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快適キャンプをめざしているとどうしても、グッズのこだわりにいきつく。 元々、キャンプを始めるに当たり、右も左もわからず、各種メーカ−の道具を値段と相談しながら一揃え買い求めたのである。不具合はなかったのだが、------- |
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実際に使用してみて、キャンプの楽しさとは別に、物欲かキャンプ場での不快が原因で、グッズへの不満が出始めて、雑誌などの情報収集を重ね、今ひとつランクアップしたグッズが欲しくなった。 そのときの基準が、@よりしっかりした商品への買い換えが多かった。(特にテーブル、テント、ペグ、クーラーボックス、シュラフ、ガソリンランタン)又、A機能性の良い商品も新たに欲しくなり、グッズのアイテムがどんどん増えていった。(ガビリングスタンド、水桶、焚き火台) |
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現在、個々のグッズについては、使用しているときは満足している(居住性良好)。でも、キャンプ場というフィールドは使用しているときだけではなく、車に積み込み、設営し、撤収するという作業が必ず伴う。そんなキャンプ全体の中で考えると、不満が出始めている。(B携帯性、軽量性) その不満とは、@個々のグッズがしっかりしている分だけ重量感があり、結果としてキャンプの快適さを少しずつ阻害はじめている。(重量感) Aあればあれば、これがあればとグッズを買い求め、キャンプ場に持参するグッズが増えてきて、車に搭載する量が増えてきて、その結果設営、撤収が苦痛に成りつつある。(C積荷性、コンパクト性) どうも、オートキャンパーの何人かは私だけでなくこの傾向があるようだ。 |
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先日、初めての千葉キャンパーズのオフ会があり、持参グッズの少ないシンプルキャンプを見たとき(私と正反対)、何か私の指向が間違っているような気がした。--------これはキャンプスタイルの違いかもしれない。〔H16.7.3〕 | ||
「キャンプは、不自由を楽しむものだ」ということを聞いたことがある。 それは、快適を求めることと正反対なのか。不自由を楽しむことは、なんにもないことではないが、必要最小限で楽しむことなのか。快適グッズを求めることは、かならずしも全体としてのキャンプというフィールドの中では、キャンプの快適さをイコールするものではないのかもしれない。 |
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そこで、私は混乱しながら、快適キャンプにはグッズの居住性、快適性もさることながら、軽量・コンパクトをも視野に入れたグッズの方が大切ではないかと考えはじめた。いや、キャンプにおける快適グッズとは、キャンプすべてにおいてキャンプの快適さを育て、補完するものでなくてはならないのではないか。そういう意味で、快適グッズとは、本人の決めたキャンプスタイルを快適にしてくれるものということができる。 それは、今現在私にとって居住性だけでなく、携帯性、コンパクト性、軽量性、機能性も兼ね備えたものである。〔H16.8.10〕 |
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もともと、快適グッズなる商品はあるのだろうか? 「快適」とは誰が決めるのだろうか。この道具は、購入した時点で快適グッズといえるものは存在しないのではないか。 「雑誌がこれがいいという。」「利用者の評価が高い。」 これが快適グッズ?。 いえいえ、グッズはキャンプというフィールドで使用して初めてその効果が出るもの。新しいグッズを購入すると早くキャンプで使用したいと期待する。それはそれでいい。その時点では例えば80%である。 その時々のキャンプにおいて、キャンプシーンを最適に過ごすため、より近づけるためのスタッフであり、使う方もその道具に思い入れ(愛着)を持って使い始めて「快適グッズ」といえるのではないだろうか。〔H17.4.16〕 |
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