JIS C 6220、JIS C 6226
■チェック用語
・JIS C 6220(JIS X 0201)
日本語には、カタカナがあり、ISO646では対応できなかったため、
独自の方法でカタカナだけを規定した「JIS C 6220」が
1976年に開発されました。
この規定書の中には2種類の文字コードが規定されています。
1)ACSIIと同様に7ビット構造のままで、ASCIIの
アルファベット部分をすべてカタカナに入れ替えた文字コードです。
ローマ字についても同時に規定され、「SO(Shift-Out)」と「SI
(Shift-In)」という2つの制御文字を用いて、ローマ字とカタカナを
切り替えながら利用します。
2)ASCIIを8ビット構造に拡張して、前半部分はほぼASCII
のままとし、拡張した後半部分にすべてのカタカナを収録した文字
コードです。
「SI」、「SO」による切り替えは不要です。
JIS C 6220は、その後のJIS全体のグループ変更に伴い、
「JIS X 0201」という規格書番号に変更されました。
・JIS C 6226(JIS X 0208)
ひらがなと漢字を扱うために1978年に開発された文字コードが、
「JIS漢字コード」、すなわち「JIS C 6226」です
2バイトで1文字をあらわす仕組みが開発されました。
漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字、ギリシャ文字、記号などが規定
されています。
・JIS X 0202
データ文字列の途中に制御文字「ESC」と、それぞれの文字コードを
あらわす規定の文字列を挿入することによって、それ以降の文字コード
が1バイトのアルファベットやカタカナが、あるいは2バイトの漢字や
ひらがなに切り替わる方法が採用されました。
この制御文字をエスケープ・シーケンスと呼び「JIS X 0202」
として規格化されています。
エスケープ・シーケンスで文字コードを切り替える方法は、
「ISO2022」として国際的に規格されていて、
「JIS X 0202」もこれに準拠しています。
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