XML
■チェック用語
・XML(Extensible Markup Language)
W3Cよりインターネットの標準として勧告されたメタ言語です。
XMLの起源となった仕様は、ISOによって制定された
SGML(Standard Generalized Markup Language)という、
文書の意味構造を記述するための言語をもとに策定されました。
・メタ言語
言語をつくる言語です。
・XML文書(XML Document)
XMLによって作られた言語を用いて作成された文書やデータのこと
です。
テキストファイルとして作成されます。
テキストファイルなので、メモ帳で簡単に中身をみることができます。
XML文書の最小単位である個々のパーツを「要素(エレメント)」と
呼び、前後に、どんなデータなのか(意味や属性)を「タグ」を使って
記述します。
タグ付けすることを「マークアップ(Markup)する」といいます。
HTMLでも「タグ」を使って記述しますが、HTMLでは決められた
「タグ」を使用するのに対して、XMLでは、自分で定義した「タグ」
を使用できます。
・W3C(World Wide Web Consortium)
ダブルスリーシー、ダブルサンシー
WWW(World Wide Web)で使用されるさまざまな技術標準を定める
組織です。
HTML、HTTPなどの仕様もここで制定されました。
W3C
・勧告
仕様の策定が終了し、W3Cが正式な仕様として認めることです。
仕様は、草案(ドラフト)から、勧告候補、勧告案、勧告へと段階を
へて策定されます。
勧告されてからも、バージョンアップは続きます。
勧告(REC:Recommendations)
勧告案(PR:Proposed Recommendations)
勧告候補(CR:Candidate Recommendations)
草案(ドラフト)(WD:Working Drafts)
■補足
インターネット上の標準を定める組織としては、
IETF(The Internet Engineering Task Force)があります。
こちらはRFC(Request for Comments)という一連の文書を発行して、TCP/IPの
ようなインターネットそのもののインフラとなる規定を扱います。
W3Cはその上で利用されるWWWに関連する規定(HTML、HTTPなど)を中心に扱って
います。
[ Index ]
[ Home ]