*2012年3月のワタクシ。*

 

3/21(水)昼

仕事終了。
昨夜のうちに終わって、今回は余裕を持った締め切りだった。
久しぶりの仕事だし、今後の相談もしたいので、編集さんに会って手渡しする事に。

2月に一日だけやった試食販売員のバイトの給与の受け取り期間に入っているので、原稿受け渡しの前に給与をもらうため、事務所へ寄った。
受付カウンターの前には女子高生が一人、次の仕事の打ち合わせ?に来ていて、受付の兄ちゃんは彼女に「ちょっと待ってて、今おかあさんに給料払っちゃうから」。は!?
びっくりしたー。確かに女子高生の娘がいてもおかしくない年齢だし、受付も若そうだったけど、『おばさん』ならまだしも『おかあさん』て…赤の他人で仕事関係で。まずその語彙に驚いてしまった。まあ私も影で『兄ちゃん』呼ばわりしてるワケですが、面と向かって。
あと10年もすると、『お婆ちゃん』と呼ばれてショック受けるんだろうな。やれやれ。
さんざん言われてる事だと思うんだけど、女性の呼び方には配慮した方が好感度は上がると思うぞ。
給与はシッカリ受け取って(前回ポカをやってるのでヒヤヒヤだったが何も言われなかった)、帰り際に割り込ませてもらったので「お先にすみません」と女子高生に挨拶したら、受付の兄ちゃん共々なんだかすごい驚いた顔で最敬礼をされた。
バイト先(面接含む)で挨拶すると、いつもひどく驚いた顔をされるのは何故だ。何か素っ頓狂な事やらかしてるんだろうか、不安でいっぱいだ。

待ち合わせまで、ちょっと時間があったので、駅ビル内のアクセサリー店を覗く。
デザインが繊細で、色使いも華やかで、見とれていたら店員さんが寄って来たので15分ばかり時間潰しにお付き合いいただいた。
すいません、今は本当〜に買えないの、でも欲しい気持ちを込めて、チェーン店のパンフまでいただいて店を後にした。
自分のモノにできなくても、綺麗な物を見るのって幸せ。本当は欲しいけど(笑)。

 

編集のKさんと駅前で落ち合って、原稿の受け渡しがてらカフェでお茶した。
ケーキの盛り合わせセットでひとしきり盛り上がった。女性の編集さんはこういうとこがいいな♪
仕事に関しては、やはり景気はとても厳しい事、読者の年齢層は年々上がって来ている事。今の雑誌は掲載作半分が新作、半分は再録との事。以前のように増刊号を出す体力も無く、出してもオール再録が精一杯だとか。
この先の傾向のお話を聞き、他の雑誌でカットでも文章でも仕事があればぜひ紹介して欲しいとお願いした。
まあ、待っていても仕方無いから、他の売り込み先を探さなくてはね。

近頃はメールと宅急便で仕事を済ませてしまう事も多い中、快く会ってくださったK編集長さんに感謝。
この前お会いしたのはいつだったかと調べたら、なんと2008年6月だった。(そうそう、ケーキバイキング!)
ダラダラしてると、時の経つのは本当に早い。反省。
そして隔月雑誌の次回分の仕事を獲得すべく、頑張ろう!







3/21(水)夜

編集様との会談を終え、泳いでから走って帰って、夕食の準備万端整えて今夜8時はTVの前で緊張待機(笑)。
だって神戸君が卒業ですよ!

えーともう、何からどの程度話したらいいんだろう。
私は所謂“キャラ萌え”体質ではないと思っていたし、あまりミーハーな事を書き立てるのもナンだと思うんだが、ここ半年ばかりの時間と気持ちの費やしっぷりを思うに、記録しておくべきかなと。“卒業”記念に一度だけ、愛を叫ぼう。

夏の終わり頃から『8』『9』を見始めて、楽しみに『10』を待った。遅いスタートでした。
元々私好みのドラマではなかったのでスルーしていたのが、気付けば交代劇からこっちのブログや掲示板(ぶっちゃけ、ドラマ本編より余程ドラマティックでした)まで読み漁る日々。
卒業報道は、正直最初に感じたのは「なぜこのタイミング!?」という、悲しみや寂しさよりも憤りが先に立った。
発表当日は昼過ぎからTwitter、mixi、番組公式サイト、2ちゃん、pixivを巡回してたら一日終わってしまった!

そして迎えた『最終回』。
少し気分も落ち着いて、寂しいながらもシッカリ見届けようと見始めたんだけど。
寝てしまいました。
卒業回なのに!どーにもこーにも退屈で!!寒くて目が覚めたらニュースが始まってた!!!(風邪ひいたよ)
白状するとお酒入ってたけど。仕事明けで疲れも残ってたかもしれないけど。でも見直したけど、やっぱり…つまらん。また途中で寝た。
この内容90分がせいぜいでしょ。っていうか前半間延びの後半押せ押せ。いや本当は卒業とかどーでも良かったのでは。
プロットと言うかコンセプトは悪くなかったと思うのよ。
「プライドの高い二人が、追い詰められて絆を確認する」「相手の“絶対曲がらない正義”を自分を楯に折れさせる」「やっと心が通い合った矢先に引き裂かれ」…って、要約してると涙出ちゃうシチューエーション。でもなんかやっつけに見えてしまった。なんだか唐突な印象で。
3年分の連続ドラマを私は半年の駆け足で見てしまったから、感情的に着いて行けない部分があったのか、とも思うけど、少なくともあの開始1時間半余のグダグダっぷりは……青い空に真っ赤な風船とか、並木道を追い越すスポーツカーとか、どっかで見たような美しげなシーン重ねて……あああ。恨み言は言うまいと思ったのに。

でもってなんですかあの『悲恋物語』は!?人身御供?囚われの姫君?ったくホモ臭いドラマだぜ。
もうね、正直正義のあり方とか、どーでもいいの、私。神戸いじめんなや〜!!!(我ながら酷い…)いや神戸がキレたり泣いたりするのは好きだけど、それで終わりってどうなのよ。
なにモヤッとさせてくれちゃってんでしょうか。スッキリ終わりにさせてよー。
だいたい皆ナイーヴ過ぎますって。「あの人の大切な物を傷付けたから異動お願い」って、女子高生のバイトですか?
(辞職でなかっただけマシだけど)あの不快極まりない“十字架”とか必要だったのか?私にイヤな思いだけさせて、結局大した役割果たしてないし。クローンに会いたい云々はこじつけっぽいし。ってかストーカーに甘過ぎだしっ!
そうそう、クローンに関しては、私は未だに体外受精すら怪しんでいる身なので、いくらご贔屓の神戸君でも賛同できなかった。そんなモノ隠蔽しちゃダメでしょ。
どうせ生まれないだろうと思ったらこれも案の定で。いっそのことヒルコ様でも産み落としちゃうとか…できませんか、TVでは。

いつまでコレに付き合うの?と思ってtenを見ていた。「空気」なんて言われてと思いつつ、でも神戸の空気は良い空気(笑)。画面奥に端然と佇んでいてくれれば、退屈で冗漫な解説シーンも見ていられた。
最終回を迎える頃には、もうドラマに対しては本当に相性が良くないのだと諦め、にも関わらず登場人物にここまで思い入れをしてしまうのは凄い事だと再認識した。なんだか思春期に戻ったみたいな気分。
もうそんな熱い思いは経験できないと思っていたので、それは本当にありがたい、貴重な体験だったと思う。
短い期間なら尚のこと、もっと見せ場を作ってほしかったけど、それでも楽しい、幸せな数ヶ月間だった。
あの『神戸ウォーク』も、どの役でもやってくれるワケではないし、「すぎシたさん」って言いにくそうにするところとか、レザーコートの肩胛骨辺りがツヤッとしてる所とか、お名残惜しいです。おっさん6人とか集まってる中に雛人形みたいのが一人混じってる図も好きだった。作り笑いとマジ笑いの二段攻撃とか。食事中とても食べ物に集中してそうな感じとか。最初の地団駄は衝撃だった。どこの世界に語尾に「うふっ(ハート)」って付ける刑事がいますか(笑)。

あちこちで書き込みを見ると、スター・ウォーズになぞらえて「暗黒面に囚われたアナキン」なんて言われてるけど、旧シリーズ世代(世代の問題か?)の私的には「ジャバザハットに捕まったレイア姫」だな。そう言えば長谷川ってジャバ顔だし。R2D2は米沢さんだな。杉下さんはヨーダですね。
本来ストーリー的には、この続きを描かなくてどうするよ…と言いたいところだけど、正直もう、どうでもいいや。
モヤモヤな終わりで不満は残る(このドラマのファンはそこがいいんだと!やっぱり合わない、私には)けど、私は一緒に卒業する。
脇役は皆面白くて、みんな好きだったんだけど。主役(役柄も、演者も)が苦手ってのが致命的だわね。
あ、もし同窓会があれば、出席しますよ、無論。
そんな事より、もっと他の仕事が見たい。映画あたりで来ないかなぁ、面白い役。
神戸は大好きだけど、神戸を演じるミッチーは、時々(特に後半)窮屈そうに見えたし、かのドラマの番宣とかだとミョーにシッカリした真面目な青年(そうなんだけど)という印象で。やっぱり男性司会者の頭を抱えさせたり、女性と見れば手当たり次第ベイベー呼ばわりしたり、してて欲しい。そして一生、歌って踊っていて欲しい。
あのラストシーン、GT-Rから手を振る車中では、絶対「チャオ♪」って言ってたよな(笑)。
あーなんかもう、書いても書いてもまとまらないので、このへんで。







3/26
(月)

久しぶりに実家へ行って、持ち物の整理などしてみる。
長い事お世話になった皮コート、もういい加減ボロボロで、かなり前からそろそろ…と思っていたんだけど、いよいよお別れする決意が固まった。
で、そのまま棄てないのが私。ボタンと裏地と皮の綺麗な部分(殆ど無かった…)を切り取って再利用するので、初めて内側をちゃんと見た。
タグにイタリア国旗のマーク。あら、イタリア製だったの?と、良く読んでみようとしたら、「厳選されたイタリア製の○皮を使用しています」…○部分がかすれて読めない。
母と二人で虫眼鏡まで出して解読したが、牛でも馬でも羊でもない…もっと字画が多くて、下に点が四つ並んでる…「熊!?」と、母。
そうだ。
長年何の気無しに着ていた皮コートは、熊皮製だった!
ビックリ。

熊さんありがとう、長い間私を温めてくれて。
本当に貴方は暖かくて柔らかくて、いい匂いでした。お疲れ様。
あ、ちょっと涙目。

この夜、金星・月・木星が縦一列に並ぶのだと母が言って、二人でベランダに出て夜空を見上げた。
残念ながら、見た時刻が遅過ぎて、月が上に行ってしまい、一直線と言うよりくの字型になってしまっていたが、空は澄んでなかなか美しい光景だった。







3/27(火)

母と北鎌倉へ梅を見に行く。

乗り換えの逗子駅前で寿司を買ってお弁当にして、北鎌倉の駅のすぐ近くの東慶寺(駆け込み寺)へ。
山門の前から、白やピンクの花が覗き見られてワクワクした。
満開はちょっと過ぎたかな?という樹も多かったが、まだまだ充分見頃。
梅は花が可愛いだけでなく、枝振りも色々で楽しいし、何より香りがたまらない。
花粉症を発症した当初、「もう梅の花の香りも楽しめないのか…」と、それが悲しかったけど、全然そんな事は無かった、今年は殆どマスク無しで過ごしてしまった。……加齢のため免疫機能が衰えている?そんな説も聞いたな、老人はアレルギーが無いとか。まあいいや。

家を出た時は上天気だったのに、なんだか雲行きが怪しくなって来た。
日射しが無いとちょっと寒々しい中、境内の野外休憩所でお昼をいただく。焼き鯖寿司、good!
ちょうど仏像展もやってて、心惹かれたんだけど、空も心配だし今日は梅見が目的なので、先へ行く事に。
でも、途中の道筋で『吊るし飾り』の展示をやっていたので、寄り道して見学。
古民家らしき造りの、可愛らしい焼き物の並ぶお店で、二階はレストランらしい。焼き物の上には、様々な吊るし飾りが下がっている。猫、エビ、ウサギ、卵に龍に菱餅に纏(まとい)と、色取り取りで本当に楽しい。私吊るし物好きなんだよね♪
どうやらこの陶芸館以外でも、この時期は毎年、北鎌倉全体で吊るし飾りを飾って盛り上がるらしい。

もう少し歩いた先の、浄智寺
こちらも梅の名所と聞いて来たが、敷地が広いので東慶寺のように梅だらけ、という印象は無い。
でも、奥の方にある紅白の枝下梅は素晴らしかったし、椿、水仙、三椏等、他にも様々な花が咲き、見応えがあった。
そいいえばここは、夏の花も見事だったな、等と思い出しつつ。

北鎌倉駅へ戻る道筋に、ちょっと変わった椿の花が咲いていて、花好きの母が食いついていた(笑)。
『月光(がっこう)』という名だそうだ。おしべの先が白い花びら状になっていて、花の赤とのコントラストが美しい。
以前も入ったドッグカフェでお茶とケーキを頼んで、体重を気にする母が悔やむ程大きくて美味しいケーキにアイスクリームまで付いてるのを堪能した。

吊るし飾り展、こちらの写真が素敵です。『季節(いま)を求めて
今年はもう終わっちゃったけど、毎年やってるようなので、ご参考に。








3/28(水)

昨夜、部屋でよろめいた拍子に机の角にぶつけてしまって、肋骨が痛い。
やばい、ヒビくらい入ってるかも。わりと簡単に折れるって聞いた事があるぞ。
うーん、どうしましょ、ちょっと様子見。





3/31(土)

年末からやっていた『リレー小説』が、撃沈した。
最初から、なんじゃこりゃ、苦手分野、とは思ったものの、かえって一人では書けない、書かないモノの方が面白いかも、と前向きに取り組んでいた、つもりだったんだが。
どーにもこーにも、噛み合わず。
「そろそろ終わりにしませんか」と原稿メールに添えて送ったら「では今回で打ち切りに」と言って来た。向こうも飽き飽きしていたのか。

高校生の頃とか、楽しかったんだけどなぁ、他愛の無いリレー小説。でも完結はしなかったけど。
歳取って、頭が固くなってしまったのか、性別が違うのが壁になるのか……いや個人の相性の問題が大きいでしょうが。
まあでも、頓挫したとは言え、色々勉強にはなった、かも知れない。
こんなに通じないものなんだ、とか、自分が面白がれる範囲って狭いんだ、とか。SFと言うかファンタジー設定なんて一人ではなかなか立ち上げられないけど、(ストーリーはともかく)そういう場面や人物を書くのは楽しかった。格闘シーンとかも、単純に好き。
お遊び企画とは言え、ちゃんと生かしてあげられなかったキャラクター達に済まない気持ちでいっぱいだ。