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お気に入りのバス路線へ 南昌站~西區海底隧道~銅鑼湾(天后)
乗車日:2003.7.19/2004.8.28
記 者:[001]

大角咀臨時街市 九龍西側から香港島への西回りショートカット路線。運転区間も割りと短く、西鉄線ターミナルの南昌駅から大角咀(奥運駅)、佐敦道、AEL九龍駅から西区海底トンネルを経て香港島の上環、中環、湾仔、銅鑼湾と、ガイドブックに出てくる地名ばかりの便利な場所を結ぶ。運転間隔も12~18分と便利。

 2003年夏に乗ったのは開業前の九広西鉄南昌駅を見物に行ったときの帰り。まだガランとしたバスのりばから新しい二階建てバスに乗り込んだ。すぐに欽州街、茘枝角道、南昌街、大角咀道を次々曲がりながら深水埗や大角咀の古くて灰色の密集したビル群の中を走る。ここは香港で最も人口密度の高い地域だ。バラックのような大角咀臨時街市が車窓をよぎる。でも、ここってずっと以前から「臨時」の看板を掲げているけれど、臨時とそれ以外の差ってなんだろう?

 大角咀道を抜けると少し前までは海だった新しい埋立地に入り、風景は激変する。出来たての住宅団地西区海底トンネル地区を抜けていく。そして、一瞬佐敦道の旧バスターミナル付近の古い街を通ると、後は九龍駅を経て一気に海底トンネルだ。西区トンネルは片側3車線の快適な道。開通当時は通行料金が高くて不評だったが、今では通行量も増えている。

 トンネルの出口は西營盤。だが、これまた既存市街地海側の新埋立地にトンネル出口と道路を東西に振り分ける曲線が配置されているので、西營盤の街とは無関係にバスは走る。最初の停留所は上環のマカオフェリーターミナルだ。ここからは、干諾道、軒尼詩道を飛ばして東へ向かう。停留所間隔もやや長く、快速バスの気分だ。その分、降りそこなうとズレが大きくなる。香港島では往復で経路が違うので注意が必要。南昌站へ向かうルートは銅鑼湾で禮頓道、中環で徳輔道に入るため所々で南側にズレている。

注:九広西鉄は2003年時点の名称。2007年12月にKCRとMTRの合併により、現在では香港鐵路西鉄線。


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