麻薬、向精神薬
■チェック用語
・麻薬
中枢神経に作用して精神機能に影響を及ぼす物質であり、依存性があり、
乱用された場合の有害性が強いとされるものです。
「麻薬及び向精神薬取締法」において、モルヒネ、コデイン、コカイン
などが厚生労働大臣より指定されています。
・向精神薬
中枢神経系に作用して精神機能に影響を及ぼす物質のうち、依存性があり、
かつ乱用された場合に有害性が麻薬、覚せい剤より低いものをいいます。
「麻薬及び向精神薬取締法」において、バルビタールなどの睡眠薬、
ジアゼパムなどの精神安定剤、ペンタゾシンなどの鎮痛薬などが
厚生労働大臣より指定されています。
向精神薬は、乱用の危険性や医療上の有用性の程度から、
第1種、第2種、第3種、に分類されます。
第1種および第2種では、譲渡や譲受および廃棄などに関する記録を
保存することが義務づけられています。
保管については「医療従事者が実地に盗難の防止に必要な注意をして
いる場合以外は、鍵をかけた設備内で行うこと」とされています。
・麻薬及び向精神薬取締法
「麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡し等について必要な
取締りを行うとともに、麻薬中毒者について必要な医療を行う等の措置を
講ずること等により、麻薬及び向精神薬の濫用による保健衛生上の危害を
防止し、もつて公共の福祉の増進を図ること」(第1条)を目的として
います。
麻薬、向精神薬を指定、届け出や管理方法、輸入・輸出等について、
また、麻薬中毒者の届け出、診察、審査、措置入院等について定めて
います。
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