平成16年元旦 記す
リーダーのあるべき姿・資質−その1−
先日、あるセミナーで、1枚のスライドと1分前後の短時間の説明に、わが意を得たりと感動し、これを聴けただけでも来たかいがあったと思った。
スライドには
リーダーの資質 PM型>pM型>Pm型>pm型
とのみ書いてあった。
話は、リーダーの資質の話で、ピー(Pまたはp)はperformanceの略で、自分の考えを持ち、部下に強い号令をかける能力に優れたひとをP、その能力が普通または普通以下の人をpで表し、エム(Mまたはm)はmaintenanceの略で、部下の意見に耳をよく傾ける能力に優れた人をM、その能力が普通または普通以下の人をmで表すと、リーダーとしての資質は PM型>pM型>Pm型>pm型 の順番ですぐれた資質であるというものであった。例えばある職場における中間管理職の資質と生産性の関係の統計をとると、みごとにこれにあてはまるから、トップが中間管理職の人選をする場合、この順番を考慮したほうがよい、という結論であった。私は、これは本当にそうだと思う。PM型の人が最高で、pm型の人が最低というのは誰でも納得することであるが、肝心なことは、pM型>Pm型 で、これは逆ではないかと思うかもしれないが、私は正しいと思う。Pm型をトップに持った部下は、萎縮した心で働く傾向にあり、この様な事例をしばしば目にするため、トップを選ぶこときの資質への配慮の重要さを考慮する必要があると思えてならない。