香港巴士鐵路旅遊協會 HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION
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お気に入りのバス路線 269B
お気に入りのバス路線へ 天水圍市中心~紅磡碼頭
乗車日:2001.12.10
記 者:[001]
 この269B路線は2001年時点の記事です。2004年の九広西鉄の開通時にバス路線が整理統廃合され路線に変化が生じています。2006年現在269Bは元朗地区の経路が異なりますが、他は概ね記事の通りに運行されています。ここでは、当時のまま記載します。

 香港は新界西北部の新興大住宅地区天水圍から九龍の南東端、紅磡(ホンハム)まで突っ走る長距離バス。1998年の大欖トンネル開通により、新界西北と九龍が一気に近づいたときに設定されたバス。それまでは、新界西部の屯門を経由するか、山越えの峠道を通るしかなかったのだ。
 私は新界の湿地地区を見たくて九広東鉄(当時、現MTR東鉄線)の上水駅からバスを乗り継いでの湿地見物の後、昔からの街元朗で晩い飲茶をした。元朗の通りで九龍に行くバスをさがしていて、たまたま乗ったのがこの269B。

3号公路の凹頭辺り風景 天水圍から元朗までは小刻みに停車してお客を拾ってきたが、元朗を出ると一気にスピードが出る。それもそのはず、元朗を出ると青朗公路のハイウェイに乗ってしまうし、周囲は荒地と緩やかな山しか見えなくなる。まったく、香港というコトバからイメージする風景とはかなり異なる。ぐんぐんスピードを上げ大欖トンネルへ突入。南に向かうトンネルは3.8km。単調な騒音が車内に響く。トンネルを抜けると、すぐ汀九橋で海を渡る。繊細で美しい斜張橋だ。その先は青衣。と言っても、この島の大半はトンネルで通る。トンネルを抜けると直ちに海上だ。藍巴勒海峡橋を渡ると、葵涌のコンテナターミナル地区。
 
 すぐに3号公路青葵公路+西九龍公路と連続するハイウェイ。一気に九龍を南下。ハイウェイを快走するのだから、バス停などある訳が無い。元朗そして大欖トンネルを抜けてから尖沙咀まで無停車だ。やっと、バス停が見えるのが広東道に入ってから。もう、人々が溢れる尖沙咀の大通りだ。なにか、空から地平に降りてきたような気がする。スターフェリーのりば少し手前の、新港中心で下車。このバスはバス停間隔が長めなので、降りそこなうと意外なほど先に行ってしまう。
 このあとバスはく梳士巴利道、漆咸道南を経て紅磡のフェリー乗り場まで進む。

 【写真:3号公路、元朗を抜けるとすぐ荒涼とした風景となる。大欖トンネルはもうすぐ。】


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