【小ネタコレクション File033】
タマちゃん焼
2002年8月、多摩川の丸子橋付近に、迷い込んだオスのアゴヒゲアザラシが姿を見せて、一躍人気者になりました。このアザラシ、「タマちゃん」と名付けられ、さまざまな便乗企画が展開されたのですが、覚えている方はどれぐらいいるのでしょうか?
さて、ブームに乗って始めたようですが、冷めやすいのは日本人の常。2003年秋、東京は高田馬場に「タマちゃん焼」の店が開店しているのを発見しました。なぜに高田馬場でタマちゃんなのか、若干の無理を感じます。
少し前まではニュースで毎日その動向が報じられていたのに、この頃にはまったくその話題を見かけなくなっていました。大丈夫でしょうか、この店。客が誰もいません……。
メニューはこんな感じ。この他にエビチリもあったようですが消されていました。
とりあえずムラサキイモ(この当時流行っていたのです)と、つぶあんを買ってみました。まあ、太ったタイ焼きみたいなものですが、皮部分が多くてけっこうイケます。でも一匹食べるとかなりお腹いっぱいです。食べてませんが、ソーセージとかカレーは、なかなか合うんじゃないでしょうか(ツナはどうかなぁ……)。
よく見ると背中に模様がついたり結構芸が細かく、金型を起こすのもたいへんだったはずです。
あ、お客さんが来ています。みなさんも近くに行く機会があったらぜひどうぞ。
美味度:★★★
END
(2003.9)
〜そして悲しいお知らせ
久しぶりに高田馬場を歩いていて、タマちゃん焼屋の前を通ったら、お店が閉まっていました。シャッターを見ると「貸店舗」の張り紙が……。
今頃、本物のタマちゃん同様どこか別の町で幸せに過ごしていればいいのですが。
東京都新宿区高田馬場4-12
切ない度:★★★★★
END
(2003.12)
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