本牧と三渓園の桜散策
2012年4月8日
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本文
【本文】
昨日は古巣の本牧の床屋に出かけて桜が開花したことを知りました。
帰りがけに撮った写真を見せれば、色が白いだの、ぱっとしないなどと非難されてムッとしました。
そこで高尾山へ向かいましたが駐車場は満車であきらめました。
以下の文章は、つぶやき日記に掲載したものです。
先月に開通した圏央道の高尾・八王子ジャンクション間を確かめに橋本から町田街道を使って高尾山に向かった。
高尾山を歩かされると警戒する妻は気乗りがしない様子でデジカメのシャッターを押す気配も見せない。
トンネルを抜けるとすぐに高尾インターチェンジに入るが狭い場所を大きな円を描いて入るから景色どころではない。
5分もすれば中央道八王子ジャンクションで、ほとんどのクルマは山梨方向に向かう。
そのまま直進して八王子西インターで下車したが桜は蕾の状態である。
陣馬街道に向かうのをやめて高尾山へ向かえば駐車場は満杯だ。
「これだけ混んでいたらケーブル待ちも大変ね」と妻が言い張る。
そこで思い出したのが相模原市役所前の桜並木だ。
「あそこなら本牧より桜が多いいぞ」と言いくるめて16号を走れば進入禁止である。
「出店もあるわよ」と妻が言うけれど、わざわざ立ち寄る気は失せた。
「それじゃ三渓園へ行くか」と言えば妻は機嫌を直す。
「きのうの写真は色あせていたわよ。クルマの中じゃなくちゃんと撮ってね」と注文する。
自分で写さないくせに注文ばかりする。
本牧に入れば山手警察前から渋滞である。
「あそこの桜の色はまわりと違って白っぽいのよ」
「前の住宅前の桜は薄いピンクだけれど、本牧中学の近くは濃いピンクだわ」と矢継ぎ早に妻の解説が続く。
先に進んでも渋滞に巻き込まれるだけだからイオン(旧サティ)にクルマを置いて歩くことにした。
「わたしたちが引っ越してきたときから閉まっていたおもちゃ屋さんがまだ残っているわ」
「あんたがパソコンいじりで腰を痛めて通った整骨院はどこだったかしら」と話しかけられるのに閉口した。
三渓園は花見気分の客でにぎわっている。
住んでいた頃は、「あそこは老人会の社交場よ」と言い張り、出向こうと言っても応じなかった妻がさっさとさきを進む。
「今の家の周りにも桜は咲いているけれど華やかさが欠けるわね」と言うに任せた。
富士山が見えない、桜がしみったれている、店が少ない・・・。
一緒になる前の妻の家は今の家より人通りも少なくへんぴな場所だったくせに。
ぜいたくをさせるとロクなことがない。