HONG KONG PUBLIC TRANSPORT TOURISM ASSOCIATION | |
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お気に入りのバス路線 2 | ||
尖沙咀〜蘇屋 | ||
乗車日:2005.3.7 | ||
記 者:[014] |
香港島の中環や灣仔から天星小輪・スターフェリーで尖沙咀に上陸すると、まず目の前に飛び込んでくるのが、行先別にいくつものアイランドを設けた、いかにも香港という感じの広大なバスターミナルだ。しかし残念なことに、フェリー路線の減少とともに、フェリー埠頭に隣接する大規模なバスターミナルも少なくなってきている。片や中環側のバスターミナルは隣接する交易廣場ビル内などに「入居」してしまい、スターフェリー埠頭前から出るのは、ピークトラム駅へ行く新巴15Cなど数本に過ぎない。 尖沙咀でフェリーを降りてさらに、佐敦、油麻地、旺角といった香港を代表する繁華街へ北上したい時には、MTR・地下鉄を利用するのも1つの手だが、少し面倒なことに、埠頭からMTR尖沙咀駅までは、少なくとも5分の徒歩を強いられる。MTRが海上交通とのリンクなどお構いなしに作られているのだから仕方ない。もちろん、ペニンシュラホテルのアーケードや、廣東道・北京道沿いの店などを冷やかしながら駅まで歩くのもまた楽しいが、すぐにでも移動を開始したい向きには、目の前のバスに乗ってしまうのが手っ取り早い。MTRの駅よりもこまめに停車するので、目的地に近いところで降りられるのも魅力だ。 九龍のメインストリートだけあって、彌敦道を南北に走る路線はさすがに数多い。尖沙咀〜旺角間を結ぶものをざっとあげただけでも、KMB・九巴の1、1A、2、6、6A、9といった系統が思い浮かぶのだが、その中でもなぜか好きでよく利用するのが、九巴2系統である。 |
理由1:スターフェリーを降りて一番近いアイランドから発車する。
理由2:他の路線に比べて運賃が4.3香港ドル(注:空調バスの場合)ともっとも安い部類。
理由3:運転頻度が高く、次のバスがすぐやって来る。
理由4:「蘇屋」というこのバスの行先が、店の屋号みたいで謎めいていて何となく気になる。
極彩色の看板の下を次々にくぐり抜けるスリルを満喫 | 「九巴服務 日日進歩(九龍バスのサービスは毎日進歩しています)」のキャッチフレーズどおり、いつしか車内にテレビが設置されており、香港版「クイズ・ミリオネア」を放送中だった。彼は香港の みのサン!? |
尖沙咀のバスターミナルには、それぞれの乗り場に、系統番号・行先・次のバスの発車時刻などが表示されるディスプレイがあるので、もし待ち時間が長くなるようだったら、他の系統のバスを選ぶこともできる。 彌敦道・尖沙咀〜旺角間のバスの旅については、他でもいろいろ紹介されているので詳細は略すが、尖沙咀北部の九龍公園脇を除くほぼ全区間で、彌敦道に突き出した横長の看板の下をすり抜けるスリルを楽しめる。やはり2階席最前列が面白いだろう。 さて、このバスの行先・蘇屋は、MTR長沙灣駅のやや北に位置する集合住宅群、らしい(まだ足を踏み入れたことがないので詳しくはわからない)。九巴2系統ファンとしてはいつの日か、「蘇屋」で何を売っているのか、いや、どんな場所なのか、この目で確かめてきたい。 |
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