正しいブラックホールのイメージ
正しいブラックホールのイメージ
2019/4/11


昨日、「ブラックホールの撮影に成功 世界初 一般相対性理論を証明」このようなタイトルで各メディアが取り上げています。
しかし、ブラックホールの解説は、未だに間違ったままなので、正したいと思います。



●ブラックホールは、「光も出られないほど重力が強い」というのは間違いです。

ブラックホールの外から見ると、光の速度は遅くなりますが、光はブラックホールの外に出られます。
間違いの原因は、「ブラックホール内では、時間と空間が同じ割合で伸縮する」ということを考慮してないためです。
詳細は「ブラックホールは存在しない」を見てください。



●重い星がブラックホールになる前の段階は中性子星ですが、原子核がつぶれると歯止めがなくなって、重い星は無限に小さくなってブラックホールになるというのは間違いです。

原子核がつぶれて、素粒子の塊になっても、無限に収縮することはありません。
なぜなら、物質が無限に収縮して、存在位置の範囲が無限小になると、運動量が無限大になるからです。
位置と運動量の関係を支配する不確定性原理は、数学的な真理であり、未発見の原理に置き換わることはありません。



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