別紙1 コード進行の基本用語集
誰にもわかるコード進行21



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おとずかい
  
フォークのこと


誰にもわかるコード進行

 この文章を読む上で最低限の解説です。
 より詳しい図解付きの説明は「おとずかい」に掲載しています。
●ダイアトニック・スケール(全音階)
 音符を階段状にならべたもの。長音階:ドレミファソラシド、短音階:ラシドレミファソラ
●三つの短音階
 @自然短音階(ナチュラル・マイナー):長音階を6度平行移動した音階。
 A和声短音階(ハーモニック・マイナー):7度音を半音上げた短音階。
 B旋律短音階(メロディック・マイナー):上行の6度と7度を半音上げた短音階。
●平行調と同主調
 長調と短調の結びつきを説明するとき登場する用語。五度圏を参照。
 平行調は主音を3度下げた(6度上げた)関係。調号の変化はない。CからAmへ移動
 同主調は主音を3度上げた(6度下げた)関係。調号が変化する。CからCmへ移動
●ダイアトニック・コード
 ダイアトニック・スケールの主音から7つに複数の音を積み重ねたもの。
 通常は3度ごとに積み重ねるが、6度(シックス)や4度(サス)の変形もある。
●キー(調)
 主音の性格を示すもので、長調は長音階、短調は短音階を基礎として成り立つ。
●根音(ルート)
 和音(コード)の土台になる音。音階の「主音」と混同しないこと。
●主要三和音
 ダイアトニック・コードにできる和音のうちT番目、W番目、X番目をいう。
●副和音
 ダイアトニック・コード上で主要三和音を除いた和音。
●トニック(主和音)
 和音(コード)の性格の基礎となるもの。コード進行の開始と終了を兼務する。
●サブドミナント(下属和音)
 小規模の飛躍や転換に使われる和音。トリック・スター的な両義性を持つ。
●ドミナント(属和音)
 大規模な転換や緊張をもたらす不協和音程でトニックへの解決を求める。
●代理和音
 ダイアトニック・コード上の副和音を主要三和音の機能(役割)にあてたもの。
●ノンダイアトニック・コード
 別の音階から一時的に借用すること。別のダイアトニック・コードのこと。
●コードの転回形
 和音の構成音の位置を移動させること。移動させても同じとみなす。
●借用和音
 ノンダイアトニック・コードの和音を一時利用すること。
セカンダリー・ドミナントやサブドミナント・マイナーなどがある
●セカンダリー・ドミナント
 ドミナントからトニックへ動く強い進行をノンダイアトニック・コードから転用する方法。
●終止形(ケーデンス、カデンツ)
 ドミナントやサブドミナントからトニックに向かう進行パターンのこと。
●強進行
 根音の最も強い進行とされる完全4度上行(5度下行)で進行すること。
●ツー・ファイブ進行(U→X)
 サブドミナントからドミナントに向かう進行を強進行にしたもの。
 すべて強進行にするツー・ファイブ・ワン(U→X→T)がある。
●ドミナント終止(進行)
 ドミナント(X)からトニック(T)へ向かう強い終止(進行)。
●サブドミナント終止(進行)
 サブドミナント(W)からトニック(T)へ向かうやや弱い終止(進行)。
●偽終止
 トニックの終了を代理和音で行うこと。
●終止形
 トニックへ至る終わり方の進行パターン。はじまりや中継ぎにも使われる。
●スリーコード
 主要三和音のみのコード進行。3つの和音で進行することではない。
●循環コードと裏循環
 循環コードはトニックからはじまる循環するコード進行
 逆循環はトニック以外からはじまる循環するコード進行
●順次進行
 隣りの音(2度)と上昇・下降するすること。滑らかな進行になる
●跳躍進行
 3度以上の上昇・下降をいう。

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