皮内注射、皮下注射、筋肉内注射
■チェック用語
・注射部位
部位(ぶい)は、部分、場所のことです。
注射する場所によっても、注射の方法はかわります。
外側から内側に向かって「表皮」「真皮」「皮下組織」「筋肉」
となっています。
「表皮」と「真皮」の間に注射する「皮内注射」、
「皮下組織」に注射する「皮下注射」、
「筋肉」内に注射する「筋肉内注射」などがあります。
・皮内注射
皮膚のすぐ下(表皮と真皮の間の皮内)に薬を注射する方法です。
主として診断の目的に使われます。
ツベルクリン反応、アレルゲンテストなどです。
・皮下注射
皮膚と筋肉の間にある皮下組織と呼ばれるところに薬を注射する方法です。
薬は注射部位の毛細血管から吸収され全身にいきわたります。
薬の効きは皮内注射以外の注射方法よりやや遅く、効きが長いのが特徴
です。
ワクチン、インスリンなどです。
・筋肉内注射
筋肉内に薬を注射する方法です。
筋肉は、皮膚と皮下組織の下にあるため、長い針を使います。
皮下注射よりも吸収が速く、皮下注射では局所刺激(痛みなど)が
強い薬を注射するときに行われます。
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