【廃墟マニヤ File014】
D二海堡(千葉県)
(その4)
煉瓦のヒビの間から植物が顔をのぞかせていました。
「へ」の字の内側部分(って意味がわかりますかね?)。この扉の前の壁らしきものは、写真には写っていませんが、海側に無惨に崩落しています。ちなみにこちら側は、東京湾に侵入しようとする敵に対して背面になるので、あまり耐弾性が考慮されていないようです。
写真はイマイチですが、なかなかいい雰囲気。
ここから西側エリア。左に見える煉瓦の部分には、いくつかの部屋がありました。ただし、ほとんど埋まりかけています。
中を覗いたところ、潮でジトジト、ベタベタしており、カビ臭くて入る気もしません。ただ、一時期お店として使われていたことがあったとしてもおかしくない雰囲気ですね(あくまでも想像です)。
ちなみにこの島、お店はもちろん水道なんて気が利いたものも当然ありません。
西端に到達。ちょっと他とはまた違った外観の構造物は弾薬庫でしょうか? 煙突状に出ているのは、換気口か、あるいは基礎が露出してしまっただけなのか、シロウトの私には判別がつきません。
この先、海沿いに進んで行ったところ、崩壊が激しく、一応先端を回り込んでちょっと先まではなんとか進めましたが、その先は前進不能で引き返す破目に……。
上によじ登りました。背が痩せてしまって、土台が浮いていますよ。
しかし、ここは本当に東京湾の入口らしく、多数の船舶がひっきりなしに行き来しています。なんでも一日700隻以上が航行しているとのこと。
中央部を振り返ったカット。左手の延長上にD一海堡があります。ちなみに船着き場は写真右側です。
(続く)
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