*2012年10月のワタクシ。*

 

10/1(月)

台風接近中の昨日のうちに実家へ向かう。
バレエのレッスンを終えて、夕方駅から歩く間は少し降られた程度で済んだが、夜はすごい風雨で家がミシミシいってた。仕事場は大丈夫か…ベランダの物干し竿、掛けたままだった…心配。(無事でした)
予報ではピークは夜中の3時頃、と聞いたけど、その頃目が覚めたらすっかり静かになっていた。

明けて、台風一過の上天気。母と久しぶりに父の墓参りに行く。
墓地では昨夜の強風で、お供えの花があちこち散らばっていたが、ウチの墓は向きが良かったらしく無事だった。
母が先日供えたという菊が、一部まだ元気だったので、持参した花と混ぜて生ける。
もう10年になるんだね…。

帰りがけ、母のお気に入りのレストランで遅いランチ。
アンケートを書いて出すと、サービスセットの案内葉書が届くと言う商法が功を奏しているようで、何度か母に連れられて来ている。
パン屋と兼営のレストランで、食事中のパンはお代わり自由、多種類の小さなロールパンを店員が持って来てくれる。
それが気に入っているのだろうとは思っていたが、来るたび殆どのパンを断らない母は困りものだ。
しまいには料理を私に食べさせてまでパンのお代わりをしていた。
まあ、皿の料理を堂々と残して食べ放題のパンを食べるのは反則だと思うけど、食事の終わり頃に急に「これあげる」と押しつけられても困る、私だってもう、そんなに若くはないのだし。と、思いつつ完食。苦しいよお母さん。
今回もアンケート用紙を出して来たから、また案内が来るんだろうな。
ご馳走様でした。







10/3(水)

久々、本当〜に久々に上野の展覧会へ行った。
ツタンカーメン展』(←一方的に音が出ます、注意!)
以前よく一緒に展覧会巡りをしていた友人二人に連絡を取って、久しぶりの待ち合わせ。
よく使っていた駅前の蕎麦屋もメニューがリニューアルしていて戸惑った。時は流れた…。

事前情報では凄い混んでるとの事で、でも整理券を配ると聞いて早めのスタートにしたんだが、昼過ぎに行ってみたら「待ち時間20分」。あらら、急に空いて来たのね。数日前のHPには2~3時間とかあったから。
同行の友人が割り引き資格を持ってるので助かった。一般2700円は、いくら何でも高過ぎる!展覧会だよ?なにその値段、しかも大混雑って、どんだけ稼げば気が済むんですか。って言うか日本人、意外にまだ金持ってるって事かしらね。
行列を想定したのだろう、入場口前にはディスプレイが設えられて、フジTVの“女子アナ”が小芝居をしている。大型の扇風機が天井近くに設置されて、暑かった日々を思わせる。
「なんかアミューズメントパークっぽい」なんて話してたら、入場すると今度は狭いホールでスタッフの説明タイム。「このままエレベーターになったりして(笑)」なりませんでした。

値段を考えなければ、展示は普通に面白かった。でもあくまでも普通に展覧会。
列の後ろに面白い男子二人組がいて、「シロクマ?」(ライオンです)だの「四ヶ月と六ヶ月の赤ん坊って生きれんの?」「昔は人間の寿命も短かったんだよ」「ズレ込むんだ…」(胎児のミイラです)とかやってて吹きそうになった。いや狙ってたのか?
ピラミッドから発見された装飾品の数々やミイラの展示はモチロン面白かったけど、今回目新しかったのはミイラから取られたDNAの検査結果かな。それで各ミイラの血縁が分かった、と。
後は、よくエジプトのモノで、綺麗な青いカバ(今回カバはいなかったけど)とかがあって好きなんだけど、あれは"ファイナンス"と言うんだそうだ。"カルシウム銅ケイ酸塩"で彩色した陶器。
欲しいなぁ、ファイナンスのカバ。いや偽物でいいから。

…しかし終盤、同行の友人が突然「そう言えばこの展覧会、ツタンカーメン来てないんだよね」と言い出したのには仰天した。いや私の下調べが不足だったんですけどね。
そうなんだ。かの有名な、「ツタンカーメンと言えばコレ!」という、あの黄金のマスクね、来てないの。
でもポスターは黄金のツタンカーメンの顔だったじゃん…と、思ったら、アレは等身大?マスクではなくて、ミイラの内蔵を収納する壺。ヒト型、と言うかミイラの外観のような型の、小さな容器だった。
高さ30cmくらい?小さいのよ。良く見ると顔立ちも違う。
なんかなー。コレはコレで綺麗で細かくて見応えはあったが。ゴメン壺、貴方は悪くない。
でも、会えるとばかり思って来たので拍子抜け。
後で聞いたら、黄金のマスクはもう国外に出さないと発表されてるんだそうな。

実はここ、上野の森美術館って初めて入った。流れにのってたらサラリと野外に出てしまった。うん?お土産売り場は?
と、思ったら、入り口前にプレハブ小屋みたいなのがあった。
入ってみたが、あまりやる気の無い感じ。一応エジプトっぽいグッズもあったけど、なんだか今回の展示と関係無いし…。
不満タラタラで何も買わず(どうせお金無いけどさ)出たけど、後から調べたら色々展覧会グッズが作られていたらしい。そりゃそうだよね、あれだけ大々的な展覧会で(アカラサマに儲け主義だし)。
ドコで売ってたんだろう???多分買わないけど実物見たかった。

『ツタンカーメン展』上野の森美術館 一般2700円 会期延長で1月20日(日)まで。


思ったより列びもせず中の混雑も酷くなかったので、出て来たのが15時過ぎくらい。
近くの国立科学博物館の中のカフェで一休み。窓から恐竜の化石を見下ろせる、お気に入りの場所。
でもここも、以前はあった格安ケーキセットが撤廃されていて、コーヒーだけにした。
全然ノーマークだったけど、特別展『元素のふしぎ』(←ここも音出し注意)、予想以上に面白かった!
子供の頃、家にあったジャンル別百科事典の化学部門を飽きもせず眺めてたのを思い出した。
それに国立科学博物館の展示って、いつもどことなく遊び心があって楽しいのよ。

展示は「元素ってなに?」から始まって、元素周期表の歴史、元素の具体的な解説と実用例(実物展示)。いくつかの金属を実際に持ち上げたり、叩いて音を聞くコーナーもある。金って重い(銅と比べても2倍!)よ、そしてサスガに金は叩かせてくれないという(笑)。
展示も面白いが元素を凍らせたり燃やしたりという実験を撮ったVTRも凄く面白くて見入ってしまった。
出口付近には、入場者へのアンケート「好きな元素な何ですか?理由は?」への回答が貼り出されていて、それもとても楽しかった。
閉館時刻が迫って、ゆっくり見られなかったのが残念。

こちらは10月8日(日)で終了。一般1300円。これ位だよね、常識的に。


閉館で追い出されて17時、程良く夕方、と言うか、日が短くなったねぇ。
渋谷に出て、これまた久しぶりのケーキバイキング。ここも店が移動していた、知らなかった。
パスタは生麺っぽくて美味しくなっていてビックリ。『明太子マヨ』今度作ってみよう♪
ハロウィンシーズンという事でカボチャを使ったケーキが多かった、かな?カレーもカボチャ入り。
どうしても食べ過ぎてしまう、まあ覚悟で行くワケですが。
なんか脳内が炭水化物と油脂でギッシリになってしまった気分。
帰りがけにプールに寄って、せめて泳いだ、焼け石に水(笑)。







10/5
(金)

一昨日の展覧会ハシゴ&ケーキバイキングがコタエたか、昨日は起き上がれなくて、もういいや〜と思ってついでに一日断食を敢行してみた。久しぶり。
殆ど寝てたんでお腹すいた感もナシで、でも今朝起きたらサスガに空腹を感じた。

第九練習会でピアノ伴奏のU先生が誕生日。
指揮者(臨時)の人が開始前にコッソリ提案して、サプライズで『ハッピーバースデー』を合唱した。
打ち合わせナシなのに皆さん、サスガだ…できればハモりたかったが(笑)。

練習会、本当に面白い。
3年目にして歌詞とメロディはだいたい覚えたけど、まだ強弱とか細かい発音が怪しいので、その辺りを中心に覚えて行きたい。
…でも、家で練習、しないんだよねぇ。
本気で声は出せないけど、練習用CD聞きながら譜面見るだけでも、かなり違って来ると思いつつ。
やろう、明日から。と、毎晩のように思う(笑)。







10/6
(土)

朝から横浜のバレエのクラスに参加。
いつものN先生と先月から交代したA先生のクラスを、今回初めて受ける。
何人か顔見知りの生徒さんがいたので、開始前に色々教えてもらったり。
バーレッスンが多く、いつもの先生とやり方が違うのでちょっと戸惑ったけど、面白かった。
傍に来てフォームを直してくれたりして。あら、膝が中に入ってたのね(無自覚)。
男子が一人いたので、つい声を掛けてしまう(笑)おばちゃんだなぁ…。

バレエの後、久々にベリーダンスも受けて、今日は泳がずに退出。
先日頼んだダイビング器材のオーバーホールが、「2~3週間」と言われたにもかかわらず、もう出来たと連絡が入ったのが月曜日。1週間じゃん。はやっ!!!
行こう行こうと思いつつ、今日まで延び延びになってしまった。出不精にも程がある。関内が遠いよ…。
基本料金は払い済みだけど、それと同額近い追加料金を取られた。部品代。
聞いたらホースが1本劣化してヒビが入っていたと。
私の表情が暗かったのか(笑)モコミチ君みたいに顔の小さい店員のお兄さんが「けっこう高く付いちゃいましたねぇ」と言ってくれたので、「痛いっすねぇ、安全のためには仕方無いけど」と言ってたら、お会計で端数をまけてくれた。ありがとうモコミチ。
…しかし、レギュレーターのホースは全部で4本。ドライスーツ用を覗く3本は、多分似たような古さのはず(中古品なので正確には知らない)だから、残る2本を交換する日は近い、かも。

はあ。
愚痴を言っても始まらないけど、新しい仕事でお金が入る目処が付いたからオーバーホールに出したのに。
相変わらず連絡は無し、進展も無し。
またいつ入金があるか分からなくなってしまった。取らぬ狸で、展覧会やらOHやらにお金使ってしまったのに。
そして相変わらず、生活がヤバい事を思い出した。もう本当にウンザリ。
どうすんだよ







10/11(木)

自衛隊の船に乗った。

自衛隊観艦式』というらしい。
知り合いのY子さんに「券が一枚だけあるんだけど」とメールをもらった時点では、どんなモノだか全然知らなかったが、要するに一般人に海上自衛隊の訓練成果を紹介する、というような事みたい。
暇なので(おい!)行くと返信して、郵送してもらったチケットを見たら「横須賀7:15受付開始」早っ!しかもアレだ、遅れたら艦が出ちゃう。
まあダイビングに行く事を考えればたいした事は無い。最寄り駅を6時に出れば充分。
歳のせいか、近頃出発前にバタバタするのがとてもイヤなので、朝は4時過ぎに起き出して(殆ど眠れなかった)、ノンビリ支度しながらお弁当を作って出掛ける。
ダイビングに行く時の電車なんで、懐かしい。あ〜海が恋しい。潜りたいよ。

横須賀は育った町のすぐ近所。なのに港へ出たのは初めてだ。
7時過ぎにJRの駅へ降り立つと、もう重油の匂いが充満してる。ワクワクが始まる。
入り口で持ち物検査。空港みたいな金属探知ゲートの手前で金属をトレイに出すよう指示される。
係のお兄さんが「身に付けている金属製品を…」と更に言うので指輪を外したら「あ、そこまでは」ですよねぇ。「あの、その耳に…」え?指輪はいいけどピアスはダメ?と、思ったところで気が付いた、iPodで『第九』練習曲流しっ放し(笑)。すっかりクセになってて無意識だった。
ゲートを無事通過して港へ入る。停泊してる軍艦(いや"護衛艦"と言うらしい)がズラリ。
思ったよりずっと大規模だ。

私が乗せてもらったのは『ゆうだち』。(写真
乗ったはいいけど右も左も分からず、何となく行列に付いて行ったら後甲板だった。
用意された毛布を敷いて、取りあえず屋根のある場所に居場所を確保。こういう時一人はちと不便を感じる。
30分程じっと座って周囲の老若男女を観察。一人客も多い。
自衛隊旗が船尾に掲げられた後、ゾロゾロと制服姿の楽隊さんがやって来て、艦後尾で楽隊の演奏。終わると後部のロープが外されたので、風の当たる甲板へ移動した。ちょっと空模様が心配だけど、屋根付きだと息苦しい。
9:05出航。この『ゆうだち』は先導艦。後ろに他の護衛艦が付いて来るのが隊旗越しに見える。
傍にいた自衛官が「(出し物は)左側です」と言っていたので左の手摺にくっ付いて場所を取ったが、艦内を見たいので貴重品を持って行動開始。毛布が飛ばないよう荷物は置いて行く。
士官室、艦橋、食堂等も見学撮影でき、上甲板へも登れる♪
各所に制服姿の自衛官がいて、足元や頭上に注意を促したり、挨拶したりしてくれる。
いや見事に皆さん良い身体!背筋も伸びてかっこいい!(すみません制服好きです)けっこう年配の人もいたが、本当に皆シュッとして頼もしかった。
一通り見て廻って、前甲板へ毛布を抱えて移動して、やはり左手摺にくっついて場所を確保した。進行方向が見える方が気分がいいし、風が爽快でゴキゲン。

朝は心配だった空は見事に晴れ渡り、海も深い青にキラキラと波が立つ。直射日光がガンガンになり、わずかな日陰は占領されていて(こういう場で横になって独占するのはどうかと思う)、かなり暑い思いをしてしまった。そして翌朝顔が黒かった…でも甲板上気持ち良かったんだもん…。海は反射が多いから帽子では防ぎ切れない。
途中放送があって、後ろに付いて来た『護衛艦くらま』に総理のヘリが着陸するのを見物。
朝が早かったし暇だし、昼には色々始まるようなので、持参したお弁当は10時過ぎに食べてしまった。
つい習慣で「いただきます」と手を合わせたら、隣に座るおじさん(一人客)に「召し上がれ」と言われて笑う。うん、暇なんだよ(笑)。
食べ終わったら暑いし眠くなって来るし、艦内をもう一周。朝より晴れていい感じで写真を撮る。
しまった、デジカメの換え電池を入れ忘れた。
充電してあったのに。途中で切れないようにセーブしなくては、と思うけど、面白くてついシャッターを押してしまう。どうすんじゃこんなに。

11:40艦内放送。「前方に受閲艦艇部隊が見えて来ました」。
見れば確かに、水平線に複数の艦影。来た〜〜〜〜!!!
なんか『坂の上の雲』とか思い出してドキドキしてしまった。コレがアレですよ、戦場だったらドキドキどころじゃないよ(すっかりその気)。
予告通り左脇を、旗艦を先頭に護衛艦群、潜水艦、掃海艇…と艦群が通り過ぎると、お次は航空部隊。ヘリ、航空機、ジェット戦闘機!ひょえ〜っ!!!
航空部隊を撮りながら、ダイビングで魚を撮る感覚を思い出していた。あ〜やっぱり潜りたい。
まあそれは今置いといて。電池が心配、でも撮る。
一通り行き過ぎると、今度は『訓練展示』。
乗船時に渡されたパンフを見て「マジ!?」と思ったが、本当に目の前で潜水艦は浮上してくれるし、大砲は撃つわ対潜爆弾は落とすわ。給油やらヘリ発着、しまいには艦と飛行機からのフレアー発射まで見せてくれた。そしてフレアーの霧の中を通り抜けて進む。ほんのり火薬の匂い。
もうもう大興奮!!!
途中、チケットをくれたY子さんからメールが入った(お昼休みかな?)ので、大はしゃぎで写メ付き返信。
なんだこの私の興奮っぷりは。
特に凄かったのは、救難飛行艇US-2の水面タッチ&ゴー。水滴を払って飛び去る姿には、本当に胸が熱くなってしまった。
それから、今回一番のお気に入りは"LCAC"(エルキャック)こと水陸両用ホバークラフト。
残念ながら陸上での動きは見られなかったけど、水飛沫の立てっぷりといい、素早い動きといい、可愛らしいフォルムといい…うをを。好き。軽やかにやかましい音を立てて疾走するとこもいい。これ乗ってみたいなぁ。酔うかなぁ。

13:30訓練展示が終わって、帰り道はノンビリした調子で、『ゆうだち』に搭載された砲なんかを軽く紹介してくれた。
前甲板にデンと乗ってるドーム状の対ミサイル砲を目の前で動かしてくれたけど、あれどう見ても操作失敗してたよね(笑)なかなか動かない。
まさか実弾込めてはいないだろうけど、ちょっとドキドキした(『ロボコップ』の警官ロボット思い出した…)。
艦橋の前に立つR2D2(もしくはオバQ)みたいな白い奴も対ミサイル機関砲。
敵艦からのミサイル発射、探知、迎撃…とシミュレーションを見せてくれたが…と言ってもモチロン、艦内放送で解説を流して砲の角度を変えて見せるだけだけど。
4500発/1秒ってどんな数字よ?クラクラ。

続いて後甲板で、再び楽隊の演奏。ゾロゾロと後ろへ移動。
最初は固かった空気も、途中で信号ラッパの解説なんかも入るうちにほぐれて来て、Earth, Wind & Fireでゴキゲン♪ サックスが素敵。
最後はアンコールで手拍子まで出て、すっかり楽しくなってしまった。
デジカメの電池、ハラハラしたけど、何とか演奏会まで保ってくれたので、使い切るまで艦内を撮る。
演奏の後で毛布を返してしまったので、残り時間は手摺近くに立って海を眺めて過ごす。
途中トビウオの群れに出会って、すごい数を見た、けど気付いたのは私くらいだろうな。
ああ、潜りたい!と、また思う。

横須賀港に戻ったのは17時近く、車中爆睡。家に帰り着いたら18時だった。
6時に出発、6時帰宅という(笑)。
正直、こんなに楽しめるとは思ってもいなかった。
そう言えば私は戦争映画とかアクション映画が大好おおきだし、戦記物の小説やルポなんかも難しいながらけっこう読む方だ。
戦争は絶対にイヤだと思う気持ちに嘘は無いのに、爆弾やら潜水艦にこんなに血が騒いでしまうのは何故だろう???
実際の戦争とは別物、と割り切るのも、なんだか綺麗事っぽくて抵抗があるんだよね。
なにしろ大興奮しました、自分。
それと同時に、キリリと姿勢良く鍛え上げた自衛隊員さん達、とても頼もしく感じた。
武器の性能に関してはもう、私の理解を遙かに超えてしまっていて、強いんだかなんだか分からないが。
とにかく今は感じたままを書き留めておこう。
本当に楽しかった。そして素敵だった。

ありがとうございました。


この日同じ艦に乗ったらしき記事発見







10/18
(木)

新規開拓の仕事、下書きのコピーを渡したのが9月の頭。一月半音沙汰ナシで、やっとお返事が来た。
「(西洋のロマンス物なのに)日本の恋愛物みたい」ですと。
結局会議で通らなかったという事で、描き直しという事に。
編プロの担当さんに会って説明を受け、実際出版されている他の作家さんの例を見せてもらったりして、分かったような、分からないような。
先方の要求はハッキリしていて、良く分かるんだけど、実は指摘されたソレ全部、心掛けて描いてたんですけど……要は「手ぬるかった」という事か。
それとキャラクターが、「女性の目を大きくして」え〜と、私の絵けっこう目玉大きいんですけど…いいのかなぁ。
「コレが王道」という漫画家さんを具体的に教えてもらったので、お手本にしてみるか。

散々待たされた後なので、気持ちを切り替えるのはそう難しくないと思うけど。
取りあえず、始めの方の一部分のネームと下書きを描いてみて再提出、という事で話は決まって帰って来た。
先方のコンセプトはハッキリしており、とても分かり易いんだけど、私は分かったつもりでやっていたのでちょっと困惑。方向は間違っていないと思うんだけど…うーん。
編集サイドが一環してるのは感じ取れるので、やり直しをするのに不満は無いが。
また入金が遠ざかる。
情けないけど切実。書き上がるまで持つんだろうか、私の経済。
もう今年もあと二ヶ月余りだというのに…。







10/19
(金)

バレエで知り合った奥様とランチ。
家が近所で、いつか、と言っていたんだけど、レッスンのクラスも違うし、なかなか実現しなかったんだけど。
家のすぐ近くのファミレスで待ち合わせて、ランチセット&ドリンクバー&デザートで、長々4時間。
バレエの話のみならず、色んな話ができた。嬉しい。
第九練習が始まってから、月一のシナリオの会も欠席してるし、なんだかすごく久しぶりに人と話をしたなと思った。

夕方から第九の練習会、受付で出席届けをする時に、早くも御招待券が配られた。
昼間の勢いも残っていたのか、家に戻ってから久々に今年来てくれるR子さんに電話、長話。
…あらら、昼間の長話&合唱練習&夜の長話=喉が涸れた(笑)。
いかに普段使ってないかが分かるな…。

本番まで毎日、ちょっとだけでも発声練習しよう、と何度も心に誓ってるけど、実現できず。
まあ住環境もあるので、あまり声は出せないんだけど、腹式呼吸の練習だけでも全然違って来るとは思うのよ。ついでに腹筋鍛えられてお腹周りも引き締まるし、一石二鳥。
懲りずに心に誓おう、毎日ちょっとでも、自主連しようと。(実行できてません…笑)







10/28(日)

今年も川崎ハロウィンのパレードを見学。
例年通り地元民の先輩二人と川崎駅前で待ち合わせたが、あいにくの空模様、雨が降ってる。
「小雨決行」という話なので微妙なところ、だけど、予報も雨だったし、あまり期待はできないかも。
N先輩は前夜具合が悪くなったとかで欠席、H先輩と昼過ぎに落ち合う頃には、それでもヤル気満々なコスプレの人々が続々と集まって来た。
ラゾーナで美味しいハヤシライスを食べて、1時過ぎに外に出たら、雨が上がっていた。やった!

ラゾーナの中庭では、何やら女の子グループの歌手が歌っていて、曲に会わせて野太い声援が飛んでいる。
迂回してステージ横を通る時、揃いの赤い衣装がチラッと見えたけど、誰なんだか分からない。いやシッカリ見ても知らないと思うけど(笑)。
観客ヲタ芸とかやるんかなー、見たかったねとか話し合いながら、地下街を抜けて一昨年パレードを見たアーケード街へ向かう。
雨がちょっと心配だったので、屋根のある所がいいという判断だったんだが、14:30の開始直前になって、法被姿のおじさんが並んでる観客達にボソボソと何か告げて廻っている。
おじさんではなく、告げられた人の「え、通らないの?」という声が聞こえてビックリ!
来る途中でもらったパンフのMapを確認すると、確かに今年はパレードのルートが変更になってて、このアーケードは通らない。
ちょ……っ、もっとでかい声で言えよ!スタッフナニやってんの!?
地元民のHさんがすぐ代案を出して、我々は移動したけど、アーケードにはまだいっぱい人が並んでいた。どうしたでしょ、あの人達。今にも降り出しそうな空の下、飲み屋&風俗店の並ぶ通りを抜けて、Hさん曰く『穴場』の通りへ移動する。

アーケード街で列びながら、すでに身支度(笑)を済ませてしまっていたので、そのまま街中を歩く。
でも今日は道行く人の多くがそんなこんなだからね、特に何と言う事も無い…はずだ。
今年の私の仮装はごくごく簡単、カチューシャと黒猫、箒。…そう、“キキ”。魔女の宅急便。
頭の赤いリボンがね、ハギレは山のようにあるのに、真っ赤で柔らかい生地というのがなかなか見当たらず。いっそバレエの衣装を分解しようか、とも思ったけど、昔現地で買ったイタリア国旗があった!もうボロボロで仕舞い込んであったもの。
トリコロールの赤部分でリボンを作り、残りの白と緑で箒入れ(現場まで持ち歩く用)を作る。箒は家で使ってたのに手を加え、空箱に赤いビニールを貼って『ラジオ』も作る。
やりだすと凝っちゃうんだよねぇ…仕事に追われてないしさ。いややらなきゃいけない事はいっぱいあるんだけど。
黒猫も、着ているTシャツが長すぎたので切った裾の生地。中身はストッキング。
…なんか猫、作ってて楽しかった。シャレで作ったのに目が合うと情が湧いてしまって…残留決定(笑)。
そして、今年は軽めに、なんて言いつつ、このために髪切りに行きました、ワタクシ。相変わらずアホやってますね…。
しかし、去年より恥ずかしかった、この姿。ジブリの知名度が頼りで、知らない人が見たらイタイおばさんだよ…うわぁ。

穴場と言う通り、観客はチラホラだったけど、パレードが始まったら少しずつ人出が増えて来た。
道幅が狭く、去年の大通りのように植え込みも無いので、至近で見られるのは良いが近過ぎる。
一応携帯カメラで試みるも、天候のせいでシャッターが遅いせいもあってか、見事にブレブレ。
デジカメ持参のHさんが猛然と撮影した映像を、一枚いただきました。
隣は小さい女の子連れの親子。パレードが来る前はノリノリで「着る!全部着るのっ!」と息巻いて魔女の衣装を着た彼女、血みどろだらけのパレードに恐れをなして泣き出した。あんなにねだってた魔女の帽子もかなぐり捨ててママのお尻にしがみ付き阿鼻叫喚(笑)。
美人の白雪姫がお菓子をくれても、優しいゾンビさんが「ごめんね」と話し掛けても(いやそれは怖いか)泣き止まず。

全員男の『荒川アンダーザブリッジ』チームとか、今年も勢揃い仮面ライダー(最新もちゃんといる)、仲良く語り合うサイボーグ009とウッディ、外人さんのかっこいいダース・モール(って言うんだ!)。団体のウォーリー姿の女子達に頼まれてシャッターを切るオオカミ男。やたらと多い血みどろメイドと看護婦。おばさんのベリーダンサーは本気で腹出し!子供数人がピカチュウのキグルミのチームも可愛かったな。
太鼓を背負った雷神もキマッてた。着物系も多かった。カラコン入れた目が怖いゾンビもいた。松田優作@探偵物語も良く掴んでた。ジャック・スパロウは今年も数名、SWのクローン兵も多数。

今年の私のネタは有名どころなので、きっとパレードでもカブる人がいるだろうと予想はしていたが、女の子数名の団体が全員“キキ”でやって来て、「キャ〜」「アハハ〜」と激烈に手を振られた。あんなに大勢は予想外で反応が遅れた。
しばらくするとまた、今度は一人でキキやってる子に、隣の怪人が私に気付いて引き合わせてくれた。礼儀正しくお辞儀をされたので返した(笑)。
他にも別の扮装の女の子の集団が「キキ!」「キキ〜♪」と声を掛けて手を振ってくれたり。良かった、ジブリ有名で。
いつも悪口言ってご免。

心配だったお天気も、なんとか持ちこたえて、始まってしまえばアッという間にパレード終了。
って言うか、大変なのは分かるけど、あのパレード急ぎ過ぎだよ。
写真はともかく、全然見てる余裕が無い。去年も後からネットで受賞者を見て、記憶に無いのがいっぱいあったもん。
とは言えパレード参加の皆様、お疲れ様でした。今年も楽しかったです〜。

扮装を解いて、でもちょっとまだ気分に浸りたいので、猫は肩に乗せたままで、地下街でお茶。
近頃ちょっとウェイトが気になってセーブ気味だったんだけど、甘い物欲しくなったんで、パウンドケーキも。
地下街を行く人達も、チラホラと扮装のままで、ちょっとおかしな光景だ。
お茶の後、ここらに詳しいHさんにアクセサリー材料やらホームセンターやら連れて行ってもらって、やたら楽しかった。
本当、好きなんだよね。手作り材料とか、道具類とか。色とか素材とかね。
「こういうの(木製の踏み台とか)ワケも無く欲しくなるよね」という点で、Hさんの同意を得た。

地上に出ると、すっかり本降り。
本当にパレード中、良く保ってくれたもんだわ。良かった。
国内最大級の仮装パレードなんだそうで、けっこうネット上にも記事が出てる。3500人ですか…。

このあたりとか面白いかも。動画も発見。