福井市
養浩館庭園・福井市立郷土歴史博物館
所在地:福井市宝永3丁目12−1(JR線福井駅 徒歩15分
HP:http://www.history.museum.city.fukui.fukui.jp/
入場料:330円 中学生以下・70歳以上 無料
開館:9:00〜19:00(11月6日〜2月末日 9:00〜17:00)



養浩館庭園
  


 当分最後となる全国かるた福井大会。会場は 本願寺福井別院(写真下)だった。
 この大会では、久しぶりに勝つことができた。ほっとしたのもつかの間、帰る前に福井をもう少し観光しておこうと思った。
 
  



本願寺福井別院
 


  やはり、福井の歴史を勉強がしたいと思い、「福井市立郷土歴史博物館」を訪問した。
  



福井市立郷土歴史博物館
 


 郷土歴史博物館は、福井城の外堀の北方400メートルのところにある。敷地内には福井城の舎人門が復元されている。
   



福井城舎人門
 

  
 説明書きによると、江戸時代末期の「福井城下絵図」をもとに、大安禅寺などにある木造瓦葺の高麗門形式で復元されたものとのことである。
   


舎人門礎石
 

 さて、郷土歴史博物館のほうだが、常設展示室では縄文時代から現代までの福井の歴史の歩みを展示している。
 中でも、幕末に活躍した、福井藩14代藩主・松平春嶽(松平慶永/1828〜90)についての展示が充実していた。
    



養浩館庭園
 


 その郷土歴史博物館に隣接しているのが、養浩館庭園である。この庭園は回遊式林泉庭園で、国の名勝にも指定されている。
 もともとここには松平家の別邸があり、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と呼ばれていた。明治になってから松平春嶽によって「養浩館」と名づけられた。
  



養浩館座敷部
 


 養浩館の建物は、池の東岸に建っている。 もともとの建物は1945(昭和20)年7月の福井空襲で焼失したが、1993(平成5)年に再建された。メインの建物が座敷部で、数奇屋風書院建築。そして、柿葺寄棟の屋根で覆われている。
  



臼ノ御茶屋跡
 


 この養浩館庭園には、かつて茶室「臼ノ御茶屋(うすのおちゃや)」があったそうで、古絵図に記録が残っている。1988年の発掘で礎石などが発見されたが、建物自体は南側2メートル分が塀の外にはみだしてしまうため、復元することができず、礎石の一部のみが復元されている。
 
  



養浩館庭園入り口
 


 さて、福井名物といえば、ソースカツ丼である。東京の高田馬場でも一時期小川屋が店舗を構えていたが、やはり本場のものが食べてみたい。
 そう思って、「ヨーロッパ軒」を訪ねてみた。 
  



ヨーロッパ軒のソースカツ丼
 


 こちらでは、カツ丼といえばこのソースカツ丼のことを指し、東京で普通に食べられるカツ丼は卵とじカツ丼と呼ぶのだそうである。それにしてもボリュームたっぷりですっかりお腹がいっぱいになった。
 後はお土産に羽二重餅を買って帰るだけだ。
  
 

(2006年6月11日)

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