HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION | |
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お気に入りのバス路線 B2 | ||
元朗~深圳口岸 | ||
乗車日:2008.2.17 | ||
記 者:[001] |
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香港新界の西北部と中国深圳(シンセン)の蛇口を結ぶ、新しい香港~深圳間のルートが2007年7月1日に開通した。 米埔湿地帯の西北西に広がる后海湾を長い橋で越える「深港西部通道」がそれだ。その開通の日に運転を開始したのがこのB2バス。しかも運行会社はランタオ島専門だったはずのNLBこと新大嶼山巴士。意表を突かれた感じです。 新界の昔からの大集落、現在ではニュータウンとなっている元朗の東端、元朗駅バスターミナルが始発。 発車後しばらくは元朗と天水圍の市街地内にちょこちょこ停まる。そのたびに、まったく普段着の人たちがヒョイっと乗ってくるのだ。天水圍駅のバス停を出るともう停まらず、急行バスの趣になる。 屯門に向かう9号公路の自動車専用線から途中別れ、西部通道に入る。標識によれば速度制限は100km/hのようだ。周囲は新界の荒野。そしてふわっと海に出る。 この西部通道は緩やかにS時にカーブして進む。斜張橋構造になっている箇所が2箇所。左手、西側には無数の養殖筏が見える。この橋は中央やや北寄りの海上に香港と中国の境界がある。もちろん橋上を疾走するバスからは何も分からぬまま通過する。建設費は境界を境に香港と中国で分担したというが、この橋は左側通行だ。中国式の右側通行にならぬまま中国深圳側の陸地に着く。 中国側の深圳市蛇口にできた埋立地上のイミグレーション地帯である、深圳口岸はすべて中国の領域だ。が、そこに香港側のイミグレーションがあり、香港公務員が香港の法律に従って仕事をしている。従来の境界、落馬洲~皇崗、落馬洲~福田、羅湖や沙頭角でも文錦渡でも、出入境事務はそれぞれの領域で行われていた。でもそれでは手間が2重にかかる訳で、ここでは中国側にまとめて巨大な出入境の建物を作ってしまったわけだ。だから、バスを降りてもまだパスポートは香港を出ていない。周りを見渡すと、香港の赤と緑のタクシーが客待ちをしている。イミグレ建物の香港側エリア内では、なんと携帯電話が香港通信会社の電波を受信している。 私が乗った普通路線バスのB2に加えて、香港と中国各地を結ぶ中距離バスもたくさん路線がある。香港出境のスタンプをパスポートに捺され、同じビル内を数十メートル進むと中国入境事務所。やはり、ポンとスタンプを捺されると中国空間に出る。 体育館のような大きな建物を出ると、広いバスターミナル。公安と呼ばれる中国警察官も目に付く。そして、突如広東語の通用度が下がる。そう、経済特区深圳市は中国中から人が集まっているのだ。そして、ここからは道路も右側通行。思わぬ方向から車が来るので注意! ★深圳口岸からの交通(次の方法が簡単で分かりやすい) 90番バス 世界之窗行き 終点世界之窗はテーマパーク また、そこは地下鉄一号線の始発駅もあり、香港側へ出られる「羅湖」や「皇崗」に行くことができる。 ★帰路は地下鉄で皇崗(福田口岸)へ出て香港MTR東鐵落馬洲や、地下鉄羅湖からMTR東鐵の羅湖から帰ってもいいし、地下鉄やバスで皇崗口岸へ出て、皇崗バスで香港へ戻ることもできる。 ●このバスは香港中国間を走るため、パスポートを持っていないと乗車できません。 |
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