZ種なら期待できるかもしれません。(未発表)
ネーミングから大きさを想像させる品種(笑)

実際に天香園に問い合わせた方から、天香園から「シエラ」と同品種という回答があったという情報が
寄せられました。この品種については私も購入前に問い合わせているのですが、未だ回答がありません。

やや大きめで胴長、白色を帯びた花です。シエラと同品種という情報でしたが、実際に全く花の特徴が異なり、
ボインブルー=シエラではないと思います。花の印象はからするとコリンズやチャンドラーに近い感じです。
この苗木は今年で2年生という事で、撮影後に着いていた花は摘み取りました。経験上、ハイブッシュ系大粒種が
2年生時で開花した場合、葉の展開が伴わない苗木は著しい生育不良か、最悪枯れ死します。シエラとは異なる
可能性が高いということが判り一安心できたので、果実は来年以降のお楽しみということにします。

2006
購入前に問い合わせをしていましたが、2年近くたって、天香園(販売元)から回答をいただきました。
US169×G156 1988年米国より発表 という話で、シエラと思われます。
商標の関係から、このような品種名で販売されているそうです。やっと解決しそうな感じです。
ただ、この品種に関しては、大関ナーセリーに扱いのあるシエラとは異なると思われますので、今後も観察が必要です。

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リンダブルー  8年生 樹勢〔8〕 直立性 04.12.9 〔ホームセンター〕

入手難易度 ☆☆☆☆...ホームセンターで時々見かけます
栽培難易度 ☆☆☆...樹勢は強いのですが、やや夏負けする傾向もあります
果実肥大度 ☆
完熟時味覚 ☆☆☆
総合推奨度 ☆☆...収集家向け品種かな


 
小ぶりでやや緑がかった白色の花が密集します。  小粒で暗青色、あまり実付きは良くないです。
 
色調は赤銅色。ブリジッタに似た独特の紅葉。

早生種 やや開帳形の樹形 樹勢は強い
果実は小粒で暗青色 甘く野性的な風味

開発経緯等の詳細は不明

★My Report★
果実は小〜中粒で甘味は強いがやや淡白な味。
花芽が着き過ぎる傾向、強めの剪定を行う必要。
開花は3月下旬から

受粉後の花弁は特に落ちにくい〔実腐れ病に罹りやすい〕
実付きはあまり良くなく、肥大する前の落果が目立ちます

収穫は6月初旬から6月中旬まで
果実は小〜中粒(約12o〜15o)で大きさはバラバラ 青色〜暗青色 最大果は15.5o〔2004〕
Brix値 12.6 (2004) 甘味強くジューシーな味わい 香りも強い
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 15.4を記録 甘味酸味のバランスが取れて濃い味。
樹上で1週間の完熟果はやや過熟の傾向。粉っぽくなる傾向もあり、やや早摘りの方が良好。

小さめの葉に魅力を感じて購入。豊産ですが大きさはバラバラ。また長期に渡ってバラバラと成る為、
収穫が面倒になってきます。実は甘味が強い傾向だが淡白。

実が小粒のためか、収穫後の成長に大きな影響は出ていない様子。新しいシュートや来年の
花芽も付いてきました。花芽はビッシリなので、若干の選定が必要です。樹勢の評価を6→7へと
アップしました。

シュートの数、花芽の数共にラビットアイ系に匹敵するくらいに元気いっぱいです。紅葉を迎えて
いますが、葉が小さい分ブリジッタのミニチュアみたいな感じで可愛いです。

花芽が多すぎる為、半分近く間引きました。ただでさえ小粒の実が間引かないと、直径5ミリ程度と
ローブッシュブルーベリー並みに小さくなってしまいます。

ハイブッシュ系で一番早く開花しています。純白で花のサイズは中くらいですが、やや奇形花が多い
感じがします。また花は非常に多いのですが、実付きはあまり良くありません。

手持ちの品種中では受粉後の花弁は特に落ちにくく、手摘みで取らないと実腐れ病になりやすい傾向。
またせっかく受粉していても、成熟する前に落果してしまう果実が多い傾向。

収穫開始です。当初の実の着き方からすると、かなり落果して減収となってしまいました。他の品種で
ここまで落果するものは無いので、この品種の特徴と思います。他にもブルーシャワーあたりに同じ
傾向が見られました。

収穫当初は甘く淡白な味ですが、完熟させると酸味が増して美味しい味に変化します。しかし過熟気味で
Brixは15.4と最上級を記録していますが、この数字に見合ったほどの美味しさは感じません。
完熟まで1週間置くと過熟ぎみのようです。やや粉っぽい感じの果実もありました。5日目くらいで
少し早採りする方が甘味も強く美味しく感じます。全般にBrixが上がると味が濃くなり美味しくなる傾向は
ありますが、過熟でも高値を示すなど絶対的なモノサシではないようです。

丈夫な品種と思っていましたが、さすがに今年の夏は堪えたようです。葉焼けが結構あり、調子を戻すかどうか
微妙な感じです。

もともと大関ナーセリーが2000年頃に売り出した品種という情報をいただきました。現在は取り扱いはないの
ですが、こんな品種も扱っていたのですね (笑)

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バウンティ 6年生 樹勢〔?〕 06.8.15 〔園芸店〕 Bladen (ブレイデン)の確率は99% (個人的に同定したものです)

※参考 Bounty (バウンティ)

1987年発表 Murphy x G-125
早〜中生種 
果実は極大粒で明青色 風味良好
耐病性に優れる

あまりに枝振りが良く、さらに表記が国内未発売(たぶん)の某品種だったため購入してみました。極大粒等の
特徴が同じならば品種を明記したいと思うのですが、違っていると混乱を招きそうなので来年のお楽しみにします。

2006
未発売と思っていたら、遠くなく大関ナーセリーから販売される予定として Bounty (バウンティ) があることに
気が付きました。大手販売業者が正式販売する前に、時々一部が流出することがあるという話なので、
今回の苗木はそういう経緯かもしれません。ただし今回は品種の正確性に疑問を持っていますので、不明品種と
しておきます。

どうやらBounty (バウンティ)ではなく、観察からBladen (ブレイデン)であろうという結論になりました。ミントの様な
独特の風味と果実の形から、ほぼ間違いなくBladen (ブレイデン)と思います。バウンティ、もしくはマウンティ(この
ように記載された苗木も同じところに並んでいました)は、流通の過程で品種不明になった苗木のようですね。
ただし同じ名前の品種が結構出回っているようですが、同じものかは断定できません。不明種には手を出さない
ほうが無難ですね。

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モロー 6年生 樹勢〔?〕 06.8.15 〔園芸店〕 Misty(ミスティー)の確率は90%(個人的に同定したものです)

 
この花はサザンハイブッシュの特長っぽいです。       開花しました。ピンクがかったやや大きめの花です。

どことなくミスティーあたりに似ている気が・・・。

あまりに枝振りが良く、さらに表記が国内未発売(たぶん)の某品種だったため購入してみました。極早生等の
特徴が同じならば品種を明記したいと思うのですが、違っていると混乱を招きそうなので来年のお楽しみにします。

2006
ハイブッシュ系ということでしたが、落葉しませんでした。極大粒という触れ込みの(その1)は完全に落葉したのと
対照的です。サザンハイブッシュ系あたりなのかもしれませんね。(ということは、既に品種違いなのか・・・)

オニールと並んで最も早く開花しそうな勢いです。落葉しないことと蕾の状態から常緑系のサザンハイブッシュ系、
しかも極早生種との推測ができます。

今年の開花は4月7日でした。さほど早くは無いように見えますが、ウェイマウスやジュエルに並ぶことから、最も
開花の早い部類に入ると思います。現在までのところ、なんとなくミスティーのような雰囲気を持っています。

どうやら観察からMisty(ミスティー)であろうという結論になりました。花や果実等がMisty(ミスティー)に非常に
似ています。モローも、流通の過程で品種不明になった苗木のようですね。同じ名前の品種が結構出回っている
ようですが、同じものかは断定できません。やはり不明種には手を出さないほうが無難ですね。

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おにしブルー  3年生 樹勢〔確認中〕 06.12.10 〔FLOWERGARDEN BLACKBAMBY

詳細は調査中です。

2006
状態がやや良くはないので、来年は成長を最優先させる予定です。用土は朝日園さんの専用土。

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ビックノース  3年生  8.1.8  (ニッポン緑産)

詳細は調査中

2008
米国からの苗木輸入時に混入した不明品種のようです。試験落ちの品種あたりでしょうか。案外期待できるのかも。

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○ラビットアイ系

オレゴンブルー   4年生 樹勢〔確認中〕 05.10.8 〔井戸園芸〕 2005年10月に観察を終了しました。

 
ほとんどが奇形花で花になっていません。論外です。     果実は中〜大粒で青色 

中生種 樹勢は強く直立性 豊産性
果実は中〜大粒で偏円形 青色 甘味が強く食味良好
〔以上は販売元の説明〕

★My Report★
芽の動き始めは3月中旬頃。
開花は4月中旬頃から
ほとんどの花が奇形花になるという特異な品種
収穫は7月中旬から
果実は中〜大粒(約16o〜19o) 青色 最大果は19.5o〔2005〕
Brix値 Ave.17.0 Max.18.1 (2005) 甘味強くコクのある味わいで美味しい。風味優良だが種は目立つ傾向。

ホームセンターで井戸園芸さんのタグ付きで入手しました。さて、どんなものでしょう。
ネット上であまり良い話は聞きませんが...。

食味は論外という情報もいただきました。情報ありがとうございました。まずは育ててみて考えます(笑)。

樹勢はかなり強いようで順調に生育しています。来年の結実が期待できそうです。果たして...。

開花しましたが奇形花ばかりで花の形をしていません。一部の枝ではなく樹全体がこの有様で、これはもう論外。
タカへも花が鑑賞に堪えないのですが、オレゴンブルーはタカへを超えてしまいました。実も期待できませんね。
この品種は本当にこうなのか、他の方の意見を聞いてみたいと思っています。

ブルーベリーハウスさんのBBSで皆さんに伺ったところ、同じ花の例が3例寄せられ、この品種の正常な花と
確認しました。これでちゃんと実を着けるのか、かなり不安なのですが夏まで待ちたいと思います。

種がかなり目立ちますが、味に関しては決して悪くはありません。奇形花で印象は最悪でしたが、果実はかなり
いけています。種が目立つことをどう考えるかで評価が分かれる品種。個人的には同じ種が目立つ品種としては
ブルーシャワーあたりよりは良好なのでは、と思います。

種は目立つものの甘く美味しい品種でしたが、栽培スペースの関係から苗木を探している農家の方に譲渡しました。
観察終了とします。

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グロリア〔T-142〕 3年生 樹勢〔確認中〕 06.12.10 (園芸店)  

詳細は調査中

ノビリス、ブルーシャワー等と同じく、米国の試験品種が持ち込まれたものという話です。

2006
朝日園さんの専用土で植えつけてみました。果実は良好という話なので期待しています。

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スノーフレーク 5年生 樹勢〔確認中〕 07.5.15 FLOWERGARDEN BLACKBAMBY

 
噂の斑入りです。葉の付け根付近が白く斑の入った葉が、樹の特定の部位に固まって出ることが特徴のようです。
 
花は丸みがあり、ホームベルに近い形です。

直立性
豊産性抜群で収穫量は期待大!
珍しい斑入りのブルーベリー!
(以上は販売元の説明です)

★My Report★
斑入りの葉は全ての葉に出るのではなく、樹の数箇所に固まって集中して出るようです。
開花時期は4月下旬以降で、ラビットアイ系では晩生種の時期に相当(ノビリスと同時期)

※参考
Snowflake

Florida K × NC 1830  1989年3月発表 フロリダ大学育成
極早生種 樹勢は強く強健 樹高は170センチ程
休眠要求時間300 hours 、開花は遅いが熟期は早い
果実は中〜大粒で青色 果実はやや軟らかい 甘く風味良い
病気への抵抗性は高い
花期はラビットアイ系としては遅いが、ラビットアイ系中で最も早く熟す
多くのブッシュが活発に出る
受粉樹は選ばずアリスブルーやベッキーブルーとの相性も良い
米国植物特許品種

謎品種、スノーフレークです。僅か数週間ほどで雪のように消えてしまったようで、現在は入手できないようです。
販売元も「申し訳ありませんが詳細不明」といっているため、確認のしようがありません。

別のお店で同名の品種を購入された方からの話で、USパテント種のラビットアイ系Snowflakeではないという回答を
いただいているそうです。また別の方からは、生産者の話としてホームベル×ティフブルーの実生品種という回答が
あったという話を聞いているそうです。このことに絡んで注文キャンセルや販売中止という事態にもなっている模様。
他にも正体はホームベルという話や、ホームベルの実生という話も出ています。話題の尽きない品種です。

なお、米国のSnowflakeは、斑入りという情報がありませんが、そもそも名前が斑入りを意味しているため、特別に
記述がされていない可能性もあります。生産者発表とされる情報も複数あることから、確実性に欠けています。
USパテント種ではなく、増殖や販売に問題が無いのであれば、名前を変えて鑑賞向けの斑入りブルーベリーとして、
販売を継続できるはずなのですが、販売業者は一斉に販売を中止してしまいました。謎は深まるばかり。

真実はよく判りませんが、実際の観察を通して、謎品種スノーフレークの実際に近づけていけたらと思います。

2006
確かに斑入りの様です。斑点病などの病気や生理障害というものではありません。

私も調べてみたのですが、ホームベル×ティフブルーは中生種と晩生種の交雑なので、少なくとも早生種となる
可能性は限りなく低いはずです。収穫時期が早生であれば、ホームベル×ティフブルーの実生品種という可能性は
ほぼ否定されるため、本物の可能性が出てくるかもしれません。そもそも同じラビットアイ系で、かつパテント種と同じ
名称で登場したこと事態が、かなり不自然ではないか、と思えてきます。以前も他の業者でパテント種の流出が
あったので、今回も同様の事態ではないかと思うのは考えすぎでしょうか。ともかく収穫時期が興味津々です。
ただ今年に関しては、移動などのストレスから開花・結実は若干遅れが出てくると思われます。

短期間の観察では、斑入りの事実を除けばホームベルに近い品種らしいという感じです。

なお、直接フロリダ大学の開発者へ問い合わせた方から、Snowflakeは斑入りでは無いという回答をいただいた
そうです。このことからスノーフレークは米国特許品種Snowflakeという可能性は無くなったものと思われます。
たまたま実生の育成中に斑入り品種が出てきたので・・・あたりが真実に近いのかもしれませんね。
情報をいただき
ありがとうございました。

2007
相変わらず謎の品種ですが、今年も新葉から斑が出ました。ホームベルのような樹勢はなく、ラビットアイ系としては
弱い部類に入ります。たまたま出た斑入り品種を増殖したものかもしれませんね。

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ノビリス 〔T-100〕   6年生 樹勢〔確認中〕 07.5.15 〔外塚農園〕 露地植え

入手難易度 ☆☆☆☆
栽培難易度 ☆☆☆☆
果実肥大度 ☆☆☆☆☆
完熟時味覚 ☆☆☆☆☆
総合推奨度 ☆☆☆☆☆...枝が硬く折れやすい欠点がありますが、その他は満点でしょう

8月以降の収穫を目的とするなら迷わずこの品種。大粒で舌触りも滑らか、甘く濃く美味しい上に育て易い。
 
リブもはっきりした、長く大きな見栄えのする花です。 大〜極大粒で明青色

試験品種 ティフブルー×メンデイト
最晩生種 樹勢は強い 直立性 
果実は大粒で明青色 甘く風味良好
 品質も良好
収穫期間が長く最も遅くまで収穫できる品種のひとつ
商標登録品種・有限会社大関ナーセリー

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は7月中旬から9月中旬頃まで
果実は大〜極大粒(約18o〜22o)で粒揃い良好 明青色 最大果は23o〔2004〕
Brix値 12.3 (2004) やや甘味のあるバランスのとれた食味 やや独特の風味有り。 
10日程樹上で完熟させた場合はBrix値 18.9を記録 甘味が強くジューシーな上にコクがあり非常に美味しい。
枝が硬く強風等には注意が必要

試験品種ということですが、調べてみると登録されなかったのが不思議な程の有望品種の
ようです。当地では10月まで収穫可能という情報もあるのでワケ有り品種の中では期待大。

4月下旬とやや遅く開花しました。ラビットアイ系の中では見栄えのする立派な花です。

最も遅く熟する品種のひとつとして有名ですが、7月中旬には熟してきました。やや皮の厚さが目立ちますが、
バランス良く滑らかな食味で数字以上に美味しく感じます。
完熟果は果汁が多い上にコクがあって甘く最高に美味しい品種のひとつと思います。最高糖度は18.3でした。

非常に大粒になる傾向で、大きさはハイブッシュ系大粒種のスパルタンに匹敵します。スパルタンに比較して
ノビリスは食味も比較的滑らかな上、圧倒的に甘く濃いため、私なら迷わずノビリスを選びます。8月以降の
収穫を目的とした最晩生種としては、最も有望な品種に思えます。もっともスパルタンとは収穫期が違うため
比較対象にすべきではありません。

最後の収穫となった8月中旬には、最高糖度21.7を記録しました。平均値も18.9と品種別の最高値を更新。
サンプルの全果実が18度を超える高値で、ウッダート、ホームベル等と並んで最も糖度の高い品種のようです。
樹が大きくなるラビットアイ系は、あまり増やしたくないのですが、この品種については増殖する予定でいます。
最も遅くまでブルーベリーを楽しめる品種の上、最高クラスの大きさと美味しさを兼ね備えているので、
個人的には最大級の評価をしたいと思います。掘り出し物としてもNo1。

調べてみたら大関ナーセリーの商標登録品種ということが判りました。さらに登録出願に関して国内外から多くの
異議申し立てがあり、1997年〜1999年にかけて問題になっていたことが判ります。本来試験品種として持ち
込まれたT-100が商標登録され商品として出回ったのですが、いつの間にか登録元の大関ナーセリーからは
販売されなくなってしまいました。どのような経緯であれ、気に入っている品種なので構わないのですが。

今年は9月中旬頃まで収穫が出来ました。一昨年から栽培していますが、家庭栽培としては欠点が少なく、
最もお薦めできる品種です。やや結実が少ないとも言われますが、しっかりと剪定しなくても実は適度に少なく
樹勢が落ちない分、家庭での栽培は楽になります。

畑に植え付けてみました。

2007
実付きが悪いとされる品種ですが、近所で養蜂をしている農家があるためか、大変な数の実が着きそうです。
畑のノビリスも生育は順調。土壌適応性も十分にありそうです。

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フェスティバル〔T-172〕 5年生 樹勢〔確認中〕 06.12.10 〔宍戸園、鬼石町ブルーベリー研究会〕

 
微妙に赤みを帯びた、やや小さめな花

試験品種 ティフブルー×T-65
最晩生種 樹勢強い
果実は中〜大粒 甘く風味優良
土壌適応性が広く栽培容易

最も遅くまで収穫できる品種のひとつ

★My Report★
開花は4月下旬頃から

ノビリスと並んで、ラビットアイ系では密かにファンの多い品種。最も遅くまで収穫できて、実も甘いと
聞いています。期待大。

樹勢はかなり強いようで順調に生育しています。来年の結実が期待できそうです。

調べてみたら大関ナーセリーが登録出願をした品種ということが判りました。なぜか拒絶査定とされています。
大関ナーセリーが試験品種を持ち込んだものと思われますが、いつの間にか出願元の大関ナーセリーからは
販売されなくなってしまいました。店頭ではよく見かける品種なのですが不思議ですね。

開花していたのですが写真を忘れていました。最後の一花です。

2006
先の苗木がもう一つ調子が出ないため、新たに鬼石町ブルーベリー研究会から導入しました。用土はラトビア産で
今度こそ大きく成長させたいところです。

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ブルーシャワー〔T-92〕   3年生 樹勢〔10〕 05.10.8 〔JA〕 2005年10月に観察を終了しました。

 
白色で小さめの花、花芽の選定が足りなかったかも。 小〜中粒で青色、本来の大きさではないようです。
 
昨年より2周りくらい大きくなりました。中サイズの花です。  やはり2回り程大きくなりました。

試験品種 T-14×T-15 
果実は大〜極大粒 
甘いが種子が大きく生食ではもうひとつ
ラビットアイ系で最も大果の品種 

★My Report★
花芽の数が特に多く、極豊産性のようです。
樹勢は非常に強い

開花は4月中旬頃から
収穫は7月上旬頃から8月上旬頃まで
果実は小〜中粒(約12o〜14o) 青色 最大果は14.5o〔2004〕
果実は中〜大粒(約16o〜19o) 青色 最大果は20o〔2005〕
Brix値 Ave.11.7 Max.12.3 (2005) 甘味があり果汁が多くジューシー かなり種子は目立つ
Brix値 12.5 (2004) 甘味があるが、かなり種子が目立つ

ラビットアイ系で最大〔100円玉大〕の果実で、かつ甘いということで面白そうな品種。米国登録
品種ではありませんが、たまたま近所で見かけて興味を引いた為入手しました。他のHPでは種が
目立つ欠点が指摘されていますが食べた人次第のようです。ハイブッシュ系に500円玉大の
チャンドラーという品種もあるのですが、今年の収穫は期待できませんので今年はコレです。〔笑〕

樹勢が非常に強く、当地では冬でもゆっくりと成長を続けました。大量の花芽を着けています。
真冬でもほぼ常緑な上に、成長を続けている唯一の品種。今年の気候の為かもしれませんが。

まだ観察期間が短く樹勢評価は難しいですが、満点〔10〕のホームベルに匹敵する感じがして
います。リンダブルー以上に着いた大量の花芽〔80個前後〕は半分以上掻き取りました。

花芽はかなり減らしたつもりでしたが、開花した花はかなり小さく、大実系の品種とは思えないです。
本当にブルーシャワーかという疑問も出ています。別の樹を店頭で見てこようかな。

詳細不明でしたが、ある方からノビリス(T-100)と同じく試験品種(T-92)という情報をいただきました。
ご協力ありがとうございました。食味はかなり厳しいそうです。(笑)

甘味はあるのですが、情報どうり種子はかなり目立ちます。今年は樹がまだ小さいためか、本来の
果実の大きさまでにならないようです。

ディライトと同じ交配で、花の特徴等も似ていますが、果実はディライトに軍配が上がる感じです。
試験品種止まりなのはこうした理由からなのでしょう。来年以降も観察していきたいと思います。

樹勢は凄く強いようで果実を収穫した後、大変な速度で伸び始めています。この秋どこまで...という感じです。

今年で3年生ですが、他の4年生並みの大きさに成長しました。今年こそ大粒になって欲しいものです。

開花しました。昨年より2周りほど大きく、これが本来の花と思います。今年こそ大粒を期待。

調べてみたらニッポン緑産が登録出願をした品種ということが判りました。なぜか拒絶査定とされています。
ニッポン緑産が試験品種を持ち込んだものと思われますが、いつの間にか出願元のニッポン緑産からは
販売されなくなってしまいました。店頭では人気のある品種なのですが不思議ですね。

今年は果実が大きくなり、本来の姿に近づいたものと思います。ただ食味は昨年と変わらず、甘いが種は目立ち
もう一つという感じです。

ラビットアイ系としてはあまり特徴が無く、栽培スペースの関係から苗木を探している農家の方に譲渡しました。
観察終了とします。

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ミノウエレガント   6年生 樹勢〔確認中〕 05.8.11 〔平田ナーセリー〕

 
壺型でやや大きめ、白色の花                  中〜大粒で明青色 

日本国内で開発、栽培・販売されている品種
晩生種 樹勢は強く草姿は円形になりやすい 豊産性
果実は大粒でやや扁円形 明青色で果粉が多い
糖が高く、酸が低く、ラビットアイ系品種の中では最も良食味
アントシアニン含有量がラビットアイ系品種でも特に多い
開花期は4月下旬から 花は先端に桃色をかすかに有する白色
収穫期は7月中旬からで大粒(約2.2g)
紅葉は12月中旬から 年内には落葉せず2月まで葉が残るものもある
栽培は容易で家庭果樹として最適な品種 〔以上は開発元の発表です〕 

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は7月上旬頃から7月下旬頃まで
果実は小〜中粒(約12o〜14o) 暗青色 最大果は14.5o〔2004〕 
果実は中〜大粒(約16o〜19o) 明青色 最大果は19.5o〔2005〕
Brix値 10.9 (2004) やや甘味のあるバランスのとれた味、種子は目立つ
Brix値 Ave.15.2 Max.15.7 (2005) 甘味が強く肉質良好で美味しい。風味優良。

少し実付きの状態で入手しました。花から果実を育てたのではないので、今年のデータは参考程度です。
今年に限って言えば、開発元の発表と違いすぎます。今後も観察していきます。

ミノウブルーに比較すると樹勢は弱めですが、栽培上の問題は無い程度です。

開花しました。ラビットアイ系としては標準的な開花時期と思います。ミノウブルーとは明らかに花の形が違います。

この品種もミノウブルーと同じく商標登録が出願されたようですが、拒絶査定となっています。不思議ですね。

果実はミノウブルーには及ばないものの風味では勝り、ミノウブルーに似た傾向で美味しいです。
ミノウブルーとともに更に来年に期待している品種。

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ミノウブルー   6年生 樹勢〔確認中〕 06.8.15 〔平田ナーセリー〕

入手難易度 ☆☆☆...九州地方以外では通信販売に頼る必要があるようです。
栽培難易度 ☆☆☆☆...ラビットアイ系としては普通です。ノビリスと同じく開帳気味の樹形です。
果実肥大度 ☆☆☆☆...果実は充分に大きく、粒も揃っています。実着きはやや悪い傾向。
完熟時味覚 ☆☆☆☆☆...肉質に優れ、まず文句無しの美味しさです。
総合推奨度 ☆☆☆☆☆...入手に多少難がありますが、ノビリスに肉薄する特性は満点といって良いでしょう。

ラビットアイ系謎品種として、ノビリスに続いてお薦めできる品種。登録品種でもここまで完成された品種は少ないです。
  
細長く大きい白色の花 ノビリスに似ています。       大粒で球形、明青色

日本国内で開発、栽培・販売されている品種
最晩成種 樹勢は特に強い 草姿は縦に大きくなる
果実は大粒でほぼ円形 明青色で果粉が多い
糖が高く、酸が低く、良食味
アントシアニン含有量は一般的
開花期は4月下旬から 花は白色で大花
収穫期は8月中旬から ラビットアイ系品種では最も大粒種(約3g)
栽培は容易で家庭果樹として最適な品種 〔以上は開発元の発表です〕

商標登録品種・福岡県 吉岡克則氏 有限会社鹿毛真耕園

★My Report★
開花は4月中旬頃から

収穫は7月下旬頃から8月中旬頃まで
果実は中〜大粒(約15o〜17o) 青色 最大果は17.5o〔2004〕
果実は大粒(約17o〜20o) 明青色 最大果は20o〔2005〕
果実は大〜極大粒(約18o〜21o) 明青色 最大果は21.8o〔2006〕

Brix値 13.4 (2004) やや酸味のあるフレッシュな食味。
10日程樹上で完熟させた場合、Brix値は上がりませんが、甘味・風味がやや強まり食べやすくなります。
Brix値 Ave.16.9 Max.17.8 (2005) 甘味が勝るバランスの取れた味で美味しい、肉質が良好 風味良好
Brix値 Ave.16.9 Max.18.2 (2006) 

少し実付きの状態で入手しました。花から果実を育てたのではないので、今年のデータは参考程度です。
完熟前の実は酸味が効いてフレッシュで、ハイブッシュ系を連想させます。来年以降が楽しみな品種。

完熟果はBrixは上がらないものの、甘味・風味が出て食べやすくなります。今年は実付きでの入手の為、
本来の特性は得られないようです。来年以降に期待。

樹勢は極めて強い部類に入ると思います。果実が終わった後、凄い速度で成長中です。

開花した花はノビリスに似て、大きく細長い花です。昨年は実付きの状態で入手したため果実は今ひとつでしたが、
今年は期待できそうです。果実もノビリスに迫って欲しいものです。

実付きの状態で入手した昨年から大化けしました。糖度は当地のラビットアイ系としては普通ですが、果肉の質が
良く、サザンハイブッシュ系のスターを連想させる食味の良さがあります。甘味だけでなく、適度に酸味もあるので
ハイブッシュ系が好みの方でも美味しく食べられる品種と思います。個人的にはお薦めの品種です。

2006
昨年多くの果実を着けたためか、やや生育は悪くなっていますが、今年も素晴らしい果実を着けました。今年から
詳細に計測している、大きさ・重さ・糖度の全てで好結果。最大果21.8o(Ave.19.7o)、最大果重4.2g(Ave.3.1g)、
最大Brix糖度は18.2(Ave.16.9)という結果です。成長したノビリス等が畑に移動しているため、もっと良い結果が
得られる品種があるのかもしれませんが、鉢植えで育てている品種としてはバランスの良い優れた結果が得られて
います。

この品種はノビリスに非常に近いようで、開帳気味の樹形や樹勢、花の形、果実の大きさ、糖度の高さ、収穫時期等、
ノビリスでは?と思わせるものがあります。ただミノウブルーは実の中心に窪みが目立つ特徴があるようで、この点は
異なる部分かもしれません。違うという目で見れば、ノビリスほどは樹勢は強くなく枝は暴れないし、収穫時期も1週間
位早め、糖度は若干低めだが実着きはノビリスほど悪くは無い、独特の風味ではなく正統派の風味ということで、
ノビリスをより改良するという意図もある品種かもしれませんね。どちらにしても美味しさは文句の付けようも無く共に
お薦めです。

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ミノウベル  4年生 樹勢〔確認中〕 06.11.19 〔FLOWERGARDEN BLACKBAMBY

詳細は調査中です。

長い間掲載を忘れていた品種です。

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ラビットブルー 4年生 樹勢〔確認中〕 04.6.13 〔宍戸園〕 07.11に枯れ死を確認しました。

最晩生種 樹勢は強い 収量は中
果実は中粒

〔以上は販売元の説明〕

2004年6月に入手 観察はこれからです。

マルとラヒの交配種といわれているようです。他に情報がありませんが、とりあえず育ててみます。

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○サザンハイブッシュ系

サザンゼバブルー 6年生  樹勢〔確認中〕 05.7.3 〔---〕

 
中サイズで純白の花                         中粒で明青色

サザンハイブッシュ系 樹勢は強く開帳性 樹高は中程度 
果実は1果2〜3グラム 香りも良い大実
〔以上はタキイ種苗の説明〕

★My Report★
開花は4月中旬頃から
収穫は6月下旬から
果実は中粒(約14o〜16o) 明青色 最大果は16.5o〔2005〕
Brix値 Ave.13.2 Max.14.9 (2005) 甘味酸味のバランス良く美味しい 風味良好

タキイ種苗のカタログにある品種と同種と思われますが確証はありません。とりあえず栽培中。

花は標準的なサイズと形で、正統派な感じ(?)の花です。良い品種であることを期待。

収穫一年目としては予想以上に美味しい果実を着けてくれました。不明品種も侮れませんね。

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パシフィックブルー 3年生 樹勢〔?〕 05.4.28 〔---〕 2005年・4月に枯れ死を確認しました。観察終了。

ハイブリッド系早生種 直立性 樹高は中程度 豊産性
果実は1果2〜3グラム 1本でも実付きは良好
〔以上はタキイ種苗の説明〕
商標登録品種(静岡県・和田鉄男氏)

商標登録品種と同種と思われますが確証はありません。とりあえず栽培中。

樹勢は強いようで順調に生育しています。来年の結実が期待できそうです。と思っていたら急に枯れこんで
しまいました。台風で根をやられたようで根元がグラグラです。根はしっかりありコガネムシでは無いようです。

タキイ種苗の登録品種というのは誤りという情報があり、調べると静岡県の和田さんという方の登録でした。
この品種はサザンハイブッシュ系と分類されていますが、寒地での栽培実績もあるそうで、Pacific (パシフィック)
・Pioneer x Grover(1932年)やPacific Blue (パシフィックブルー)・ブルーレイの実生選抜品種という話、の
可能性も捨てきれません。情報をいただきありがとうございました。本当のところはどうなのでしょうね。

昨年から調子を崩していたのですが、完全に枯れ死したようです。当地でサザンハイブッシュの枯れ死は
ほとんど無いことから、やはりハイブッシュ系だったのかもしれませんね。レポートもできずじまいでしたが
また次の機会に入手できたらと思います。 合掌。

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パープルジュエリー 2年生 樹勢〔?〕 05.4.28 〔ホームセンター〕 2002年に枯れ死を確認しました。観察終了。

初めて栽培したブルーベリーのひとつですが、冬に枯れ死してしまいました。他のHPで
フローダブルーの別名という話がありましたが、フローダブルーは土壌を選ぶ傾向があるとの
情報なので、昨年購入した中で唯一枯れ死したのも納得いきそうです。実はこの失敗から
栽培に本腰を入れるようになりました。合掌...。

最近も時々苗木の販売を見かけるのですが、ちょっと自信がないかも...。といいながら、結構多くの
品種を栽培してますが〔笑〕。

様々なHPから情報収集をしてみると、実際にフローダブルーの別名のもの有り、関係無い同名のもの有り
という感じのようです。つまり複数の品種がパープルジュエリーと名付けられて流通しているというのが
実情のようです。いくつかの情報もいただき、ありがとうございました。

また、かつて商標登録(出願)されようとした経緯があるそうですが、拒絶査定(特許庁HPに残っていませんが)と
なったそうです。その後、ネーミングの良さから複数のパープルジュエリーを名乗る品種が現れて同名異種が存在
している経緯があるようです。追加情報をいただきありがとうございました。不明品種にもドラマがありますね。(笑)

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ヒトミ  5年生 樹勢〔確認中〕 05.4.28 〔園芸店〕  07.11に枯れ死を確認しました。

  
丸みを帯びた小さめで純白の花                 中粒で青色、熟すとガク痕が内側に閉じます

日本国内で開発、栽培・販売されている品種
早生種 樹勢は強い
果実は大粒で青色 甘く風味は良好 果実は硬い 果柄痕は小さいが湿っている
果房が長く収穫し易い
果実はガクが内側に閉じる特徴
栽培の容易な品種

★My Report★
開花は4月下旬頃から
収穫は6月中旬頃から6月下旬頃まで
果実は中粒(約13o〜15o) 青色 最大果15.5o〔2004〕 
Brix値 12.4 (2004) 甘味のある食味 風味良い
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 12.9を記録 甘味がさらに濃くなる感じです。

家の近辺では見かけなかったのですが、突如複数の園芸店に入荷していたため入手しました。
一説によると長野県あたりでフロリダ〔フロリダブルー?〕の実生から選抜した品種と聞いたことがあります。
完熟させれば美味しいと聞いています。出所不明品種中では期待できるかも。
日本で作出された品種として有名〔といっても...〕な為、この品種は偽物もあるらしいです。

まだ樹が小さいためか、情報どうりの大きさにはなりません。しかし特徴は同じなので来年以降に期待。

完熟時は甘味が増してまずまずの食味です。

開花しました。開花時期は比較的遅く、晩生種の感じです。昨年調子を崩したため、今年は開花して撮影した後に
全ての花を剪定しました。今年1年で調子を取り戻して欲しいものです。

日本で作出された品種と書きましたが、正確には持ち込まれた種から育てたものを選抜した品種のようです。
大関ナーセリーのローブッシュブルーベリー(OSLシリーズ)と同じ経過ということになります。つまり群馬県育成の
おおつぶ星等とは正確には違うのですが、日本で作出された品種とされているようです。情報をいただきありがとう
ございました。私としては育てている苗木が本物のヒトミであって欲しいだけです。

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ブルーサファイア  6年生  樹勢〔確認中〕 06.6.4 〔園芸店〕

 
やや緑色を帯びた、やや小さめの花です。           小〜中粒で暗青色

★My Report★
芽の動き始めは3月中旬頃。
開花は4月中旬頃から
収穫は6月中旬から(2005)、6月初旬から(2006)
果実は小〜中粒(約13o〜15o) 暗青色 最大果は15.5o〔2005〕
Brix値 Ave.9.2 Max.9.6 (2005) 今年に関しては味が薄く食味は良くない
果実は直径12.2o(max13.1o)、重さ0.9g(max1.0g)

Brix値 Ave.10.5 Max.11.1 (2006) 甘味があり風味良好

※参考 ナイトジェム
極早生種
果実は小粒で濃青色
米国から苗木を輸入した際に紛れ込んでいた不明品種で、闇夜の中から宝石を見つけた、
との思いから名付けられたとのこと。
〔以上は販売元の説明です〕

また謎の品種を入手してしまいました。懲りないですね。

開花しました。やや緑色を帯びた、やや小さめの花です。

摘果したにも関わらず、果実は小さめで薄味。食味はかなり厳しいです。来年も厳しいかもしれません。

2006
昨年は充分に摘果したためか、今年は随分しっかりとした樹になりました。比較的小型種のようですが、だからと
いって、例えばガルフコーストのような細身の枝振りではなく、ブルーゴールドのように太くしっかりしています。
確信は持てませんが、小町園で扱われていたナイトジェムではないか、と思うようになりました。購入した園芸店は、
小町園から苗木を仕入れている様子で、一般に入手できない品種を多数取り扱っていたからです。とはいえ、
この状況は一昨年の話で、その後仕入れている形跡はありませんので、現在はこの品種も入手不可能です。

今年は5月31日に結実が始まりました。スターやオニールさえも上回っており、例年より10日以上は遅れている
サザンハイブッシュ系の中で異彩を放っています。今年の果実は昨年に比べ小さめですが、食味は良くなっており、
まずまず食べられる味になってきました。極早生ということでナイトジェムの可能性が更に高まってきました。

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○ハーフハイ系

ノーススター  7年生 樹勢〔7〕 08.1.8 〔小町園〕  ブルーゴールドと同定されたとの発表があり更新終了。

入手難易度 ☆...小町園のみで入手可能、1品種10本、一度に20本以上の購入が必要です。
栽培難易度 ☆☆☆
果実肥大度 ☆☆☆
完熟時味覚 ☆☆☆
総合推奨度 ☆☆☆...ハーフハイ(?)系としては樹勢も強く、当地で夏負けも無く育て易い品種

 
純白でやや大きめの花です。形が綺麗です。     一回り小さい花を数多く着けました。
 
中〜大粒で明青色〜青色                黄色一色の紅葉。本来の色かどうかはまだ不明。

中生種
果実は中〜大粒で明青色 果柄痕は小さい 風味良好
極耐寒性ハイブッシュ系最新品種との触れ込み
〔以上は販売元の説明〕
その他詳細は不明

※参考 Northcountry (ノースカントリー) 可能性はかなり低くなりました。

1986年発表
早〜中生種 樹高は60cm〜1m程 直立性 樹勢は強い 豊産性
果実は中粒で明青色 甘く野性味のある風味を持つ
環境適応力や果実特性等がノーススカイに比較して優れている
暗緑色の葉色と深紅の紅葉に特色がある
耐寒性はノーススカイに匹敵する

成木1本あたりの収穫量は2キロ前後

★My Report★
新哨でも他の品種と異なり早期から暗緑色の葉色を示す
芽の動き始めは2月下旬頃。
開花は4月中旬頃から
収穫は6月上旬頃から6月下旬頃まで
果実は中〜大粒(16o〜18o) 明青色〜青色  最大果18.5o〔2004〕
Brix値 12.1 (2004) 果汁多くやや酸味の効いた食味 風味は良い
一週間程樹上で完熟させた場合はBrix値 13.9を記録 甘味酸味のバランスの取れたメリハリのある味。

他HPにも情報が皆無で、さっぱり手掛かりがない状態です。謎の多い品種。

実際到着した苗木を見ると、2年生としてはかなり大きな樹です。ノース○○なのでハーフハイ系と
してみましたが、違う可能性も出てきました。ますます謎。

さらに販売元の商標登録の時期が1990年と判明しました。1996年発表のChippewa (チッぺワ)とは
異なることがはっきりしました。ここまで謎が深まるとかえって育てるのが楽しみです。

最近調べていて、国内にも一部導入されているNorthcountry (ノースカントリー)の可能性がある
ようです。1986年開発で果実の特徴等が似ている感じです。あくまでも推測の域を出ませんが...。

開花しました。純白でやや大きめの花です。なんとなくデザイン的に良い感じがする形です。

新哨が展葉していますが他の全ての品種と異なり、かなり早期から暗緑色をしています。ちょっと驚き。
実はこの特徴はノースカントリーの特徴としてもあるそうで、ますます可能性が高まったと思います。

一方でノースカントリーではないという情報もいただきました。ノースカントリーの入手方法や資料に
乏しく、確認のしようもありませんが情報提供ありがとうございました。

小町園のナイトジェムと同様に輸入時に紛れ込んでいた品種で、栽培してみると耐寒性に非常に優れて
いる上、果実品質も上々ということで商標登録された経緯があるという情報もいただきました。紛れ込んで
いた品種は当時該当する既成品種はないということで、ノーススターと名づけられたそうです。
いくつかの特徴はノースカントリーに似てはいます。謎の多い品種ですね。

やや酸味の効いた食味です。完熟果は甘味が出てきてバランスのとれた食味になります。

寒地向けの品種ですが、葉焼けもなく夏越しは全く問題ありませんでした。実を付けたにも関わらず
すばらしい成長を見せています。小町園の苗木は全て葉焼けがなく当地の暑さにビクともしませんでした。
なにか秘密があるのかな。7品種全てに当てはまるため、偶然ではないと思ってしまいます。

今年の紅葉は写真が残っていませんが、深紅〜濃銅紅色でした。やはりノースカントリーの疑いは持ち
続けています。岩手大学に本物があるようですが、遠隔地のため確かめようがないのが残念です。

昨年よりもやや小さめの花を着けています。今年は開花数が多く、力が分散してしまったのかもしれませんね。
花の大きさで樹勢に対して適正な開花数が判るかもしれません。

2006
『ブルーベリー大図鑑』の記述から、本物のノースカントリーは樹高がかなり低く、どうやら別品種のようです。
逆に1989年に発表されているブルーゴールドが、黄色い紅葉を見せる傾向があるそうなので、ノーススターの
正体かもしれません。この話は有力な情報筋からいただいたものです。ただ私の育てている感じでは、ブルー
ゴールドよりさらに樹勢が強く、強健なイメージがあります。元の苗木自体も良いのかもしれません。

2008
販売元の小町園からブルーゴールドと同定されたとの発表がありました。今後はブルーゴールドとして観察を
続けていきたいと思います。

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○ローブッシュ系

OSL-101   3年生 06.6.4  (大関ナーセリー)  07.11に枯れ死を確認しました。

 
赤みを帯びた小さな釣鐘型の花

2001年にブルンズウィックの実生より選抜 直立性で樹高は20〜30cm
果実はダークブルーで縦7.81o横9.81o(平均) 風味良好
果実の成熟期は5月下旬
以上は開発元の発表です。


★My Report★
開花は4月上旬頃から


大関ナーセリーが輸入した種子より育成・選抜した品種

2006
楽天・大関ナーセリーのショップセールで安かったので、つい購入してしまいました。

4月上旬に開花しました。同じ大関ナーセリーのOSL-102は4月下旬開花という感じなので、個体差かも
しれませんが、101の方が早生かもしれません。今年は数十年来の寒さということですが、シグネクトや
セントクラウドといった、ハーフハイ・ローブッシュ系はやはり寒さに強く、この地域なら開花時期にも影響は
無いようです。

OSL-102に2日遅れて5月30日に結実しました。

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OSL-102   3年生 06.6.4  (大関ナーセリー)  07.11に枯れ死を確認しました。

 
純白で小さい花、開口部は広がり気味で大きい。       極小粒で暗青色から青色、球形に近い形

2001年にブロミドンの実生より選抜 直立性で樹高は20〜30cm
果実はダークブルーで縦8.36o横8.86o(平均) 風味良好
果実の成熟期は5月下旬
以上は開発元の発表です。


★My Report★
開花は4月中旬頃から
結実は全品種中最も早い部類で、開花は遅いのですが果実までの期間が非常に速い(約六週間)品種。
果実は直径11.2o(max11.9o)、重さ0.7g(max0.8g)
Brix糖度はave.10.2、max.11.3(2006)を記録、やや酸味のあるフレッシュな食味。風味良好。
 

大関ナーセリーが輸入した種子より育成・選抜した品種

2006
楽天・大関ナーセリーのショップセールで安かったので、つい購入してしまいました。

101に比べて10日程度遅れて開花しました。花の色や形もやや異なり、はっきりと違う品種であることが判ります。

2006年は全品種中、トップの速さでの結実しました。5月28日です。今年はサザンハイブッシュ系が遅れていますが、
大関ナーセリーのデータでも5月下旬ですので、極早生品種と言えそうな感じです。

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