【廃墟マニヤ File031】
モーテルT川(千葉県)
(その2)

侵入を妨げるよう左右から生い茂った雑草の間をすりぬけて、アプローチの坂道を上っていくと……

最初に現れた事務棟は、まだ営業していた時のことなのか廃業後かはわかりませんが、どうやら火事で少し燃えてしまった様子。

周囲の地面をキョロキョロ見回していると、宿帳的な帳簿が落ちているのを発見しました。車のナンバーと何時から何時まで滞在していた、といったことが記録されています。こんなところに放置されていて、悪用されないのかとちょっと心配になりましたが、よく見たら昭和56年という大昔のものでした。

こちらは焼けて錆びてしまったレジスター。

赤外線センサーがぶら下がる事務所受付(?)の前を通って奥へ進みます。

地方では非常にオーソドックスな、各部屋が独立したバンガロースタイルのモーテルでした。土地が安いところではコスト的に有利なのでしょう。

まあ安いと言えば安いけど、造りを見るとそんなものかなあという料金です。
(続く)
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