【珍スポ観光 File034】
別府やよい天狗(大分県)
(その2)
あっちこっち遊んで歩いたせいで、別府駅についたときには既に真っ暗です。どちらかというと道に迷いやすいほうなのですが、あっさりと問題の天狗の頭が置かれているという「別府やよい商店街」の入口に辿り着きました。
まだ19時くらいなのですが、ほとんどの店がシャッターを下ろし、人通りもあまりありません。クリスマスの飾り付けも暗い感じです。
しばらくアーケードを歩いて行くとそれらしきものが見えてきました! 前には顔出し看板らしきものも見えます。
高さ2メートルほどの巨大な天狗の頭が、小屋の中に鎮座していました。
前に掲げられていた看板を読むと、こちらの天狗の頭は、昭和48年(1973年)に商店街の火災厄除けとして作られた「やよい天狗みこし」だそうです。
立派な鼻の長さは2メートル近くあるでしょうか。
結構ボリューム感のある造形です。
やはり天狗と言ったら下駄はセットですね。単なる奉納品なのか、祭りで実際に履かれるのかは不明です。
……ということで、いよいよ裏側に回ってみましょう。
……ほおっ! これは…………なるほど。思っていたのと違いましたが、これはこれでなかなかウフフな感じです。御輿ということですから、祭りの日にはこれが町中を練り歩いてしまうわけですね。いやぁ〜、まったくもってけしからんなあ〜、はっはっはっ。
表に回って絵馬を見ていたら、幼い文字で願い事が書かれていました。……九州の女性は早熟なようです。
こちらは男の文字ですね…………。
こんなけしからんものが、商店街のど真ん中にあるなんて、別府というのは本当に素晴らしい町だと思いました。以上、大分県の「別府やよい商店街」から中継をお送りいたしました。
大分県別府市北浜1丁目「別府やよい商店街」
END
(2013.12)
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