コピーレフト(CopyLeft)、派生プログラム
■チェック用語
・コピーレフト(CopyLeft)
ソースコードを改良したら、元と同じ条件で必ず公開するという
ライセンスの条件です。
コピーレフトが含まれているライセンスでは、ソースコードを将来に
わたってオープンソースにする必要があります。
コピーレフトは、Linuxカーネルや GNUプロジェクトに適用されている
GPL/LGPLに盛り込まれていますが、
すべてのオープンソースライセンスに盛り込まれているわけでは
ありません。
コピーレフト(CopyLeft)は、著作権(CopyRight)の著作物を私物化
するのに対して、ずっと自由なままにしておくという意味で、Leftと
名付けたものです。
・派生プログラム
コピーレフトで改良した新しいソフトウェアのことです。
どのような作業を派生プログラムとみなすかは、
オープンソースライセンス毎に違っていて、ライセンス条件の中で
定義されています。
■補足
Linux(リナックス)は、場合によって3種類の範囲をしめすときに、
「Linuxカーネル」、「GNU/Linux」、「Linuxディストリビューション」と
いう言い方が使われます。
「Linuxカーネル」というのは、Linuxの生みの親、リーナス・トーバルズ氏
を中心とした Linuxカーネルコミュニティが開発している部分です。
「GNU/Linux」というのは、Linuxカーネルで動くライブラリとかプログラム
のコンパイラといったGNUソフトウェアと呼ばれるものです。
シェルとかコマンドも、この中に入ります。
「Linuxディストリビューション」というのは、
アプリケーションソフトウェアで、インストーラ、フォント、データベース
ソフト、開発ツールなどです。
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